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2019年8月24日23時10分 土曜日 【オフィシャルインタビュー】「私の恋したテリウス~A Love Mission~」ソ・ジソブ オフィシャルインタビュー

2018年MBC演技大賞8冠!同時間帯視聴率1位を独走した、ソ・ジソブ待望の最新作「私の恋したテリウス~A Love Mission~」のDVD&Blu-rayが好評リリース中だ。本作でソ・ジソブが演じるのは、ワケあって身を隠しながら生活している伝説のスパイ、キム・ボン。一般市民との接触も極力避けているにもかかわらず、ひょんなことから隣家のエリン親子を守るため、慣れない双子のシッターを務めることになり、クールでありながらコメディ感のある演技で新境地を開拓した。

このたびリリースを記念して、ソ・ジソブのオフィシャルインタビューが到着!子供たちと仲良くなった秘訣や、後半のブロマンスも話題となったソン・ホジュンとの撮影裏話など、たっぷりと語ってくれた。

【オフィシャルインタビュー】「私の恋したテリウス~A Love Mission~」ソ・ジソブ

―2年ぶりのドラマ出演はいかがでしたか?
久しぶりのドラマですので緊張しました。また同時に、ワクワク感もありましたね。撮影は終了し、韓国ではすでに放送も終わっています。今回、日本でもDVDが発売されることになり、皆さんがどう反応されるか気になりますね。

―台本を読んだ時の感想を聞かせてください。
個人的に、とても面白いと思いました。シリアスな部分と、笑える部分がバランスよく存在しているところが気に入りましたね。このドラマなら、僕も楽しい気持ちで撮影に挑めるし、見ている方も楽しくご覧になれると思い、作品への出演を決めました。

―キム・ボンを演じるにあたり、参考にした作品はありますか?
特に参考にしたものはありません。僕は映画やドラマに出演する時、他の作品や資料を見て役作りをすることはありません。見てしまうと、無意識にそれが表に出てしまう気がして。ですから、何かを参考にするのではなく、まずは台本に忠実に演じました。ただ、今作はアクションシーンが多いので、アクションのための練習はしましたが。

―ドラマに映画のパロディーが登場しますが、もちろんその作品はご覧に?
ええ、子供の頃に見ていた作品ですから、自然にそれが芝居にも出たんだと思います。

―橋の上から川に飛び込むシーンなど、スリリングで緊張感があるシーンの連続でしたが、キム・ボン役を演じる上で苦労は多かったですか?
とにかく走るシーンが多かったので、肉体的にはつらかったですね。特にポーランドで撮影した時は、一日中走っていました。アクションよりも、走るのが大変でした。川に飛び込むような危険なシーンは、武術チームが代役でやってくれたんです。そこは彼らを信頼してお任せしました。とにかく、アクションより走るほうがキツかったですね。想像していた以上に走りました!

―登場するキャラクターは、それぞれ心に闇を抱えています。しかしその反面、全体的にコミカルで面白かったです。現場の雰囲気はどうでしたか?
現場の雰囲気は……今回の作品は出演者が全員、芝居がうまかったんです。なので共演しがいのある現場でした。みんなが役になりきれていたと思いますね。芝居の息もピッタリ合っていたので、演技をしていても楽しいし、現場の雰囲気もとてもよかったです。

―ドラマでは、いろんなキャラの変装をしていましたが、その中で一番気に入ったのはどれですか?
気に入ったというより面白かったのは、「レオン」のパロディーじゃないかと思います。演じている僕も楽しかったですし、視聴者の方も面白がってくれたんじゃないでしょうか。

―ボンは、エリン一家のベビーシッターをはじめ、家事まで手伝う役どころですが、ソ・ジソブさんが一番得意な家事は?
独り者ですからね、どうしても家事はうまくなりますよ。料理も洗濯も得意です。苦手なのは掃除かな。

―キム・ボンとソ・ジソブさんの似ている点は?また似ていないと思う点は?
似ている点をあえて探せば、口数が少ないところですかね。あとは表立って人前に出ていくのではなく、陰でそっと見守るタイプというところ。似ていない点は、僕は独身なので子育ての経験がないところですね。それ以外は似ていると思います。僕には育児の経験はありません(笑)。

―影のようにエリンのことを見守っていましたが、エリン役のインソンさんと共演してみてどうでしたか?
まだ20代だし、結婚した経験もないのに、双子の母親役を違和感なく演じてました。いつも一生懸命で全力で演技に臨み、最善を尽くそうと努力する、そんな彼女の姿がとてもステキでした。

