映像を挟み、黒と赤の衣装に着替えた3人が再び登場すると、『手の別れ(손의 이별)』を披露。ハーモニーを響かせ、じっくりと聞かせると、続いてゲームコーナー“以心伝心クイズ”へ。
このコーナーは、3人がクイズに挑戦し、キーワードを見て思いう浮かぶ動作をし、答えを合わせるというシンプルなもの。今年でデビュー12年目なので、「お互いよく分かり合ってるよね?」というLEOに対し、「よく合うというのは、誰かが合わせているということでもありますよ。KENさんありがとう!」とHYUK(笑)。さらにHYUKに「今日の結果はどうなると思いますか?」と聞かれ、日本語で答えようとしたKENが詰まってしまうと、「韓国語で上手く話すか、日本語で上手く話すか、ひとつを選んでください」と鋭くツッコむHYUK。「両方できない」とかわいく答えるKENだった(笑)。
練習問題で、“VIXX公式団体挨拶”のキーワードが出るも、状況についていけないお兄さん2人にHYUKが不安を覗かせる中、1問目の“『Rock Ur Body』”へ。LEOだけが合わず、「ごめんなさい」と素直に謝ると、次の問題へ。
2問目の“ヴァンパイア”は見事成功。そして3問目の“『Red Flavor』”(原曲:Red Velvet)は失敗したものの、HYUKとさらにKENとじゃんけんをして後出しをしたのに負けたLEOがそれぞれ『Red Flavor』のダンスを見せてくれた。
結果33%の正解率となり、「2つともお兄さんたちのせいで負けた。LEOさんさえいなかったら100%」とお怒りのHYUK。ゲーム中、隣をチラチラとカンニングしていたKENは、「こうやってちょっと見ないと」と言って、和ませていた(笑)。
ステージ上でマイクチェンジすると、パフォーマンスメドレーへ。扇子を使ったパフォーマンスの『桃源境(Shangri-La)』、今でも人気の高い『Chained Up(사슬)』、ヴァンパイアコンセプトの『VOODOO DOLL(저주인형)』という、VIXXの真骨頂ともいえる3曲で会場を沸かせ、ステージを後にした。
3人の直筆メッセージも盛り込まれた映像に続き、3人がステージへ戻ると、新曲『Gonna Be Alright』へ。スクリーンには歌詞も映し出され、その言葉が胸に響くステージとなった。
『Gonna Be Alright』では、作詞作曲にも参加しているHYUK。これまでも曲作りをしてきたが、「いつかVIXXのために、お兄さんたちのために、いい曲を作らなきゃ、いい曲をプレゼントしなきゃ」という思いがあり、『Gonna Be Alright』を制作したのだそう。タイトルの『Gonna Be Alright』のように、「いつか僕たちみんなが大丈夫になればいいなという希望を込めた曲」だと明かし、「この曲から力をもらってくださったらうれしい」と伝えた。さらにレコーディング中も、LEOとKENとのシナジー効果で、刺激をもらってさらにいい曲が誕生したと話し、チームワークの良さもアピールした。
LEOも改めて、HYUKとKENに感謝の気持ちを伝えると、ここで今日の公演の感想を話すことに。
HYUKは「とても幸せです。この場をみなさんが輝かせてくださって、本当に感謝しています」と話すと、これまでSNSや手紙などでSTARLIGHTの近況を知ることはできたが、なかなか会うことができず、申し訳ない気持ちもあったことを明かし、今回直接STARLIGHTの目を見て会うことができ「泣きそう」とも。最後は「今、この瞬間の思い出を忘れずに、みなさんに誇れるHYUK、兄さんたちの弟、VIXXの末っ子として、いい活動でお返しします。期待してください。本当に心からありがとうございます」と日本語で締めくくった。
KENは「赤ちゃんたち、長い間会えませんでしたが、本当に会いたかったです。そして、赤ちゃんたちがやっていること、やりたいことが全部上手くいくように願っています。いつも元気にケガしないで、ずっと一緒に幸せでいましょう。愛してる」と日本語で伝えた。
日本語の実力が伸び続けているLEOは、「今日VIXXとしてみなさんと会えたのが、まだ信じられないです。いろいろな感情が心の中で湧いています。みなさんも僕たちも、こんなに長い間待っていたのに、幸せな時間は短いですね。でもこの短い時間が、僕たちを動かしてくれます。ずっとみなさんのそばにいるから、みなさんもずっと見守ってください。約束してください」と日本語で流ちょうに伝えた。
いつもこの役目を果たしているHYUKから、間もなく公演終了というお知らせがあると、歓声が制限されているため、いつものようにブーイングを受けないことに少し物足りない様子のHYUK。そんなHYUKのために、KENが「え~~~!」とブーイングすると、共感の拍手を送ってくれたSTARLIGHTにKENから「今日もきれいね」と、おほめの言葉も。
そしてSTARLIGHTから“おかえりなさい 별빛라서 행복해(STARLIGHTで幸せ)”のスローガンが掲げられる中、『Love Letter (Japanese ver.)』で本編を締めくくった。
アンコールを受け、ジーンズにTシャツ姿で登場した3人は『Milky Way』へ。ステージの端ギリギリまで身を乗り出し、STARLIGHTに手を振る3人。KENのラップも聴け、新鮮なステージを楽しめた。
曲が終わると、STARLIGHTの心の声が聴こえたと喜ぶメンバーたち。ここでダンスチーム、スタッフと改めてSTARLIGHTに感謝の気持ちが伝えられると、先ほどのスローガンを掲げて記念撮影し、最後の挨拶へ。
KEN「またこのようにご一緒できて、とっても幸せでしたし、僕たちの赤ちゃんたち、元気で、ケガもしないで、いつも健康でいてくださったらうれしいです。(日本語で)健康!(とガッツポーズ)」
HYUK「(スローガンを見て)昔のことがたくさん思い出されました。日本に来て初めてコンサートをした時のこと、日本語で初めて曲を出した時、ハイタッチ会もそうですし、みなさんとご一緒してきた時間が、走馬灯のように通り過ぎました。みなさんのおかげで、日本という見知らぬ国に来て、美味しいものもたくさん食べて、日本の文化にもたくさん触れて、みなさんという存在に出会えたことが、本当に幸せだなと思いました。僕も同じく、みなさんにとってのVIXXであることが、本当に幸せだとお伝えしたいです。(日本語で)ありがとうございます」
LEO「(日本語で)本当に長い時間待っててくれて、表現できないほど本当にありがとうございます。みなさんが待っててくれたから、僕たちは本当に一生懸命準備しました。まだみなさんにもらった愛より足りないけど、僕たちはずっとみなさんのそばで歌います。いつでも僕たちの希望になってくれて、本当にありがとうございます」
と、それぞれの思いを伝えると、「以上、Real V、V・I・X・X、VIXXでした!」と全員で挨拶し、最後の曲『今日からキミはボクのもの(오늘부터 내 여자)』へ。HYUKとKENがラップを担当し、サビ部分を何度も繰り返すお約束も健在で、最後までSTARLIGHTを楽しませた。
新たなスタートを切ったVIXX。ソロアーティストとしてのそれぞれの活躍も楽しみだが、今後のVIXXとしても活動にも期待が高まる。