韓国の大学路で人気のミュージカル『兄弟は勇敢だった?!』が、六本木のアミューズ・ミュージカルシアターで第4弾公演として7月30日(火)~9月1日(日)の日程で上演。
初日の30日(火)には、プレスプレビューが行われ、上演後に主演のキム・ドヒョンとチ・チャンウクが登壇しての取材会も行われました。
【レポ】キム・ドヒョン&チ・チャンウク『兄弟は勇敢だった?!』マスコミ取材会 at アミューズ・ミュージカルシアター(1/2)
Q.キム・ドヒョンさんに伺います。この劇場では、オープニングの『カフェ・イン』に続いて2作目の出演になりますが、今回の作品に対する意気込みを教えてください。
キム・ドヒョン:2度目ですので、自分の劇場のような気がしています。最初に『カフェ・イン』で来た時は、舞台に10年以上立っていますが、やはり違う国、違う劇場、初めて立つ劇場ということで、色々と慣れていないという緊張の中で演らせていただいたのですが、約3か月ぶりに戻ってくると、馴染みのあるスタッフやアミューズのスタッフなど、色々な意味で馴染みがあるので、とても心地よく公演できると思いますし、その中で緊張を持ってより良いものをお見せできると思います。
この作品の稽古も一生懸命しました。『カフェ・イン』の時はセリフがメインのお芝居でしたが、こちらは歌も踊りもたくさん盛り込まれていますので、ご覧になる方も視覚的な部分からも楽しんでいただけるので、そういう部分でも素敵な作品をお届けできると思います。
Q.チ・チャンウクさんにお伺いします。今年の2月にファンミーティングのために東京・大阪にいらしたと思いますが、今回ミュージカルを日本で初めて行うというのは、どのようお気持ちですか?
チ・チャンウク:2月に来た時は、ファンミーティングでお邪魔させていただいたのですが、今回は公演という形で参加させていただくので、とても責任感を感じています。公演という形でお邪魔することによって、自分も『兄弟は勇敢だった?!』という作品の一員としてどのように作品に取り組んで、みなさんに作品を見ていただけるか、そう思いますと、今日初日を迎えますので、その時に初めてお客様とお会いすることになるので、今とても緊張をしていますし、ドキドキもしていますし、また期待もしていますので、よろしくお願いいたします。
Q.今回初めての共演ということですが、お互いの感想は?
チ・チャンウク:もちろん大先輩なのでよく存じ上げていましたし、色々なお話も聞いていました。実際にお稽古場でお会いしてみて、とても色々な面倒を見てくださるので安心しています。実際に演じてみると、噂で聞いていたよりもっとすごい先輩なので、今、隣で笑っていますが、色々なことを彼が導いて教えてくださるので、一生懸命学んで、いい舞台を作りたいと思います。
キム・ドヒョン:今まで共演した相手の中で、いちばんハンサムだと思います。なので近くで彼の目を見ていると、ちょっと萎縮してしまうので、目を見ないようにしている、というのは冗談ですが、彼はこんなにハンサムで、普通ハンサムだと演技はあんまりという方もたくさんいる中で、彼はこの容姿で演技もとても上手です。今回このカンパニーのみんなは再演を重ねてきているので、何度も共演している仲間で、今回彼は初めて参加して、それもいちばん末っ子なんです。彼だけ20代なのですが、諸先輩方の中でも萎縮することなく一生懸命自分に向かって来てくれるので、色々ないい点ばかり持っているので、自分はどうしようかと思い、親しくしようと思っています。
Q.『兄弟は勇敢だった?!』は5回も再演されている非常に人気の高いミュージカルですが、この作品の魅力は?
チ・チャンウク:まず、とても面白い楽しい作品です。5年も上演されている作品ですので、何年か前に、客席からひとりの観客として観ています。まず楽しく、そしてお話が進むにつれて感動が生まれ、最後に涙が流れるといった、面白さと感動と涙がひとつになった素敵な舞台だと思います。
キム・ドヒョン:僕はこの作品を色々な良いものが詰まったギフトボックスだと思います。特別なひとつの品物だけが入っているのではなくて、色々な要素が詰まっています。例えば年末年始で帰省した時に家族に持っていくプレゼントのようなものなので、年配の方も子供も男女の区別なく、この作品を負担なく観ていただけて、また共感していただけるので、すべての要素が詰まった作品だと思います。
Q.ご自身が演じているシーン、もしくは歌っているフレーズでいちばん好きなもの、お相手の方のシーンで好きなものを教えてください。
キム・ドヒョン:ふたりでほとんど一緒に出ずっぱりなので(笑)、強いて自分のシーンといえば、二幕の頭の自分のソロのシーンが好きです。彼のシーンは、やっぱりほとんど一緒に出ているのですが(笑)、一幕のオープニングシーンが好きです。父が亡くなって3年ぶりに故郷に帰ってきて、そこでお父さんに挨拶しろと言われても「自分教会に行っている」など、短い時間にジュボンがどういう人物で、自分がどういう人物であるかを見せて、そこから物語が始まっていくので、彼のシーンとして自分のシーンでもありますが、最初のシーンが好きです。
チ・チャンウク:自分のシーンというか、兄さんと一緒で、冒頭のシーンで自分たちふたりのキャラクターを含め、きっちりお見せできますし、3年ぶりに帰ってきてお葬式が行われる家に入っていく姿で、本家の人たちに会って様々なことが起こるので、オープニングシーンが好きです。お兄さんのシーンとしては、お兄さんも言っていましたけれど、二幕目のソロのシーンですね。二幕目を準備して、袖で聴きながら、二幕へ挑む決意を新たにしているので、そのシーンがとても好きです。
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