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2019年2月10日14時55分 日曜日 【オフィシャルインタビュー】「私の愛、あなたの秘密」ハン・ヘジン×ユン・サンヒョン オフィシャルインタビュー

余命3ヶ月の妻がついた、優しい嘘、お互いを愛するからこそ生まれてしまった互いの秘密。その秘密からすれ違ってしまう男女の究極のラブロマンス「私の愛、あなたの秘密」のDVDがTSUTAYA先行レンタル中、豪華賞品が当たるTSUTAYA全巻レンタルキャンペーンも実施中です!

この度、「私の愛、あなたの秘密」の主人公ナム・ヒョンジュを演じたハン・ヘジンとその夫キム・ドヒョンを演じたユン・サンヒョンのオフィシャルインタビューが到着しました!

「私の愛、あなたの秘密」ハン・ヘジン×ユン・サンヒョン オフィシャルインタビュー

―まず、本作に出演を決めた理由を教えてください。
ハン・ヘジン(以下ヘジン):最初は放送局での番組編成がされていない状態で台本を頂いたので、このドラマに出演したい、この役を演じたいと思いながら待っていたんです。サンヒョンさんが出演することが決まり、番組編成も決まってからはワクワクしながら撮影を待ち望んでいました。それに、最近の韓国ドラマではこういった正統派のラブストーリーが減っていたので、久々に純愛ラブストーリーに出演できるのだなと楽しみにしていました。
ユン・サンヒョン(以下サンヒョン):僕は、番組が編成されてからハン・ヘジンさんが出演するということを聞きました。僕自身も、こういったジャンルに出るのはほぼ初めてだと思います。こういうジャンルの作品が最近少なかったので、僕の演技スタイルを変えられる良い機会だと思い緊張しましたし、ワクワクしました。

―ハン・ヘジンさんは脳腫瘍のため余命数ヶ月の妻ナム・ヒョンジュを、ユン・サンヒョンさんは天才と呼ばれた建築家キム・ドヨンを演じられましたが、役作りにあたって何か心がけた点や努力した点はありますか?
ヘジン:主人公のヒョンジュは、余命3ヶ月を宣告され、最初は衝撃、そして恐怖、その次は決意。また、別の愛情を探そうとする熱望、家族に対する気持ちが徐々に変化していく心の様子を説得力のある演技で共感してもらわなきゃというプレッシャーがありました。余命宣告された人物を演じるためには、見た目の変化も大事だと思ったので、ドラマの後半では体重を減量しました。
そして、その人たちの心境をちゃんと経験せずには理解しにくかったので撮影の合間に車の中などで、ドキュメンタリーをたくさん観ました。撮影している間、一度も軽い気持ちで現場に向かったことはありませんでしたね。
サンヒョン:色んな感情を表現するシーンが多かったから…。
ヘジン:本当に難しかったですね。挑戦的な作品だったので、監督やサンヒョンさん、共演したテフンさんと現場でたくさん話し合いました。リハーサルも綿密に行われたので、シーンを撮るたびに時間がかかりました。
サンヒョン:僕にとっても本当に大きなプレッシャーでした。普通の建築家でもなく、天才という単語がついているので、天才建築家ってどんな人物なんだろう?どういったキャラクターを作り上げて、どういった演技をしなければいけないのだろう?とあれこれ悩みました。以前演じてきた作品とは違い、たくさん考えをめぐらせてディープな演技をしなければいけないのに、どういった深さで演じなければいけないのか…とか。単に台本を受け取って、記されているセリフを暗記しながら単にその感情に合った演技をするのではなく、色々と考えながら演じなければいけなかったので、様々な方向に道が広がっていきました。どの道を選ばなければいけないのか分からなくなって、現場でもたくさん話し合いをして方向性を決めていたのでとにかく時間がかかりました。家で、一人で練習していた時の感情のまま現場へ行くと、また変わってくるんですよ。次々に変わっていくので、どんなキャラクターを表現しなければいけないのかについても、かなり悩みましたね。

―それぞれ役とご自身との似ている点はありますか?
ヘジン:妻という立場になってみたら、私一人のために生きてきた頃とは違い、妻として、母として、体調が悪い時や心が辛い時も自分の気持ちを隠したりするときがあるんです。そういった所が、妻や母の立場には少しは共感できるのでじゃないかなと思います。夫のために、子供のために、自分の感情を抑えながら、心配をかけたくないから自分の辛さをも隠してしまう。そういった所かな?
サンヒョン:僕は、ヘジンさんと同じく、父親であり大黒柱なので、それ故の辛いことや責任感とかかな?子供がいるので、ドラマで父親や夫の役を演じると、共感できる部分がたくさんあります。そういった役を演じていると、昔は理解できなかった感情を今では理解できたりすることはありますね。

