ヨンジェ曰く「不思議な時間でした(笑)」という質問コーナーに続いては、“CHALLENGE!! YOUNGJAE”のコーナー。ヨンジェの芸能人としての潜在能力を改めて開花させるための試練が用意されているとのことで、最初の試練は“DANCE”。
A.恋するフォーチュンクッキー/AKB48
B.U.S.A./ DA PUMP
C.ヘビーローテーション/AKB48
D.FANCY/TWICE
E.Gashina(가시나)/SUNMI
F.Kill This Love/BLACKPINK
A~Fの中から引き当てた番号のダンスに即興でチャンレンジするというもので、「問題ないです」と自信を見せていたヨンジェだったが、最初に引いたのはBLACKPINKの『Kill This Love』。
映像を見て確認すると、「難しいですね。見ながらやってもいいですか?」と言うヨンジェに会場からは「ファイティン!」の応援。
難しいBLACKPINKの『Kill This Love』を何とか形にしたヨンジェ。続いても難しいTWICEの『FANCY』を引いてしまい、苦戦。
最後にAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』を引き当てると、「これはちょっと自信があったんです(笑)」と余裕のダンスを見せ、チャレンジはクリアとなった。
続いての試練は“ACTING”。
会場から抽選で選ばれたファンとヨンジェが決められたシチュエーションに沿って演技をするもので、最初のシチュエーションは“まだ付き合っていない彼女が、窓際で星を眺めて寒そうにしているところに、毛布を掛けてあげて一緒にくるまり、告白する”というもの。
得意の日本語で「寒いの?」「しょうがないんだね」「ほ~ら、おいで♡」「俺と付き合わない?」とアドリブも盛り込んだキュンキュンなセリフを連発し、会場からは悲鳴が。
もうひとつのシチュエーションでは、“すれ違いざまにつまづいて転びそうになる彼女を抱きとめ、恋に落ちる”という設定で、小道具のバナナの皮が登場。
「(バナナの身が)残っています。あー食べたい。冗談です」と、とてもバナナが気になっていたヨンジェだが、選ばれたファンが、なかなかバナナの皮で上手く転ぶことができず、バナナの皮はボロボロ。
4回目にして何とか成功し、ガッチリと彼女を受けとめたヨンジェだった。
イベントも終盤、この後はライブパートを残すのみとなったところで、ヨンジェは準備のため一旦退場。
ステージでは、サイン入り入浴剤、サイン入りポラ、占いで使用した手形写真にサインを入れたものがプレゼントされる抽選会が行われた。
映像を挟み、黒い衣装にチェンジしたヨンジェが登場。
マイクスタンドを使い、先ほどタイトル曲で悩んだという『Gravity』で、ダンスも思う存分披露すると、「みなさん楽しんでますか?本当に楽しんでますか?声が小さいです!」と会場を煽るヨンジェ。
続くミディアムバラード『선물(Present)』は、「韓国で僕がみなさんを考えながら作った曲だから、歌った時、本当に幸せだし、うれしいです。みなさんが、よく聴いてくれたら、本当に感動します」と
いうヨンジェの気持ちが詰まった曲。
さらに「僕が今まで日本の公演で日本の曲を歌ったことがなかったんですが、今日初めてのファンミーティングだから準備しました」と言って、中西保志のカバー曲『最後の雨』を熱唱。その歌声に会場は酔いしれた。
残すところあと1曲というところで、「実は今日、ドキドキしながら本当に不安だったんですが、みなさんの言葉で、みなさんを見たら、僕には力になります。日本のみなさんのおかげで、ちゃんと今まで来たんです」と感謝の言葉を贈り、「みなさんと、約束をしたいと思います」と言うと、ヨンジェが3つの約束事項を書いたという色紙が登場。
ひとつ目は「爪を噛まないこと、約束します」と言って笑いを誘うと、「みなさんが僕に愛されていると感じられるようにもっと努力します」「みなさんともっと近づけるように、日本語の勉強をもっとがんばります。以上、ヨンジェの約束でした」と韓国語で書いた文字を日本語に訳して発表。
そして「これから日本でも、みなさんとたくさん会いたくて、会えますように。待っててよ。来るつもりだから。みなさんこれからもソロのヨンジェのことよろしくお願いします」と挨拶すると最後の曲『Hope』へ。途中ファンからのサプライズイベントで“영재 혼자가 아니야(ヨンジェ ひとりじゃないよ)”というスローガンが掲げられると、感極まっていた様子のヨンジェ。
ヨンジェの今の思いが詰まったこの曲を優しく歌い上げると、「ありがとうございます」と言ってステージを後にした。
会場から「ヨンジェ」コールが起こると、スクリーンには“道を歩く。”というタイトルの映像が。
ソロとして一歩を踏み出したばかりのヨンジェ。映像には「一人だとは思わない この道を一緒に歩くあなたがいるから」「変わらずに 僕のことを愛してくれて ありがとう」「また一緒に歩かない?」という不安と希望が入り交じった今のヨンジェの正直なファンへのメッセージが込められていた。
アンコールでは、日本のファンのために徳永英明の名曲『Rainy Blue』をカバー。
素敵な歌声で最後を締めくくり、「今回が初めての僕のソロの日本のファンのミーティングだったんですが、この瞬間はいつまでも忘れないよ。今日本当にありがとうございました。またね」と挨拶してステージを後にした。
ほぼ全編を通して、日本語でイベントをやり切ったヨンジェ。歌やダンスは言うまでもないが、そのトーク力とユーモアも交えた演技力も必見!日本語のお茶目な言い回しも、とてもかわいらいく、今後の日本での活躍に期待が高まる。
(完)←前頁へ