――高校時代も演じられましたが、制服を着た印象は?お互いに評価をするとしたら?
イ・ジヌク:僕は卒業して長いですが、彼女はまだ何年かしかたっていませんから。
二人:(笑)
イ・ジヌク:彼女は見た目も最高に似合っていました。彼女が制服で現れたとき、スタッフ全員が「すごく似合っている」と言っていました。それに対して僕は、親しい方と撮影監督から、ハナと差が出るから管理をきちんとするようにまじめに言われました。
イ・ジヌク:うん。ですから頭を使って、演技でカバーしたんですよ。行動や言葉遣いなど。(笑)
ハナは皮膚もきれいなのに、僕は……。だから。僕の過去のシーンは長すぎるのではないかと心配しました。
イ・ジヌク:ハナは分からないと思います。
イ・ジヌク:そうやって傷ついたりもしたので、もっと若く見せるためにがんばれたと思います。
イ・ジヌク:実際、韓国だけではなく外国でも自分の年齢よりも若い役をやります。それが本来の姿だと思います。もし『君を愛した時間』の場合も子役を使ったら、表現できなかった点が多かったと思います。僕が幼い時代の演技をしたらビジュアル的には違和感があるかもしれませんが、感情や感性的には僕が表現するのが理にかなっていて、高校生の演技をするときも高校時代を過ごした後に演技するほうがいいと確信を持っていましたので、他の人が反対しても無理強いしてやりました。
イ・ジヌク:本当に深刻だったんですよ。ハナと比べておじさんだから、笑うなと言われました。お分かりだと思いますが、笑うとしわが出るんです。
イ・ジヌク:傷つきました。
――代役をたてずによかったですね。
イ・ジヌク:本当によかったと思うでしょ。でしょ?
――ハナの失敗した恋愛についての質問です。最初にホジュン(交際相手)から裏切られるストーリーの中で、彼の結婚式場にウォンが登場します。ハナの気持ちはどうでしたか?
ハナが辛い時、うれしい時、いつもそばにいたのでウォンしかいないと思っていたような気がします。いつも何かにつけてウォンと一緒なので、気心は一番知れていて友達のように怒ることもできるし、はしゃいで踊ったりもして、ハナをウォンの存在をいつもありがたく思っていたんだと思います。
――ウォンはどんな気持ちで結婚式場に行ったんでしょうか。
イ・ジヌク:ハナ自身よりもハナを理解して客観的に見ているのがウォンだと思います。ハナの心理状況がどうなのかよく分かっているような気がします。だからそこに行った理由があったんです。ハナから頼まれなくても、ハナ本人にはその瞬間その瞬間に何が必要なのか分からないことでも、ウォンはこういう時はこういうことが必要だと分かっているのでそばにいてあげて、ハナが知らないハナの感情を解釈してあげているんです。殴るのが意図ではないのですが、ハナの代わりに解釈してあげるいい男でかっこいいです。
二人:(笑)
――ハナに対する寂しい気持ちは?
イ・ジヌク:どんな時でも暴力はだめなんですが、それなりの理由がある場合、怒る時は怒らないといけません。演技をする時は、興奮していました。怒った時には寂しさを感じました。だけど返す言葉がない。誰も殴ったことをよくやったという人はいないですよ。どうしようもなくてやってしまった行動ですね。さっぱりしましたが、マネしないでください(笑)
――2人目の年下のカレのことをウォンはどう思いましたか?
イ・ジヌク:そうですね。ハナの恋愛はその前も何度かありましたが、恋愛自体は関心がなく、ハナが幸せであってほしいと願ったので、心配をしていました。幼馴染ともいろいろあったし、彼女はとても繊細ですから。
イ・ジヌク:いつもウォンはハナを中心に考えていました。
イ・ジヌク:本当にそういう男です。ハナのせいで学校も変え、ハナのせいでなんでも放棄できる、ハナのスケジュールに合わせて変わるスタイル。中間にこういうセリフがあります……あ…(と言いつつ口をおさえる)詳しくはドラマをご覧になってください(笑)
――ハナは年下のカレに利用されましたが、その時のハナの気持ちは?
――そういう傷ついたハナのところにウォンがやって来て、江南で夜をすごして少し気まずい気持ちになると思いますが、お互いの感情はどうですか。
イ・ジヌク:そうですね。バランスを維持していたのが、年下のカレのことで感情が壊れて。そのあと同じベットで朝を迎えたわけですから、ウォンにとっては今までとても重かった感情が少しはじけたような気がしましたが、また同時にすぐに隠さなくてはいけないとあわてる感じですね。ハナは知りませんが理由がありますので。
――ストーリーの展開で感情のポイントがあったら教えてください。
イ・ジヌク:2人の関係が残念なことにすれ違い、タイミングがあわなくて。
イ・ジヌク:そして考えが食い違い、逆にその考えの食い違いがお互いの関係を考える時間、試練を与えてくれたともいえます。
イ・ジヌク:ウォンはそうして自分の本当の気持ちを見つめ決定を下すんでしょう。
――最後にメッセージをお願いします。
イ・ジヌク:『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』をたくさんの方に見ていただきたいです。
イ・ジヌク:『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』をよろしくお願いします。ファイティン!
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■ハ・ジウォンイベント情報
『2016ハ・ジウォン3rd ファンミーティング』
2016年2月28日(日)新宿文化センター大ホール
詳しくはハ・ジウォンイベントサイト http://www.hajiwon.jp/