読者のKNさんより届いた、2月20日に行われたキム・ヒョンジュン(リダ)のライブ『KIM HYUN JOONG JAPAN TOUR 2015 “GEMINI”』レポの続きです。
そしてここでまた1日目に続き、「ちょっと息を整えてみましょうか?みなさん、今日は最後の公演ですが、ちょっと色の変わるペンライトを下ろしてみてください。急に静寂が訪れたような感じです(笑)。本当にリハーサルしたんじゃないですか(笑)?それから、みなさんの携帯を出してみてください。この歌はみなさんのために歌いたいです。携帯だけが大丈夫です。(日本語で)カメラ、ダメです。iPad?iPadまで(OK)。」と言って、撮影タイムを設けてくれました。
「みなさんこういう風にしてないで(と言って携帯を向ける仕草をしながら)、まずちょっと話を聞いてくださいね。僕今話してるんですけど(笑)。この歌は『나 살아있는 건(僕が生きているのは)』という曲なんですが、僕が今まで歌ってきた理由、そして歌えてきた理由、それはまさにみなさんがいてくださったからだと思います。なので、この歌だけは、みなさんが永遠に大切にしまっておけるように、1曲くらいは映像を撮ることを許可したいと思います。まだ赤いボタンは押しちゃダメですよ。この歌はどの歌よりも、胸にきゅっと迫るものがあると思います。(日本語で)みんなのために歌をします。」と言って、『나 살아있는 건(僕が生きているのは)』を歌います。ここで撮った映像は何度観ても胸に迫ります。
歌い終わると、「よく撮れましたか?もし携帯電話をなくしても、何千人の方が撮ってますからね、共有してください。」と言うリダ。いつもならリダらしい、イタズラ発言だと思うのですが、今日ばかりは悲しさを感じさせないようにしているのかな、と勘繰ってしまいます。
「どうでした?『僕が生きているのは』しっかり聴いていただけましたか?あの部分が胸に迫りますよね。歌詞の中で、「♪涙が語ってくれますね(눈물이 다 말해주네요)」っていうところがあるんです。その部分が胸にじんときました。」というコメントにもやはりリダの気持ちが垣間見えます。
「ではちょっと雰囲気を変えてみましょうか?もう一度(ペンライトを)上げてください。つけて下さい。何でしょう?どれくらい不思議かわかりますか?せーので変えてみてください。せーの!もう1回、僕の(カラー)に替えてください。せーの!なんだろう。これ本当に何なんでしょうかね?」と何度もびっくりしてはしゃいでいるリダが本当にかわいかったです。きっとしばらくの間見ることができない、この会場の風景を目に焼き付けているんだろうな、と感じました。
「僕のアルバムの中に、かわいい曲が何曲かあります。『Gentleman』もありますし、『KISS KISS』もあるじゃないですか。『KISS KISS』をいつまで歌おうかと悩んでます。僕よく似合ってますか?理解できませんね(笑)。自分でやりながらも自分で恥ずかしいです。24、25、26くらいになるまでは、僕にふさわしい、合ってる曲だなと思ってました。でも数え(歳)で30で歌うと思うと。」とまたリダっぽさ全開で話すと、「でも、(日本語で)2階、3階のみなさん。忘れてないですよね?1階よりも、反応がよければ行きますよ。」と言って『KISS KISS』がスタート。
トロッコから2階席へ飛び移り、2階席も走り回るリダ。
『Lucky Guy』、『Beauty Beauty』と続き、まだまだ客席内を駆け抜けるリダに会場は大興奮の渦。
再びステージに戻ると、「今日は2階、3階のファンのみなさんにもご挨拶できました。どうでしたか?暑いですね。ちょっと待ってくださいね。シャツが出てしまって。最後なので端正な姿を見せたいですからね。いいですか?楽しいですか?今楽しんでる途中ですか?ご存知のようにこのままの雰囲気で行けば、今日は最後の公演ですからね。アンコールをずっと長くつづけたいと思います。」とうれしい発言。
ところが、「では、次はみなさんの大好きな曲、」と言ったところで、会場に泣いているファンを発見したらしく、「僕何か悲しい歌をうたいましたか?今泣いている方がいたので、悲しいですか?大丈夫ですか?今泣いているのかと思ったんですけど、汗を拭いていたんですね。」の発言には会場も大爆笑。「(盛り上がる曲の)『Lucky Guy』と『Beauty Beauty』を聴いて涙を流す方というのは、感情のコントロールをどうしてるんでしょうか?理解できない方が急にお一人現われました。」と言ってさらに笑いと取ると、「きっとこの曲を歌うとまたその方は大喜びをしてしまうんじゃないかと思います(笑)。(日本語で)聴いてください。」と曲紹介して、『LET ME BE THE ONE』へ。
本当に本当に会場は大合唱でした。これを聴いたリダは「みなさんが一緒に歌ってくださった『LET ME BE THE ONE』でした。」と一言。自分たちの声が届いているんだな、と実感できてうれしかったです。
