韓国ミュージカル俳優1世代であり、依然として旺盛に活動している中堅女優チョン·スギョンは、いつかのインタビューで後輩たちに聞かせてあげたいアドバイスに「舞台に対する畏敬の念を持ってほしい」と話した。
「舞台は誰でもむやみに立つことができるところではなく、唯一の資格を得るために努力した者だけが立つことができる「区別された」場所だ。」
チョン·スギョンは「最近、舞台をカジュアルに思っている俳優たちもいるようだが、本当に舞台を考えるなら、最善を尽くし畏敬の念を持たなければならない」と指摘した。これとともに、「ステージに上がった俳優は誰よりも楽 しむことができなければならない」、そして最善を尽くして楽しむ俳優こそ観客の愛を受ける資格があると強調した。
ここにピッタリな俳優がいる。キム·ジュンスだ。彼にとって、ミュージカルの舞台は、畏敬の対象であり、恩返しの場所だ。
キム·ジュンスは去る2010年韓国初演した「モーツァルト!」でミュージカル舞台にデビューして以来、これまでいくつかのインタビューで「私を誰も振り向いてくれない時に受けいれてくれたところがまさにミュージカルだった。ミュージカルは困難な状況の中、私が活動できるようにしてくれて、非常に多くの勇気を与えてくれた」とし、音楽の心を伝えた。
いくつかの苦難を経験する中で大衆の前に、初めて立ったステージがミュージカルであり、そのような音楽に感謝の気持ちを返して最善を尽くしてきた。
「モーツァルト!」 「天国の涙」「エリザベート」そして前作「ディセンバー」に至るまでのライセンスと創作ミュージカルを行き来するフィルモグラフィーを積んで来て、観客を一度も失望させない熱演を繰り広げてきた。
これは、彼の非凡な実力と天才的な感性に起因することもあるが、常に作品におされず、相応の舞台を見せてくれるのが自分の役割だと思っている謙虚で誠実な人柄から起因していると見るのが正しい。
ミュージカル初舞台に上がった2010年1月26日世宗文化会館大劇場で持っていた初心を忘れず、依然として毎作品ごとに自分の力量を広げていくために努力する姿勢が今も毎公演を全席完売させるチケットパワーで証明されているのだ。
そんなキム·ジュンスが、新作ミュージカル「ドラキュラ」(プロデューサー新春数、演出デビッド·スワン)でカムバックする。
国内では初めてお目見えする作品である。
前作「ディセンバー」で純粋で最高の純真な愛を描き出した彼は今回の作品でタイトルロール「ドラキュラ」を引き受けて強烈に胸が痛む不滅のラブストーリーをこなす予定だ。
作品は1987年に発表されたブラムストーカーの同名小説をモチーフになった。
死を超越したドラキュラ伯爵の愛を込めた、美しく魅力的なストーリーにフランクワイルドホーン特有の甘さながらも、壮大なメロディーが重なる。
彼が演技する「ドラキュラ」は、前世紀に渡って最も有名で、拒めない魅力を持った強烈にセクシーで、情熱的であり、自信に満ちた人物である。
激しい怒りと猛烈さを持つのに対し、傷や柔らかい心、悲しみを同時に持っているキャラクターだ。
ここまで聞いても、彼とキャラクターのイメージが完璧なシンクロ率に合致する。
「拒否できない魅力」「力強さ」「セクシー」「情熱」「自信」「怒りや不道徳」「傷や柔らかい心」「悲しみ」など、芸能界デビュー以来、過去10年間、数多くの舞台でキム·ジュンスは、このような感情を上手く完全にこなし表現してきた。
今回の作品ではどのような姿を創造しこなしていくのか、今から胸のときめきと興奮が交差する。
彼は先立って公開されたコンセプト写真で女心を揺さぶるカリスマに期待感をさらに増幅させた。
「ドラキュラ」というキャラクターに対して一般的によく想像するのは、冷徹で強烈な印象の後に運命的な愛のために吸血鬼の生活を選択した悲しみが共存する目の色を同時に表現する。
チョン·スギョンが言及したように、ステージの本当に畏敬の念を持つ俳優、その舞台に上がるための資格を得るためにいつも最善をつくす俳優、それでいて爆発的なエネルギーで舞台を楽しむことができる俳優なので、観客の愛を受けるに十分な資格がある俳優。キム·ジュンスの「ドラキュラ」が迫ってくる。
ミュージカル「ドラキュラ」は、2回のプレビュー(7月15,16日)の公演を経て、来る17日から9月5日まで芸術の殿堂オペラ劇場で公開される。キム·ジュンスは今回の公演でも、彼の選択が正しかったことを証明することだろう。(WOWSPORTS)
チョン·スギョンさんから、認められるジュンスすごいです。
ドラキュラのチケットも、完売しているようで、相変わらずなチケットパワー。
公演、期待ですね。どんな姿をみせてくれるか、楽しみです