今年4月にソロ初となるアルバム『Fancy』を韓国で発表したB.A.P出身のヨンジェ。昨年は、ウェブドラマ「キム・スル天才(原題)」にも出演し、活躍の幅を広げているヨンジェが、ソロとして初めての来日ファンミーティングを6月8日(土)東京・マイナビ赤坂BLITZで開催した。
この昼公演の模様をお届けします!
オープニングの映像が流れた後にヨンジェが登場すると、まずはアルバム『Fancy』からタイトル曲『Another Night』のパフォーマンス。
日本のファンに初めて見せるステージということで、少し緊張気味にも見えたが、歌い終えると歓声を煽り、「みなさん、こんにちは~!ヨンジェです。本当に会いたかったですよ。お元気でしたか?」と流暢な日本語で元気に挨拶。
ここでMCの古家正亨も登場し、改めてヨンジェが「みなさん、本当に本当に会いたかったんです。今日、ヨンジェの初めてのソロファンミーティングですが、たくさんのみなさんが来てくれて、本当に感動しました」と、新たな門出を一緒に祝ってくれるファンに感謝の気持ちを伝えた。
ここからは本格的にイベントがスタート。
まずはトークコーナーでソロデビューアルバムなどについての話題が語られた。
ソロとなってから日本でファンミーティングを行うのは初めて、というヨンジェ。
やはり「本当に緊張しています」と話す通り、かなり緊張している様子で、「B.A.Pじゃなくて、ソロのファンミーティングだから、今日、日本のファンのみなさんには初めてステージを見せてあげるから、それもドキドキしながら緊張しています」と、その思いを明かす。
また、最初に歌った『Another Night』は、日本のステージでは初披露ということで、「日本のファンのみなさんに、早く見せてあげたかったんです。みなさんが喜んでくれて本当にうれしいよ」と喜びを伝えると、古家からカッコよかったと褒められたヨンジェは、茶目っ気たっぷりに「僕が歌ったから(笑)」とひと言。
曲のコンセプトについて聞かれると、「すごく聴きやすい曲です。みなさんが、ずっとよく聴いてくれると思いますが、そうしてくれますか?」とファンに逆質問。会場の「はい!」という声にうれしそうなヨンジェだった。
ダンスのポイントについて聞かれると、「(手振りをつけながら)パタパタ、この部分がポイントです」とかわいく解説。もう一度見せて、というリクエストに応えると、会場からは歓声が上がった。
ソロアルバム『Fancy』のタイトルについては、「“Fancy”という単語の意味はふたつあります。ひとつ目が“何か欲しい”という意味があって、ふたつ目の“異性に惹かれる”という意味が僕は気に入って、(アルバムタイトルが)決まったんです」とのこと。
真っ赤なアルバムジャケットも、「赤の色が1回見たら目に入るから、インパクトがあるから“Fancy”という単語と似合うと思うので」ということで赤になったそう。
ここで目ざとい古家が「ロゴも好きなんです」と言うと、ヨンジェも「僕も好きです。まだロゴの意味を言ったことがないですが…」とその意味を初披露。
“〇”はヨン、“ZAE”はジェを表していて、本来ならばジェの部分は“JAE”となるはずだが、「ZはZEROからまた始まるという意味が入っている」と、ロゴに込めた思いを明かした。
また、古家から「どの曲も大人が聴いても最高にクールなアルバム」と絶賛されると、「このアルバムの中で『Gravity』という曲と『Another Night』、どちらの曲をタイトル曲にしたらいいかな、とずっと考えて、聴きやすい方がいいんじゃないかと思って決まったんです」とタイトル曲の選定にも悩む程、本人も満足な仕上がりのアルバムだと明かした。
ここからは、LAでのアルバムジャケット撮影時の写真を交えてのトークへ。
撮影時は、3月のとても天気が良い日だったそうで、「自分と同じで爽やかな天気だった?」と古家にツッコまれると、「はいそうです。認めます(笑)」と笑顔のヨンジェ。
どれも文句なしの美しい景色と、モデル張りのヨンジェのスタイルの良さで、写真集のような仕上がり。古家も「CGかと思った」という花畑での写真は、LAから車で2時間半くらいかけた場所で撮影したのだそう。
続いて話題はミュージックビデオへ。こちらも同じくLAで撮影したそうで、LAの街並みと『Another Night』の曲の雰囲気がマッチして、とても美しい仕上がりになっている。
