キム・ヒョンジュン(リダ)の2月20日に行われたライブ『KIM HYUN JOONG JAPAN TOUR 2015 “GEMINI”』のレポが読者のKNさんより届きました!
今日はリダの誕生日ですね。そんな記念日に素敵なレポをお贈りします。リダ、お誕生日おめでとう!
2015年1月27日(火)からスタートした、キム・ヒョンジュン(リダ)の日本ツアー『KIM HYUN JOONG JAPAN TOUR 2015 “GEMINI”』。SS501でデビューしてちょうど10年という節目の年でもあり、入隊前最後の日本公演ということもあって、リダとHENECIA(リダのファンクラブ)の色々な思いを詰め込んだツアーになったのではないかと思います。
1ヶ月に満たない期間で追加公演も含めると11都市15公演という強行スケジュールでしたが、短い間にライブも成長して、最終日の幕張はリダの集大成となる感動のラストとなりました。
今回は、追加公演3日目、ツアーオーラスの2月20(金)の幕張イベントホールでの様子をお届けします。
記憶が曖昧な部分もありますので、多少の間違いはご容赦ください。
この日の公演は本当に本当のリダの入隊前ラストのライブとなりました。
HENECIA(リダのファンクラブ)限定で行われたこの公演では、まず、リダのライブでは初のペンライト付き、それも無線式で色が変わるという最新タイプのものでした。
ペンライトは2種類あったようですが、エリアごとに配られたものが違ったので、3階席の私は宇宙神(リダのキャラクター)がついた腕時計タイプのものでした。
今日はペンライトの交換と、リダへのメッセージカードを開演前にに書いてBOXに入れるというイベントもあったので、会場ロビーはかなりごった返していました。
そしてライブ前にはリダのイベントではおなじみのYumiさんも登場し、今日のサプライズイベントの説明をしてくれました。やはり、1日目、2日目とは違い、“ラスト”という雰囲気が会場に漂います。
そしていよいよライブがスタート、いつものようにイントロから『Break Down』、『Unbreakable』と続きますが、やっぱりみんなの全力感が違います。ここで出しきらなきゃ意味がない!という気持ちに溢れた応援が続き、リダも「みなさん、最後だから盛り上がっていきましょう!」と煽り、『TONIGHT』まで一気に歌います。大歓声の中、「幕張のみなさん、こんばんは!」とリダ。客席ももちろん、「こんばんは~!」と大きな返事。
「今日は本当に最後というだけあって、大勢の方が集まってくださいましたね。」とリダが言ったとおり、客席は隅々まできれいにパールライトグリーンの光で埋め尽くされていました。
「もう4曲終わりましたね。何か1つずつ見送るような気持ちです。」というリダの発言に初っ端から打ちのめされる会場でしたが、「いえ、僕がそんな気持ちだっていうことですよ。みなさんはCDを聴いていただければいいですからね。」というリダらしいコメントに笑顔が戻ります。
「今日は特別に3階のファンのみなさん、2階のファンのみなさんもお一人お一人に会いにいきますからね。今日は2階3階と1階との対決です。リアクションがいいほうに行きたいと思います。」とうれしい煽りに会場も応え、大きな声で「リダー!」と叫びます。
そして『TIMING』『Love Like This』、「幕張、準備できましたか?」の声で『HOT SUN』、そして「せっかくスタンドアップしていただいたので、もう1曲続けて行きましょうか?この後の曲は少し静かな曲なので、この1曲にエネルギーを十分注いでください。(日本語で)みなさんのエネルギーを見せてください!」と煽ると、リダ「B(ビー)」、会場「I(アイ)」、リダ「N(エヌ)」、会場「G(ジー)」、リダ「O(オー)」と言って『B.I.N.G.O』へ。やはり今日は人数も多いせいか、歓声が大きく響き渡ります。
ここで再びMC。
「(日本語で)みんなお疲れ様でした。今日はみなさん何かを心に決めてきたような気がするんですけれども、僕もちょっと今日は心に決心をしてきました。いつの間にか幕張での公演も3回目、最後を迎える日になりましたね。」と言うリダに、会場から「さみし~!」などと声が掛かる中、いつもの男性ファンの「ヒョンジュ~ン!」の声にリダも「おおっ!今日もちゃんと来てくださいました。僕の数少ない男性ファンのみなさん。いつも以上に拍手が盛り上がってるし、愉快ですし、大きいですね。」と大喜び。
「では、長い話はしないことにして、話ししましょうか?いや、特別に話す言葉がなくて。今まで、『Break Down』『Unbreakable』『TONIGHT』『TIMING』『Love Like This』『HOT SUN』『B.I.N.G.O』まで歌ったんですが、よく見てみたら英語ですね。英語が上手くないのに、なぜこんな風に英語の歌をたくさん出したんでしょうか(笑)?今の気持ちなんですけど、大切に育てたワンちゃんを7匹見送ったような気持ちですね。」とリダワールドに引き込んでいきます。
