RAINがステージに戻ると、今年の8月に日本のオフィシャルファンクラブがオープンしたことを記念して、サプライズでファンからのビデオメッセージが流されることに。
そして、客席ではファンが“RAIN을 만나서 너~무 행복해♡”(RAINに会えてと~っても幸せ)というスローガンも掲げられ、RAINは丁寧にお辞儀をすると、少し目を潤ませているようにも見えた。
そして「常々みなさんに感謝しています。僕が来るたびに大きな感動を持って迎えてくださり、実際に血を分けた兄妹姉妹のように本当に情が湧いて、まさに家族のような存在だと思います。かつてワールドツアーで数万人入る会場でコンサートをしたこともありましたが、今まで残っているみなさんこそがまさに本当の家族じゃないかと思います。演技やステージ、海外での仕事もありますが、そういったことを全て理解していただいて、短い期間であっても日本に来るたびに温かく迎えてくださって、本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えると、さらに「僕はこの先、力が出なくてステージには到底立てそうもないくらいになるまで、みなさんのために一生懸命がんばってカッコいいステージをお届けします。今から15年くらい前にも申し上げたと思いますが、本当に共に思い出を作って、一緒に歳を重ねていく友達みたいな感じじゃないかなと思っています。僕はみなさんを見て20代の頃を思い返し、みなさんも僕のことを見ながらみなさんの若い頃のことを思い返していただいて。今ここにいらっしゃるみなさんは僕が『サンドゥ、学校へ行こう!』の頃からお会いしていますよね(笑)。これから先もさらに努力を重ねて、一生懸命にカッコいいステージを準備していきたいと思います」と決意を新たにした。
ここでファンとの記念撮影をすると、最後は歌のステージへ。
ジャケットを羽織って再び登場したRAINは、「ARE YOU READY?盛り上がろう!」と会場を煽ると、『It’s Rainning』『30 Sexy』を立て続けに披露。
『30 Sexy』では先ほどの相談コーナーで教えた筋トレをダンスに組み込み、歌い終わると、「やってくれました?本当に痩せますよ」と、もう一度指導する場面も。「これから先、僕と会ったらこれで挨拶してください」と言って笑いを誘うと、次は最後の曲ということで、「アンコール」のやり方を指導。ささやくように「アンコール」を言ってくれないと「出て来ないかもしれません」と難しい提案をしたが、息の合ったファンたちは、RAINの要求に応え、声を調整。RAINも満足したところで『さよならの代わりに』を歌うと、ステージを下り、客席を練り歩く場面も。
そして一旦ステージを後にすると、会場からはささやき系の「チョン・ジフン」コールが。「僕がいつ“チョン・ジフン”と言えと言いましたか?」と言ってRAINが登場すると、再び「アンコール」を指導。納得の「アンコール」が完成したところで、バラード曲『Love Song』へ。会場一体となって一緒に歌うとRAINも大満足のOKポーズ。続く『Love Story』では情熱的なアカペラも披露した。
これで曲は全て終わりだと宣言したRAINだったが、「今度は大きな声でアンコールをしてくれれば」と期待を持たせて一旦退場。
会場のアンコールが高まったところで、『La Song』がスタート。手を回す筋トレポーズをしたり、客席に再び下りたり、コールアンドレスポンスで大いに盛り上げると、最後は「ありがとうございました」と客席中央、左右に深々とお辞儀をしてステージを後にした。
終演後にはハイタッチ会も行われ、ファンとの熱い夜は大盛況で幕を閉じた。
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