世界が注目する実力派バンドTHE ROSEが、昨年10月の1st SHOWCASEから3ヶ月足らずで再び日本に来日、2月20日(水)東京・下北沢GARDENにて『2019 THE ROSE TOKYO LIVE [ Do you hear me?]』を昼夜2公演で開催した。
前回はSHOWCASEということで、MCを交えてのトークコーナーなどもあったが、今回はTHE ROSEの音楽をたっぷりと楽しめるライブのみの構成。日本での1st SHOWCASE後、昨年11月にはヨーロッパ9都市ツアーを回ってきたという彼らの成長も感じられるライブとなった。
この夜公演の模様をお届けします!
前回のSHOWCASEでは、初お目見えということでかっちりとした衣装でキメていた4人だったが、今回のステージはカジュアルなバンドマンらしい装いで登場。
まずは最新アルバム『Dawn』から『I Don’t Know You』を披露し、一気に熱気が増す会場。
そして『Candy (so good)』で畳み掛け、The 1975のカバー曲『Sex』まで歌うと、大歓声の中、「こんばんは、THE ROSEです。」と日本語で挨拶。
「私はウソンです。リーダーとボーカルとギター・・・、ウソンでした。」
「私はドジュンです。ボーカルとキーボードとアコースティックギターです。」
「私はベースのジェヒョンです。」
「私はドラムを担当しているハジュンです。」
と、まだたどたどしいながらも、一生懸命日本語で自己紹介すると、ハジュンが「担当している」という日本語を使ったことに「すごい」「天才」と感心するメンバーたち。
日本語と韓国語で話しながら、「また会えてうれしいです。」とドジュンが何とか日本語を形にすると、次の曲紹介も韓国語と英語を織り交ぜ四苦八苦。
最後はファンの助けで日本語で「不眠症」と言うことができると、『불면증(Insomnia)』へ。
続けて『욕심(greed)』を披露し、ONE OK ROCKのカバー曲『Heartache』ではウソンが独特なビブラートの効いた声で切なく歌い上げ、その世界に引き込んでいく。
次の曲『I.L.Y.』に行く前に、「次の曲は愛の歌です。全部愛しているという歌なので、一緒に“愛”を歌ってみましょう。」と言ってドジュンがキーボードを弾き始め、全員で「♪I love you~」と歌う練習がスタート。途中で「日本語バージョン」と言って、「♪愛してる~」とウソンが歌うと、これが思った以上にしっくりきて、メンバーたちも気に入った様子。
本番でもウソンは「♪愛してる~」と歌い、会場もきれいな声で一緒に歌い、素敵なハーモニーが生まれた瞬間だった。
「悲しい歌を歌いましょうか。みなさんの持っているパワーで『♪ウォウォーウォーウォ』と歌わなくてはいけませんよ。」というウソンの言葉に応えて、『Take Me Down』は大合唱でスタート。
熱い演奏で、会場からも大きな歓声が起こった。
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