韓国で8月5日に公開され、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を抑えて初日1位の動員を記録し、さらに韓国歴代2位の動員を果たした『国際市場で逢いましょう』の記録をしのぐ、3日間で100万人を超えるといった快挙を成し遂げた、リュ・スンワン監督最新作『ベテラン(原題)』。現在、公開から1ヶ月で早くも動員1000万人を超え、大ヒット爆進中の勢いを受け、この度、CJ Entertainment Japan配給にて、邦題を『ベテラン』とし、12月12日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開することが決定した!
韓国公権力の腐敗や汚職、事件の捜査過程の裏側を生々しく描き二転三転するラストで観客を驚愕させた『生き残るための3つの取引』。北朝鮮のスパイ夫婦の悲哀を壮絶なアクションで綴り、韓国スパイアクション最高の動員記録を打ち立てた『ベルリンファイル』。先が読めないストーリー展開とリアルなアクションで常に観客を圧倒してきたリュ・スンワン監督が本作で描くのは、触れてはいけない韓国最大のタブー、財閥の横暴。『ベテラン』は政府さえ金の力で動かす大財閥と、悪は絶対許さない武闘派“ベテラン”刑事率いる5人の個性派広域捜査隊チームの対決を描いた活劇アクションだ。
香港映画のような肉弾アクションとコミカルで軽快な展開でありながら、財閥の裏側を描き韓国社会を一刀両断するダイナミックなアイディアは既存の韓国映画の概念を超える興奮を与えてくれる。勝てるはずのない巨大権力に一発逆転を狙って正義のために立ち向かう広域捜査隊の痛快で爽快な活躍は、あなたの心を熱くする!
金はなくても“刑事としてのプライド”だけは失ってはいけないと、正義感溢れる武闘派のソ・ドチョル。誰もが恐れる相手でも信じた道を突き進みがむしゃらに戦う“ベテラン刑事”を『国際市場で逢いましょう』での熱演と大ヒットで、名実ともに韓国最高の俳優となったファン・ジョンミンが演じ、リュ・スンワン特有の体を張ったアクションで今までにない姿を見せてくれる。そして、金と権力で唯我独尊の放蕩財閥3世のチョ・テオを演じるのは、人気実力ともにナンバーワンの若手俳優であるユ・アイン。ドラマ「トキメキ✩成均館スキャンダル」「密会」や映画『ワンドゥギ』など清々しい青春の代弁者のイメージが強いユ・アインが初の悪役に挑戦しているのも見どころの一つだ。また、5人の個性あふれる広域捜査隊をまとめる“オ チーム長”に『国際市場で逢いましょう』でもファン・ジョンミンとタッグを組んだオ・ダルスが演じ、再び最高のバディとして物語を沸かしている。また、『パイレーツ』『タチャ~神の手~』など名バイプレイヤーとして活躍し続けるユ・ヘジンが、テオの右腕で参謀でもある冷酷なチェ常務を演じている。その他にも、韓国を代表するトップモデルのチャン・ユンジュがスクリーンデビューを果たし、『サニー 永遠の仲間たち』「ラブレイン」のキム・シフが広域捜査隊の若手刑事を演じ話題を呼んでいる。
『ベテラン』韓国での動員数1000万人超えての感謝コメント
―リュ・スンワン監督―
『ベテラン』を愛してくれて、応援してくださった観客の皆さん、本当にありがとうございます。
そして今も変わらずに、また新しい現場で自分の仕事を一生懸命頑張っている‘ベテラン’スタッフと俳優たちにこそ、みなさんからの拍手を届けたい。私だけではなく、『ベテラン』を作りあげたすべての俳優とスタッフの代わりにもう一度、感謝の言葉を伝えます。
―ファン・ジョンミン―
『ベテラン』の撮影は本当に楽しかったし、こんなにたくさんの観客の皆さんにも、一緒に(映画を)楽しんでいただけたようで、本当に、本当にありがとうございます。これからも素敵な姿で皆さんに恩返しができればと思います。
―ユ・アイン―
昨年の夏に撮影をした『ベテラン』が1年経った今年の夏、観客のみなさんとの素敵な出会いを通して、このように完成したと思います。全国民的な怒りを買うような(ユ・アインが演じた)チョ・テオというキャラクタ―を演じて個人的にもっていた不満も、観客のみなさんから愛していただいたことで、きれいに洗い流すことができました。1千万人という数字に安堵することなく、今後も俳優として挑戦し悩み続け、みなさんが送ってくださった愛に恩返しできるように最善を尽くします。
《story》
犯罪の匂いを嗅ぎ分け、悪党はぶちのめす武闘派ベテラン刑事“ソ・ドチョル”(ファン・ジョンミン)。勝負師“オ チーム長”(オ・ダルス)、スタイル抜群の紅一点“ミス・ボン”(チャン・ユンジュ)、肉体派“ワン”(オ・デファン)に、末っ子刑事“ユン”(キム・シフ)まで曲者揃いの特殊強力事件担当、広域捜査隊。長い間追ってきた国際詐欺集団を捕まえ、昇進に浮かれていたドチョルは、あるパーティーで財閥3世“チョ・テオ”(ユ・アイン)と出会う。テオに犯罪の匂いを嗅ぎとったドチョルは、“罪は犯すな”と警告するが、まもなくテオの同族会社シンジンブ物産で社員が遺書を残し飛び降り自殺を図る。ドチョルはこの不審な自殺の裏にはテオが絡んでいると疑い、一人捜査を始める。しかし、相手は韓国政府にさえ影響力のある大財閥。警察上層部からの圧力などもあり捜査は打ち切りを迫られるが、ドチョルの執念にチームは一丸となり事件の核心に迫っていく。迫り来る捜査の手に、テオは金と権力を使い、あざ笑うかのように悠々と包囲網から抜けていくのだがー