Kミュージカル「カフェイン」が大好きで、何度も見にいったというリピーターファン“38kaさん”が綴る、カフェインの魅力をいっぱい語った口コミ大特集の第2弾です!
字幕もなくセリフも歌詞もほとんどわからないにも関わらず大感激した理由はたくさんあります。
なにより、曲のクオリティが高くて素敵な曲ばかりだったことです。初めて聞いた曲で、歌詞はぜんぜんわからないのに、どの歌もとても耳なじみがよく、すぐに頭の中でヘビロテできちゃうぐらいです。
そして俳優の歌唱力がすばらしかったことです。特にセジン役のユ・ナヨンさんの、迫力があって抜けの良い迫力満点の澄んだ歌声には、カタルシスすら感じ、とても気持ち良かったです。
ジミン役のキム・キョンスさんは、歌はもちろん、キャラクターもチャーミングでしたから、セジンがジミンに惹かれていく過程に、素直に感情移入できました。
また、陣取った最前列の席と舞台には段差がなくて、私が足を延ばせば役者が私の足に引っかかりそうなぐらい超密着した空間だったことも、迫力やLIVE感を増す一因だったと思います。
ミュージカルを見終わった後、単純にHAPPYな気持ちが満ち溢れ、「人が人を好きになる気持ちって素敵だなぁ」って思いました。
古今東西誰でも共感できHAPPYな気持ちにさせてくれることが、このミュージカルの最大の魅力なのかもしれません。
作者のソン・ジェジュンさんは『カフェ・イン』に込めた思いを、下記の様に語っていらっしゃいます。 (日本版『カフェ・イン』プログラムより)
どうしてタイトルを『カフェ・イン』にしたの?と、たまに聞かれます。体によくないものなのに・・・と。『カフェ・イン』は1993年に制作されたフランス映画『中毒の愛(邦題: 可愛いだけじゃダメかしら)』という映画を見て思いついたタイトルです。
映画はチョンロ(ソウル市内にある街)にあるピカデリー劇場(今は建物が変わりました)の別館の小映画館で、20人にも満たない観客と共に見たことがあります。この映画はイザベル・アジャーニという、とても魅力的な女優を初めて見つけた映画としても覚えていますが、タイトルから受ける『中毒と愛』という言葉の組み合わせが気に入った作品として、頭の中に残ったのです。それから、わたしなりに考えたのが、中毒性のあるカフェインを愛に喩えてみようということでした。
このタイトルは、小さな手帳に書き留めたまま10年もの熟成期間を経て、今回、ミュージカルのタイトルになったのです。
コーヒーとワインを素材として、徐々に中毒になっていく愛を表現するのに2人劇ミュージカル『カフェ・イン』が一番だと思うのです。
今まで作った作品の中に、インスピレーションを受けたものを密かに素材として表現していますが、きっと観客の皆さんが、隠し描かれているものを探し出すのは容易ではないはずです。この作品では、ジョンミンが時折持ってくる『Toxie Affair』という本で表現しています。『Toxie Affair』は、『中毒になった愛』というフランスの原作タイトルです。たぶん、目を皿のようにして、注意深く探せば見つけることができるでしょう。
(つづく)→口コミ第3弾へ(『カフェ・イン』の楽しみ方)
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ソン・ジェジュン/脚本・歌詞・演出
≪受賞歴≫
『Singles』
第2回ミュージカル・アワード作詞・脚本・最優秀作品賞
第13回韓国ミュージカル大賞最優秀作品賞・脚本・歌詞賞。最優秀ミュージカル賞他多数
≪演出≫
『Polaroid』『Singles』『Music in my heart』『Foll in love』『殺人事件』
≪劇作・歌詞≫
『Confesion』『Polaroid』『Singles』『Music in my heart』『Foll in love』『殺人事件』
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■アミューズ・ミュージカルシアター概要
住所:〒106-0032 港区六本木5-11-12
席数:901席
公式サイト:http://amuse-musical-theatre.jp
お問い合わせ:アミューズ・ミュージカルシアター 03-5414-3255