そしてここからまたリダワールドへ。
「暑いですね。」と言いながら(かわいいスマイル柄の)シャツの袖をまくりあげますが、なかなかボタンが留まりません。客席からのプレッシャーを感じたのか、「いっそのこと脱げって?全部脱いじゃえって?」と言うリダにファンは期待の眼差しを向けますが、ここはリダ、「歌手にならずにストリッパーになればよかったかな?そしたらみなさんがもっと愛してくださったと思います。違いますか?違うっていう人は、本当はものすごく喜んでいたのが、目の前から見えましたよ。」と返します。
大爆笑の会場にさらに「でもそこにはお母さんと一緒に来た、お子さんもいらっしゃるので。今日は大丈夫だって?。その言葉後悔しないですか?ものすごく刺激的な映画を見せたいですか?まだ、かわいいのが似合う歳ですから。」とイタズラな笑顔を見せます。それでもボタンが留まらないリダは、コーラスの女性のところに行って、「ちょっと締めてもらえますか?バレンタインデーの時に愛しているといったウネさんです。(←大阪のレポ参照)」とまたイタズラします。ウネさんが一生懸命やりますが、ボタンは留まらず、今度は男性のコーラス、クボンさんが挑戦。「がんばれ。あああ。できる!もうちょっと!」とリダも悶絶しながら、何とかボタンが留まり次の曲、『PLEASE』へ。
そしてここで「個人的な話を1つしましょうか?」と言ってこんなエピソードを披露してくれました。
「今まで、感謝したいと思える方たちがたくさんいらっしゃいます。まず僕が感謝しなければいけないのは家族ですよね。ファンのみなさん。愛するスタッフ。そして友達。知人。僕が今回こんな風にみなさんから大きな声援をいただけたのはもちろん、みなさんがいてくださったのは当然ですし、事務所のみなさんも同じです。
なので、日本でツアーをしながら、感謝をすべき人たちのために手紙を書きました。個人的な話なので、みなさんどこかで言わないでくださいね。でもどうせ言っちゃいますよね(笑)。HEATを作ってくださった、B’zのお二人に手紙を書きました。バンドのみなさんは、B’zの歌を聴きながら夢を育んできてこれまで歩んできたみなさんです。公演に来てくださいませんかと聞いたら、LAにいらっしゃるということで来ていただくことはできませんでした。でもありがたいことにマネージャーの方、会社の関係者の方が来てくださいました。順位は重要ではありませんけれども、おかげさまでオリコンチャート1位をいただいた曲です。B’zのみなさんのために、みなさんのために僕たちは『HEAT』でどれほど盛り上がれるか、底力を見せましょう!(日本語で)ありがとうございます、B’zさん。じゃあ、聴いてください!B’z!『HEAT』!」と言って『HEAT』へ。本当に今までで一番盛り上がった『HEAT』だったのではないでしょうか?
続けて『Good-Bye』を歌うと、最後に「じゃあ、Good-Bye!」と声を上げるリダ。自然と「キム・ヒョンジュン」コールが起こります。
「クボンさんがちゃんとやってくれなかったので、(シャツの袖が)落ちてきちゃいました(笑)。
みなさんも僕と一緒に感謝の気持ち、情熱を伝えてくださったと思います。ここで改めてお礼を言いたいと思います。これまでいい曲を提供してくださったすべての作曲家のみなさん、そしてマネージャーさんまでここに送ってくださいました、B’zのみなさんにも心から感謝しています。ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えると、「では、ここで本当に最後の曲ですね。今日は本当にいつも以上に時間が早く過ぎていきますね。でも、最後じゃありませんからね。少しだけ長い時間会えないだけです。これ以上長い話は必要ないと思います。ずっと話していたら、胸がギュッと詰まってしまって、歌えなくなりそうですね。(日本語で)みんな、そのまま、待っててね。ありがとうございました。最後の曲です。みんなのために歌をします。」ここまで言って、感極まるリダを見て、会場からの歓声がさらに上がります。
そして『ホシゾラ』がスタート。ツアーの途中から歌い始めたこの曲もいつの間にかみんな合唱できるようになっていました。
リダの感謝の言葉を綴ったVTRも今日で最後。何度見ても、心にぐっときます。
「みなさん、本当にありがとうございました!」と言ってステージを後にすると、『Good-Bye』のインストですぐにツアーのメイキングVTRが始まります。VTRにも関わらず会場からは手拍子と掛け声がかかり、最後は大きな大きな「キム・ヒョンジュン」コールで会場が一体となると、アンコールがスタート。
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