Kミュージカル『カフェ・イン』が大好きで、何度も見にいったというリピーターファン“38kaさん”が綴る、『カフェ・イン』の魅力をいっぱい語った口コミ大特集の第5弾は、初日公演の感想レポ(つづき)です!
■「アミューズ・ミュージカルシアター」について
日経ヘッドラインにアミューズ代表取締役の大里洋吉会長のインタビュー記事が掲載されています。(参照 インタビュー記事へ)
Kミュージカルにかける会長のその思いに、共感し支持した方々が、初日に大勢駆け付けたのでしょう。
この記事を拝見すると、大里会長は、ミュージカルがほんとうにお好きなのですね。
事実、これまでも、いろいろなミュージカルを制作・招聘されています。
私も過去に何回かアミューズが制作・招聘したミュージカルを見る機会がありました。
1本目は1996年上演のD-LIVEと呼ばれた「Rock To The Future」です。
D-LIVEのDは、Dream(夢がある)、Dazzle(人を魅了する)、Dramatic(劇的な物語である)の頭文字をとったものです。
夢があり、人を魅了する、劇的な物語があるLIVE「Rock To The Future」は、西城秀樹さんやダイヤモンド☆ユカイさんをはじめとしたロックミュージシャン、そして劇団☆新感線がコラボした、ロックミュージカルでした。
それまでのミュージカルは、舞台上で演じられているものを見るだけでした。ロックミュージカルといえば「ジーザス・クライスト・スーパースター」が有名ですが、でも客席は見ているだけです。けれど、『Rock To The Future』はミュージカルとロックライブが融合したもので、客席のお客さんも、一緒に盛り上がっていきましょう!というコンセプトで、プログラムには、「D-LIVEを10倍楽しくご覧いただくためのお願い」なるチラシも入っていました。
このミュージカルは、翌年専用劇場を作って再演されるほどの人気を博しました。
私も、何度通ったことか・・・。
そして、2003年、2004年の『ふたり』。
赤川次郎さんの小説をミュージカル化したものです。
出演者のほとんどがオーディションで選ばれた少女たちでしたが、脚本と音楽の完成度が非常に高く、演じる少女たちは少々粗削りながらも、切なさとパワーを与えてくれるミュージカルでした。
2006年には、『WE WILL ROCK YOU』を見ました。
クイーンのヒット曲22曲で構成されているミュージカルです。
オーストラリアのチームが来日して新宿コマ劇場で上演されましたが、盛り上がりましたね~、このミュージカルも。
ストーリーが「グローバルソフト社によって、生活の隅々まで管理された未来社会。
あらゆる情報がコントロールされ、音楽を聴いたり演奏したりするのも厳重に管理されている。コンピューターによる画一的な音楽で人々を支配下におくキラー・クイーン。この世界に”楽器”は存在せず、ロックという音楽のジャンルがない世界になっていた。」
eプラスHPより
ということで、『Rock To The Future』をマネ、いえいえ、オマージュしたようなストーリーでした。
そして、今回のKミュージカルです。
どれも共通するのは、エネルギーやパワーにあふれていて、見終わった後に笑顔になれることです。
大里会長は、特に若い人に見て欲しいと思っていらっしゃるそう。
確かに、バーチャルでもインスタントでもない上質なエンターテイメントに、若いうちから触れることは、その人の人生を豊かにしてくれることでしょう。
そのために、価格設定も日本においてはかなり低めに設定されています。
もっとも、年齢に関わらず観劇経験のない方が意外に多いのですよね。ジファンさんの『カフェ・イン』を見に行った時、それなりに年齢を重ねた方が多いにも関わらず、お芝居を劇場で見るのは初めてって方が多かったことにびっくりしました。
もちろん、観劇習慣のある方も大勢いらっしゃるのですが、価格的なことや難しそうという先入観もあり、敷居が高いと思っている方も多いようです。
確かに、演出家の中には、難しいこと=芸術だと考えている方もいらっしゃいますし・・・。
その点、『カフェ・イン』をはじめとするKミュージカルは、クオリティが高いのにお財布に優しく、難しいこともなく、誰にでも共感できる内容ですから、観劇デビューを飾りたいと密かに考えていらっしゃる方も足を踏み入れやすいのでは?と思います。
そして一度足を踏み入れれば、きっと3つのDを体感されること間違いなしです!
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