―母親役を上手に演じていましたね。
ええ、でも実は、一番子供の相手をしていたのはこの僕なんですよ。子供は僕が育てました(笑)。

―エリンに車の運転を教える場面がありますが、ジソブさんは運転はうまいですか?
もう長いこと車を運転していますからね。安全運転を第一に考えています。

―ハンドルを握ると性格が変わる人もいると聞きますが、ジソブさんは?
とんでもない、僕はまったくそんなことはありません(笑)。

―双子を演じた子役との共演はどうでしたか?
幸いなことに、このドラマの前に出演した映画で、父親役を演じていたので、子供の相手をするのはそれほど大変ではありませんでした。撮影現場ではいつも、子供にあげる菓子を持ち歩くんです。あるお母さんから、歯の健康にいいグミがあると聞いて、いつもそのグミをポケットに入れていました。
しかし、子供というのは、ジッとしていることができませんからね。撮影自体は大変でした。でも、2人の笑顔を見ると、大変だったことも忘れさせてくれるんです。大変さと喜びが共存する、そんな現場だったと思います。2人が頑張ってくれたので楽しく撮影ができました。しかし……1人ならまだいいんですが、2人となると本当に大変ですよ。

―同時に騒ぎ出したら……。
ええ、とんでもないですね。改めて「母親は偉大だ」と思いました。

―子供たちとインソンさんとのシーンで、一番印象に残っているシーンは?
ジュンスとジュニの双子、エリン、キム・ボン……、この4人ならお鼻を擦りあわせるシーンが一番印象に残っています。それ以外は食べるシーンがほとんどでしたから(笑)

―チン・ヨンテ役のホジュンさんとのやり取りもとても面白かったです。共演した感想は?
彼はとても頭のいい、鋭敏な男です。僕が演技を投げかけると、彼からはそれにプラスアルファしたものが返ってきます。ただ台本通りに演じるのではなく、そこに何か新しいものを付け加えられないかと常に考えている、彼はそういう俳優ですね。現場では2人で話し合ってから撮影に挑んでいました。とても芝居がうまいんです。

―ジヨンを演じたイム・セミさんとの共演はどうでしたか?
セミさんは……机の前でボンに情報を伝えるというシーンが多かったですからね。しかし、印象に残っているのは、初日に撮ったセミさんのアクションシーンです。思っていた以上にアクションが上手く、いいシーンになりました。

―KIS(キングキャッスル主婦情報局)の面々、ウナ役のヨジンさん、ソンミ役のシアさん、サンリョル役のギヨンさんとの共演は?
この方たちと演技するときは、気を引き締めて撮影に臨みました。なぜなら、KISのメンバーといると、いつの間にかボンが主婦になっちゃう、おばさんのおしゃべりと一体化してしまうんです。KISでのシーンでは緊張感を持たないと、もう笑いっぱなしになって(笑)。

―状況が目に浮かびます(笑)
KISのペースにつられるとボンのキャラが崩壊するんです。

―ジソブさんの演技で一番笑いをとったのは、どのシーンでしょう。またアドリブが面白く決まったシーンがあれば教えてください。
アドリブは非常に多かったですね。でも一番記憶に残っているのは、男同士の「お鼻でキス」のシーンではないかと思いますよ。撮影現場も爆笑でしたし、見る人も驚かれるかもしれません。アドリブは、KISのシーンが一番多かったと思います。

―ポーランドでも撮影をされましたよね?韓国作品では初のポーランドロケだったと聞きました。現地の人たちの反応はどうでした?
少数ですが、僕が誰だか分かる人もいて、力づけられました。また、まったく新しい風景、見たことのない絵をお見せするいい機会だという期待感もありました。とても新鮮な気分で撮影に臨めましたね。

―ポーランドロケの思い出や裏話はありますか?
ロケの思い出は……「ひたすら走った」です(笑)。

―日本のファンにお勧めしたいシーンを1つ挙げてください。
1つだけ選ぶのは難しいです。あえて選ぶなら、これまでに一度もなかった、ソ・ジソブの子育てする姿ですかね。

―これまでも数多くの役を演じていますが、今後挑戦したい役は?または個人的に挑戦したいものは?俳優として挑戦してみたいキャラクターを…。
俳優なら誰でも同じことを言うと思いますよ。まだまだ経験してない役がたくさんあります。ですから、これからも様々なキャラクターを演じたいですね。なにか演じたいキャラクターが特にあるわけではなく、これまで以上にいろんな役を演じたいです。

―個人的に挑戦してみたいことは何ですか?ジソブさんが経験してみたいこと、学んでみたいこととか……。
何かを学びたいというよりも、最近よく思うのは、「どうすれば楽しく幸せに生きられるだろうか」ということです。

―まさに現代人の悩み。
そうですね。

―日本のみなさんへのメッセージをお願いいたします。
「私の恋したテリウス」でキム・ボンを演じたソ・ジソブです。「私の恋したテリウス」はスパイ、アクション、サスペンス、ロマンス、コメディと盛りだくさんです。飽きることなく楽しんでいただけると思います。ご期待ください。あと、僕が子育てをするシーンも見所ですよ。

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