韓国に旅行を続けているとソウル市内は大体行ってしまった、という人も出てくるかとおもいます。
そうすると少し足を延ばしてソウル以外の街も見てみてはいかがでしょうか。
(または、空港のトランジットで、時間あるけど、ソウルまでは…ちょっとという方におすすめです。)
今回は仁川国際空港でも知られる仁川へ日帰り旅行に行ってみました。
仁川へはソウル駅から1号線で一本、約1時間くらいで着きます。
特急で東仁川まで行って、普通電車に乗り換え、仁川の駅まで行きました。
仁川に到着すると駅のすぐそばにツーリストインフォメーションがあるので、まずはそこで観光MAPを手に入れることができます。
昼頃に到着したので、まずは腹ごしらえ。
駅の目の前がチャイナタウンなのでこちらで軽く食べることに。一緒に行った友人が小麦アレルギーということで、チャーハンとエビシュウマイを頂きました。
久しぶりに日本のチャーハンと同じ味で、懐かしく感じました。エビシュウマイはとってもぷりぷりしてて美味しかったです。シュウマイの皮はライスペーパーだったので、友人も食べられました。
韓国ドラマなどを見ているとよく韓国の人はジャジャミョン(ジャージャー麺)を食べて口のあたりを真っ黒にしているシーンを見かけますが、そのジャジャミョン発祥の地がここ仁川なのです。次回はぜひジャジャミョンを食べてみたいです。
チャイナタウンは横浜の中華街や神戸の南京町のように大きくはありませんが、異国の雰囲気を楽しむことが出来ました。
仁川は海辺の町で、海にせりだした形で、ウォルミド(月尾島)という半島があります。仁川駅からバスでも行けますが、タクシーでも3000ウォンくらいで行けます。
ウォルミドでまずは韓国の伝統的な庭園と建物があるところへ行きました。あいにくまだ桜は咲いていませんでしたが、桜の季節や新緑の季節、また夏の避暑地として来るととても素敵だろうな、と思いました。
伝統家屋の中には入ってみることもできます。またオンドル(韓国の伝統的な室内を暖めるシステム)を展示で知ることができます。
こちらの庭園から山のほうへ、長い階段を登ってゆくととても見晴らしの良い展望台へ出ます。ここからは仁川の港から町まで、ぐるっと360度見渡すことができます。
仁川はソウルへの海の玄関口なんでしょう、非常に多くの大きな船の往来と無数の倉庫や車が見えました。そんな海と街を一望できる、とても気持ちの良いところでした。
近くに展望タワーもあったので、そちらも良いかもしれません。
タワーを横目に下っていくと、遊園地が見えてきました。今回は入らなかったのですが、家族連れで出かけると楽しそうです。
遊園地のすぐ裏の海辺に「文化通り」という整備された通りがあります。
軽いハイキングでちょっと疲れたのでこちらの通りのカフェで休憩することに。景色が良く見えそうだったので、2階にあるお店に入りました。
窓際の席で海を一望できてぼーっとしながら一休み。
外にはかっぱえびせんをカモメにやろうと悪戦苦闘している微笑ましいカップルの姿も。
山と海を満喫したら、仁川駅に戻り街散策へ。
チャイナタウンの脇には日本人街がありました。こちらも街というほど大きいものではないのですが、ちょっと日本風の建物と、旧日本銀行だった建物や旧日本郵船だった昔の建物を見ることができ、港町の歴史を感じることができます。
またそのすぐ脇には「仁川アートプラットフォーム」という建物群があります。
アートレジデンスや公演、セミナーなど開催出来る施設ですが、ドラマ「ドリームハイ」でk-popスターを目指す高校生が通う学校として使われていました。このドラマも見ていたので、実物を見ることが出来て良かったです。
さて、そろそろ夕飯も入るかなーという時間になったので、海辺の町といえばやっぱり美味しいお魚が食べたい!ということで「仁川総合魚市場」へ向かいました。タクシーで5000ウォンくらいで行けます。
市場内に入ると数々の魚!魚!魚!日本でなじみのある魚からあまり見たことのない魚まで、たくさん並んでいます。
さすがに鮮魚は買って帰ることが出来ないので、チャンジャを少し、買って帰りました。
そしてご飯は、市場内にあるお店で、店先で「この魚」と料理方法を伝えると、その場で美味しく料理して出していただけるのです!
新鮮な魚をその場で!とっても贅沢ですね~。
今回はウロという魚を刺身で、アナゴを焼いてもらいました。
魚だけ見ると大きくて食べきれない、というと適当な量にしてくれました。
二人で35000ウォンと日本よりは安い価格で新鮮な魚を食べることが出来ました。
アナゴは焼いて、味噌をつけてサンチュにくるんで食べるととってもマシソヨ(美味しいです)!
刺身は春菊などの野菜の上に載ってごまとごま油がかかった状態で出てきました。醤油とわさびをつけて少し味わったあとで、ご飯とコチュジャンを一緒に混ぜて、ビビンパのようにしてこちらも美味しくいただきました。
帰りはタクシーで仁川駅ではなく、その隣の東仁川駅に向かい、直接特急電車に乗り込み、心地よく揺られていつの間にかぐっすり寝ながら、ソウルへ戻りました。