第69回ベルリン国際映画祭で大喝采を浴びたほか、ファンタジア国際映画祭で作品賞、主演男優賞を受賞。その他世界の映画祭を席巻!韓国映画界を代表するハン・ソッキュ(『シュリ』)とソル・ギョング(『オアシス』)のダブル主演で贈る、予測不能の超一級サスペンス・ノワール『悪の偶像』〔6月26日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー〕の本編映像が解禁となりました。
本作はある“ひき逃げ事件”をきっかけに交錯していく“加害者の父”と“被害者の父”の運命をスリリングに描き、予測不能のストーリー展開に人間の業と結びついた濃密なエモーションを持ち合わす超一級サスペンス・ノワール。監督は『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』のイ・スジン。同作品で第43回ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワードを受賞し、巨匠マーティン・スコセッシ監督から絶賛された気鋭監督が、満を持してオリジナル脚本に基づく長編第2作を完成させた。
この度解禁となった本編映像は、ハン・ソッキュ演じる“エリート政治家”のミョンフェが取材陣に取り囲まれ、遺族への謝罪シーンが始まる。“しがない労働者”で息子を交通事故で失ったソル・ギョング演じるジュンシクと、“エリート政治家“というこの対照的な二人の父が初めて顔を合わせる場面を切り取ったこの本編映像。ひき逃げ事故を起こした息子ヨハンにジュンシクが詰め寄るところに駆けつけたミョンフェは「申し訳ありません」と謝るが、ジュンシクはミョンフェの胸ぐらを掴み「リョナは?」と問いただす。ひき逃げ事件の時に嫁も一緒にいたはずだ!とリョナの存在を必死に訴えるジョンシク、それを聞いて俯くふりをして不気味に笑うヨハン。確実に何かを知っていて笑ったヨハンに殴りかかるジョンシクを止めに入るミョンフェ。ひき逃げ事件を皮切りに交わるはずが無かった“加害者の父”と“被害者の父”、それぞれのやり方で必死に事件の真相を追い求める壮絶な展開が幕を開ける本編映像となっている!その後の物語で相反する二人が意外な関係性を築いていく様にも驚くはずだ!
権力を使って徹底的に隠そうとするハン・ソッキュと、殺された息子と一緒にいたはずのその妻を悲しみを押し殺しながら必死に捜すソル・ギョング、韓国きっての名優が事件のカギを握る“消えた目撃者”リョナを探すのだが、そのリョナの深い闇が徐々に明かされ、二転三転していく展開が息つく暇を与えない。1つのひき逃げ事件をきっかけに、露になっていく様々な人間の業、気が付けば後戻りできないところまで足を踏み入れてしまった二人の父が行きつく先に待っていたものとは?
監督・脚本:イ・スジン(『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』)
出演者:ハン・ソッキュ(『シュリ』)、ソル・ギョング(『オアシス』)、チョン・ウヒ(『哭声/コクソン』)、ユ・スンモク、ジョー・ビョンギュ、キム・ジェファ
2019年/韓国/韓国語/144分/シネスコ/5.1ch/原題:우상/英題:IDOL/日本語字幕:仲村渠和香子/映倫G
提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:akuno-guzo.com
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6月26日(金)シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次ロードショー