―お互い初共演だったかと思いますが、共演されていかがでしたか?
ヘジン:ドラマの内容が軽い作品じゃないので、撮影現場の雰囲気も重くなりそうだと思われるのですが、監督もとても朗らかで愉快な女性の監督でしたし、サンヒョンさんが本当にムードメーカーになってくれました。とても明るく楽しい雰囲気を作ってくれたので、サンヒョンさんのおかげでみんな楽しく撮影することができました。本当に感謝しています。また次も一緒に共演しましょうね。
次は、ちょっと軽くてコミカルな役を演じようねって言ってたんです(笑)。
サンヒョン:僕は撮影のとき、常に楽しく撮ろうという主義なので、シリアスな作品でも撮影現場が楽しいと演技でも良い結果が出せるんだと思っています。僕がわざとスタッフたちを笑わせたりするわけではありませんが、僕自身の気持ちが楽しいと現場に行くときも楽しく行けるじゃないですか。演技面では苦労しましたが、撮影現場はとても楽しかったです。それから、ハン・ヘジンさんの新たな姿を発見できたので、次はラブコメをしようと話していました(笑)。

―四角関係になるユ・イニョンさん、キム・テフンさんとの共演はいかがでしたか?
ヘジン:今回のドラマでは、イニョンさんと共演するシーンが少なかったのでとても残念でした。お会いしたのは少ないですが、私とイニョンさんの気が合うらしく、現場で会う度に二人で話し込んでいました。今回のドラマで素敵な方たちに出会うことができてとても嬉しいです。テフンさんは、本当に真面目な方です。とても真面目で、情熱的で常に準備万端なので、難しい感情シーンでも私も役に入り込んで演じることができたんだと思います。
サンヒョン:僕は、その人の第一印象がそのまま最後まで続く傾向があって、最初はイニョンさんも近寄りがたかったし、ヘジンさんやテフンさんもそんな感じだったんですけど、今回の撮影でそれが全くなくなりました。イニョンさんは冷たいイメージだったし、ヘジンさんはなんかアナウンサーみたいな感じでしたし、テフンさんはスクリーンでの活躍が多いので、僕があまり映画には出たことがないから映画界に対するロマンみたいな距離感があったんだと思います。共演してみて、みんな本当に優しくて良い方たちに出会えたことに感謝しています。

―お互いに第一印象と、共演してみて印象が変わったということはありましたか?
ヘジン:サンヒョンさんは、作品の経歴も長いですし、ヒット作もたくさんあったので、なんかクールなイメージでした。クールで神経質だと思ったんですが、神経質じゃない私よりもっと神経質じゃなくて、とても従順な感じでした。みんながよければそれで良いと思っていて、サンヒョンさんが不満を感じるような状況でも、それを表に出すことなく自分の中で解決されるんですよね。私が抱いていたイメージと、完全に違っていました。
サンヒョン:いくら不満があっても、それは裏で解決することであって現場であらわにしたりはしません。
ヘジン:とても優しいんですよ。
サンヒョン:いろんな女優の方と共演してきましたが、その中でも本当に性格のいい女優さんだと思います。とても優しいですし。女優の方がさばさばしてて性格も良かったら、気軽に話せるし色んな問題も乗り越えられると思うんですが、もしそれが難しいと全てにおいて難しくなってしまいます。でもヘジンさんは、それを全部受け止めて、自分の意見も話してくれて…こんな女優さんは初めてでした。普通だと、自分の演技だけに集中して、他人の感情や演技についてはあまり話すことはありません。でも、僕たちのドラマが複雑な作品だったので、そういう会話をたくさん交わしました。ヘジンさんからアドバイスを貰ったり、僕が意見を言ったりと、たくさん話し合えてよかったと思っています。演技以外のこともたくさん話しましたよね。

―お二人が考えるナム・ヒョンジュとキム・ドヨンの魅力はどのようなところですか?
ヘジン:キム・ドヨンの魅力は、作品の最初から最後まで嘘がつけなくて、優しい姿が一貫していたところ。ヒョンジュの魅力は、魅力だといえるかどうか分かりませんが、自分の肩の荷を下ろす事ができるところ。抱え込まずに諦めるようなところ。ドヨンに対してもそうでしたよね。それを魅力だと呼べるなら…それが魅力ですかね。
サンヒョン:キム・ドヨンの魅力は、自分のプライドが高くて、頑固で、家族思いで、一人の女性を愛しているように見えても、心の底では二人の女性を想っていて…(笑)。責任感が強いんだと思います。ヒョンジュの魅力は…優しいところ。あと嘘が上手(笑)。

―もしご自分が余命数ヶ月だと突然宣告されたら何をすると思いますか?(何が一番したいですか?)
ヘジン:実際にその立場になってみないと分かりませんが、もし自分がその状況になったら、夫と子供との残された時間を良い思い出として残し、死というものは恐怖ではなく、誰にでも訪れるものだということを受け入れるために努力すると思います。夫や娘にもその恐怖を与えず、私自身が淡々と受け入れながら、死は恐怖じゃないんだということを受け止めると思います。
サンヒョン:僕はこの病院は間違ってるんだ、誤診だと思いながら、別の病院へ行って再検査を受けると思います。日本やアメリカにも行って…それでも結果が同じで、もし一週間後に人生が終わるとしても、一番心配なのは子供たちのことです。子供たちが一番心配で、僕は解決策を探すためにずっと病院に通い続けると思います。そう簡単には受け止められないと思います。

