再び登場したソンウンはセカンドアルバム『BXXX』からタイトル曲の『BLUE』を披露。
このセカンドアルバムは7月に発表したばかりだが、その活動中から、次のアルバムのことをずっと考えていたというソンウン。
「まだ具体的な計画があるわけではないんですけど、一生懸命作業をがんばって、すぐにみなさんに素敵な姿をお見せしたいと思います。待っててください」と、意欲を見せた。
ここで「みなさんが退屈するんじゃないかと思って」と、ファン思いのソンウンがチャレンジしたのは生着替え!
黒い囲いの中で、話したり、会場のリクエストに応えて歌ったりしながら着替えるソンウン。
着替え終わる頃には、バンドに音を要求し、セッションが始まると、会場からは「ハ・ソンウン」コールも起こり、新スタイルのソンウンが登場。
先ほどまでのかっちりしたスタイルから、ジーンズ、シャツ、リュック、メガネというカジュアルなスタイルになったソンウンは、元気よく飛び出し、『Hey There』のパフォーマンス。
途中男性ダンサーにお姫様だっこされる衝撃的な場面もあり、会場も大興奮となると、ここで最後の挨拶へ。
「素敵な時間を過ごせましたか?違うっていう人、手を挙げて(笑)」と言って笑いを誘うと、「日本語をもっと勉強して、また来たいと思います。みなさんにとって、誇らしい歌手になります」と再会を約束し、最後のステージへ。
『Tell Me I Love You』ではキュートな魅力を爆発させ、『What Are You Doing Today?!』ではステージを動き回り、名残を惜しんでいた。
最後のインタビュー映像“RED”編、“BLACK&WHITE”編に続き、アンコールに応えて登場したソンウン。
『Remember You』がスタートすると、会場は“행복하게 해줘서 고마워”(幸せにしてくれてありがとう)のスローガンを掲げるサプライズ。
これにはソンウンも感動したようで、少し目元が潤んでいるようにも見えた。
そして「愛してる」と言って、ステージ中央の扉から颯爽と去っていったソンウンだったが、ファンとの記念撮影のため、再びステージに戻ってくるやさしさで、最後までファンを魅了していた。
以前から、“カラー”についてこだわりを持っている印象が強かったソンウン。
今回のコンサートでは、多様な姿を見せ、何の色にでも染まれる、オールマイティーなアーティストを体現していた。
映像インタビューでも、ひとつの色に染まりたくない、という気持ちが全編に感じられ、常に自分の在り方を考えている様子が伺えた。
3月の日本初ソロファンミーティングでも“マイク”に思い入れがあると言っていたが、今回のコンサートでも、きれいな色のマイクを使い分けていて、やはり“カラー”には相当気を配っているようだった。
次はどんなカラーのハ・ソンウンが見られるのか、期待が高まる。
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