そして、うれしいお知らせが。
「僕の大切なワンちゃん、アート(愛犬の名前)、もう少ししたら、子供が生まれそうです。いつになるかはお話ししないことにしますね。みなさんが来てしまったら、ちょっと困ったことになってしまうので(笑)。祝ってくださってありがとうございます。」と愛犬のおめでたい話題を教えてくれたのでした。
「今度歌う曲は、みなさんにとっては今日特別にせつなく聴こえる歌だと思います。まだ、公演の序盤ですから泣かないでくださいね。」と言って『君だけを消せなくて』へ。
「泣かないでくださいね。」と言っているリダのほうが、一生懸命泣かないようにしているように感じられました。
歌い終わると、「本当に大勢の方が来てくださったので、熱気がすごいですね。汗をちょっと拭かせてもらいます。今日は特に汗が出ますね。何か言おうと思ったんですけど、忘れてしまいました。思い出せません。最近よく忘れます、言いたいことを。今日は言いたいこともたくさんありますけど、今度歌う曲は、一番ホットな新曲です。みなさんが、この歌を聴いて、2年間待ってくださると思っています。」と言うリダに会場からは「待ってるよ~!」という声もかかり、『今でも』へ。
そして、曲が終わると、「言おうと思ったことを歌の途中で思い出しました。みなさんはカラーが変わるペンライトを持ってるんですね。とってもきれいですよ。感動的だったし、一方では、他の歌手のゲストに来たような気持ちです(笑)。普段見ている色ではなかったので、万感が交差するようなそんな気持ちですね。」とリダ節。
「そのペンライトは何色あるんですか?」というリダの質問に、会場も今日もらったばかりでよくわからず答えられずにいると、スタッフの方が順番に色を変えてくれます。それを見たリダは、「おー、どうやってこんなに大勢の方が一斉にできるんでしょうか?本当に見事ですね。これは何?約束でもしたかのように。すごいですね。僕がリハーサルする前に来てみんなでリハーサルしたわけではないですよね?」と無線でコントロールされていることに気づいていない様子。
会場もそんなリダを見てニヤニヤ。
そして「本当にすごいですね。みなさんに本当に感謝してますし、こんなみなさんの応援が、声援が、ずっとずっと長く心に残ると思います。では、次の曲は、みなさんに捧げる告白の歌です。」と言って『僕は君のもの』へ。今日も最後の歌詞は日本語で「♪愛してほしい、ともに生きよう、君のものだよ~」と歌ってくれました。いつものように「나는 네 여자야(ナヌン ニ ヨジャヤ:私はあなたの女だ)」と歌い返したHENECIAのみんなに「しばらくの間、聞くことができなくなる、みなさんからの告白も聞けましたね。」とご満悦のリダ。
そしてここからは素敵な言葉が続きます。
「この10年間、キム・ヒョンジュンという一人の人間を見守ってくださいました。そして至らない僕に、たくさんの愛をみなさんはくださいました。そんなことを思うと、胸の中が複雑な気持ちになります。未熟な人間がこれほど多くの愛をいただいたというのは本当に幸せなことだと思っています。生まれつき、何かを持っているという人間ではありませんが、みなさんからこんなに愛される僕というのは愛されるために生まれてきたのかな、と思います。
僕はこの世に生まれて、一番自信の持てるものがあります。歌を歌えるということではなくて、演技をするということではなくて、僕は天から与えていただいた運として、いい人たちと出会える、そんな運に恵まれていると思います。だから、いい家族、いい友達、いいスタッフ、そして、素晴らしいファンのみなさんと巡り合えて、30年間の3分の1を過ごせたんだと思います。」
今思えば、この言葉には本当に深い意味が込められていたのだと思います。言いたくても言えないことはたくさんあったと思いますが、口下手なリダが自分の口でここまで言ったのにはやはり意味があったんだと。
そして「では、大切なすべてのファンのみなさん、家族のみなさん、スタッフのみなさんのためにこの歌を歌います。」と言って、『僕の頭が悪くて』へ。もちろん、ギター演奏も見せてくれます。
リダはここで一旦ステージを後にし、GEMINIバンドの『U』の演奏があると、ツアーの写真のスライドショーがあり、『Your Story』へ。途中天を仰ぐような仕草を見せたり、いつも以上に鬼気迫るステージでした。
「今日は何か1曲1曲に真心を込めて、歌っているときも何か語り掛けているような気持ちになりました。」と言うリダに、会場からも「わかった~、感動してる~」という声が掛かります。
正直私の席からはリダの細かい表情まではよく見えませんでしたが、リダの気持ちはひしひしと肌で感じました。
(つづく)→次頁へ