―撮影裏話や、空き時間の想い出など、撮影エピソードを1つで結構ですので、教えてください。
ヘジン:6話くらいでのシーンだったと思うんですけど、サンヒョンさんの台本のト書きに‘歌うように話す’と書いてあったのを、サンヒョンさんが実際に歌うんだと勘違いしてセリフを歌にしてきたことがありました。本当に真面目に。その時のセリフが、「ヒョンジュ、ヒョンジュ、セッピョル母のヒョンジュ、お義父さんの娘ヒョンジュ、僕の妻ナム・ヒョンジュ」だったんですけど、これを歌に変えてきたんですよ。「こういうことじゃないんですか…?」っておっしゃってたんですけど、現場でシリアスなシーンだったのにも関わらず皆で笑ってしまって。私がサンヒョンさんに離婚を切り出して、それを受け入れられないシーンだったのですが、私が我慢できずに笑ってしまってNGを出しちゃったんです。でもその次のテイクでこの歌を聞いたら、不思議と感情が高まってきて自然と涙が出てきたんです。本当に涙が止まらなくて。リハーサルの時や最初のテイクの時には笑っちゃったんですけど、集中して役に入り込んだらとても悲しく聞こえてきました。回想シーンのときもサンヒョンさんがこの歌を歌ったんですけど、とても素敵なシーンになりました。
サンヒョン:僕は元々あまりト書きを気にせずに、自分の感情に合った演技をするスタイルなんですよ。でも今回の作品は、テフンさんもそうだし、イニョンさんもそうだし、ヘジンさんもト書き通りに演じていたんです。僕だけ無視するわけにはいかないじゃないですか。じゃあ僕もしようってなったときにト書きを見たら、‘歌うように’って書かれてるんですよ。でもこのシーン自体が、夫婦の感情が高まってるシーンで、いきなり歌ったら台無しになるって思ったんです。家で色々試してみて、あのメロディーが誕生して。忘れないように携帯に録音して、そのシーンを撮る時に歌ったらスタッフや俳優たちみんなが大笑いしてました。リハーサルの時もヘジンさんも笑っていて。僕が家で練習した時はとても悲しかったのに。そのときは、脚本家がこういう意図を持って書いたんだなって思ったんですけど、脚本家からはそんな意図じゃなかったって言われました(笑)。でも、やってみようと説得して演じてみたら、ヘジンさんが感情移入して涙を流していました。
ヘジン:サンヒョンさんには、本当に感謝しているんです。難しいシーンだったんですけど、逆にサンヒョンさんが変えてくれたことによって、素敵なシーンになりました。
サンヒョン:回想シーンも素敵なシーンになったんですよ。

―お二人は度々日本に来られていますが、好きなスポット、好きな食べ物などあれば教えてください。
ヘジン:私は沖縄が大好きです。休暇の時によく行きます。沖縄で胎教もしました。そこの水族館も好きですし、イルカショーを観ながら胎教しました。それから、海ぶどうが本当に大好きで…すごく美味しいですよね。沖縄に行くたびにたくさん食べてきます。また食べたいな。
サンヒョン:僕は名古屋のうな丼。うな丼が日本でそんなに有名だとは思っていなかったんですけど、名古屋で公演があったときの前日にスタッフが古くて有名なお店に連れて行ってくれたんですよ。あんなに美味しいうな丼を食べたのは初めてでした。本当に美味しくて、その次の日もそのまた次の日も食べに行って、3日連続で食べに行きました。あの味が忘れられません。名古屋に行ったら必ず食べます。

―日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ヘジン:「私の愛、あなたの秘密」は誰でも一度は向き合う「死」という現実のお話です。映像とOSTもとてもいいので、それぞれの人物の感情を理解して共感しながら見ていただけたら、さらに楽しめると思います。ぜひ観てください。ありがとうございます。
サンヒョン:「私の愛、あなたの秘密」キム・ドヨン役のユン・サンヒョンです。愛と感動、家族愛をテーマにしたドラマなので、ぜひ皆さん観てください。ありがとうございます。

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    (セル)ハピネット
【ストーリー】
10回目の結婚記念日を迎えたヒョンジュ(ハン・ヘジン)とドヨン(ユン・サンヒョン)。建築家のドヨンはスランプに陥っていたが大きな契約が決まり、亡き母と同じ脳腫瘍の病気に怯えていたヒョンジュは“異常なし”の診断を受け、幸せな夜を過ごす。しかし翌日、ヒョンジュは医師のチャン(キム・テフン)から余命3ヶ月の宣告を受ける。さらに夫の昔の恋人ダヘ(ユ・イニョン)が帰国し「彼を奪いに来た」と言われ、幸せな日々は一転し…。
公式サイト:http://culture-pub.jp/watahimi/
(C)2018MBC

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