コンセプトはディレクターとプロデューサーと話し合って決めたそうで、道を歩いている時に映っている周りの人たちは、エキストラではなく、一般の人たちだという裏話も明かしてくれた。
トークの締めくくりには、ソロアーティストとしての目標を「みなさんが僕のアルバムを聴いて、何か感じられるアルバムを作りたいです」と話し、トークコーナーは終了。
ここからは、“ヨンジェがこれからどんな道を歩んでいくのか?”を手相と生年月日から巷で有名だという占い師・紅伊リリス先生に勝手に(笑)占ってもらった結果を発表していくコーナーへ。
ヨンジェの両手の手相がバッチリ写った写真を渡して実際に占ってもらったそうで、「専門知識が深く豊かで賢い」「去年、今年、来年に大きな環境の変化がある」「今までとは違うことをやっていく時期」と、今の状況に合っている結果に聞き入っていくヨンジェ。
「何事にも敏感になりやすい」「誰かのために何かをやることが多い人」という結果には、本人も納得の様子。
また、「やりたい事もあるでしょう。でも結局今の仕事を続けることになります」と言われると、「他には、やりたい事はないです」と断言。
「実はお家が大好き。とにかく家にいたいが周りがそうさせない」という結果には、「ははははは、半分ぐらい(当たっている)」と笑って答え、「今後はワールドツアーをするような感じの目立ち方をする」と言われると、「いいですよね。今日の公演からワールドツアーもやりたいです」と意欲を見せた。
「お金に興味がないわけではないが、お金が一番ではない」というお金の話題には、「さっきからどんな話ですか(笑)」と笑い飛ばしながらも、「僕はお金が上手じゃないです。みなさんが大事です。でもお金があったら…。冗談です(笑)」と言って会場を楽しませた。
最後は、「今後ますます忙しくなる。1日に4つから5つぐらいのスケジュールが必ず入ってくるので、体調には気をつけた方がいい」と言われると、「はい。いいですよね」と満足そうなヨンジェ。
「どんな話かめちゃくちゃだったんです(笑)。でもいい話がたくさんあって、幸せな時間でした」と占いを楽しんだようだった。
続いてのコーナーは質問コーナー。
ヨンジェが客席まで下りていき、ファンからの質問を直接受け付けていくことに。
「B.A.Pのメンバーと会ったりしますか?」という質問には、家が近いというジョンアプ、ZELO、ヨングクには先週も会ったそうで、メンバーとの交流は続いているというヨンジェ。「ヒムチャンは?」と追加で聞かれると、「ヒムチャンもこれから会います。ヒムチャンの家が遠いから」と話した。
次の質問も「(B.A.Pの)他のメンバーと共演して公演をしますか?」というもの。
ヨンジェからは「これから僕ひとりで活動するから、今年は考えてないです。でも来年とか、今後するつもりは、僕はあります。少し待っててください」というB.A.P時代からのファンにはうれしい回答があった。
「次に挑戦してみたいこと」を聞かれると、「これからまだまだやってないことがいっぱいあるけど、今は次のアルバムのことを、今回の『Fancy』よりもっと上手く、良いアルバムを作るのが目標です」と当面はアーティスト活動に集中したい思いを明かした。
そして客席を回るうち、男性ファンを見つけたヨンジェ。彼女と彼女のお母さんと一緒に来たという男性ファンにヨンジェから「今どんな気持ちですか?」と逆質問があると、「緊張してます」と男性ファン。ヨンジェが恐る恐る「これは失礼ですか?結婚の・・・」と聞くと、間もなく結婚をする予定だという2人。一緒にいたお母さんからは「こっちの人(ヨンジェ)と結婚してほしかった(笑)」という爆弾発言が飛び出すと、ヨンジェは「これは答えが難しいです」とタジタジになりながら、「これから幸せな結婚生活ファイティン!おめでとうございます」とメッセージを贈った。
最後は積極的なファンからの「(ヨンジェの)お母さんのお店に行こうと思ったら、迷子になって行けなかった。行き方が知りたい」という質問。説明しづらかったようで、「タクシーで行くのがいちばんいいかと思います」と回答すると、さらに別の質問が。
「これからもJOKOMATO(B.A.Pの時のヨンジェのキャラクター)はかぶっていいんですか?」との質問で、「JOKOMATOは、僕もB.A.Pのヨンジェですから、大丈夫だと思います」との回答に会場も沸いていた。
(つづく)→次頁へ