日本でも2020年の流行語大賞に選出されるほどの大ブームとなったドラマ「愛の不時着」に出演し、そのユニークなキャラクターで人気を集めた俳優ヤン・ギョンウォン。そんな彼が12月5日、自身初となるオンラインファンミーティング「YANG KYUNG WON 1st ONLINE FANMEETING」を開催し、Twitterではイベントのハッシュタグ「#YangKyungWon_1st_FM」がトレンド入りするなど熱い盛り上がりを見せた。
この日韓国から生配信で行われたイベントは、生歌からのスタート。韓国でも多くの歌手にカバーされ人気の高い中島美嘉の「雪の華」を日本語で歌唱。ミュージカル出身ならではの歌唱力でスタートからファンに感動を与えた。最初は緊張した面持ちだったが、しばらくすると緊張もほぐれ、身振り手振りでトークをするなどサービス精神旺盛な姿を見せた。
イベント冒頭では、知られざるこれまでの俳優そして人間ヤン・ギョンウォンに迫り、秘蔵写真を見な
がら俳優を志したきっかけや劇団員として活動していた思い出などを語った。またプライベートでは趣味のサイクリングや釣りの話をして、ドラマの役柄とは全く異なる一面を見せた。
続いて、気になるドラマ「愛の不時着」についてのトークでは、ヤン・ギョンウォン自身がリ・ジョンヒョクやユン・セリ、第5中隊メンバーたちとの名場面をセレクトし、撮影時のエピソードや共演者との思い出などを振り返った。またここでゲストとして第5中隊の末っ子クム・ウンドンを演じたタン・ジュンサンが登場。劇中と変わらぬ仲の良さを見せ視聴者を喜ばせた。さらにキム・ジュモク役のユ・スビン、パク・グァンボム役のイ・シニョンからはビデオメッセージが届き、ドラマファンを熱狂させた。
また、ピョ・チスの名言を振り返るコーナーでは事前に投票で選ばれた名台詞トップ5をその場で再現。これまでの穏やかな姿から一瞬にしてピョ・チスになり、抜群の演技力を発揮した。また1位に選ばれた台詞「ユン・セリへ向けた歓送詩」は日本語でも披露し、日本の視聴者への思いやりを見せた。
後半の「ヤン・ギョンウォンの誤解と真実」のコーナーではなんと、サプライズで俳優ソン・ジュンギが登場。事前に知らされていなかったというヤン・ギョンウォンは「本当にびっくりしました、今日は撮影していると思っていた」と驚きを隠せない様子。二人はドラマ「アスダル年代記」で共演し親交を深め、現在は同じ事務所に所属。来年放送予定のドラマ「ヴィンチェンツォ(原題)」でも共演する。仲の良い同僚俳優の登場にすっかり緊張が解けた様子で、ヤン・ギョンウォンのイメージについてアンケート結果を見ながらトークを繰り広げた。二人のプライベートエピソードやソン・ジュンギの日本語など、思いがけない貴重なやりとりにコメント欄やTwitterでは熱い反応が見られた。
そして視聴者プレゼントをかけたミッションでは、自称射撃の名手だったピョ・チスにかけて射撃に挑戦。結果に応じてドラマにも登場したぬいぐるみがプレゼントされることになった。さらにヤン・ギョンウォンから視聴者へ日本語での自作の詩のプレゼントもあり、ピョ・チスを愛してくれた日本のファンたちへ感謝を伝える、感動的な内容となった。
最後は「皆さんのおかげで今日はとても素敵な思い出になりました。コロナ禍で大変な状況ですが皆さん健康に気をつけて、次に会うときは元気な姿でお会いできればと思います」と挨拶し、「愛の不時着」のOST「Give You My Heart」を情感たっぷりに歌い上げた。
受け答えの一つ一つやゲストとの関係を見ても人柄の良さが溢れ出るヤン・ギョンウォン。SNS上ではそんな彼の姿に、終始ファン達からの熱い反響が寄せられ、自身初のオンラインファンミーティングは大盛況のうちに終了。次回は対面でのイベントができる日が早く訪れることを期待したい。