客席を左右半々に分け、2チーム対抗で「大声出しゲーム」をすることになると、ファンは見事なチームワークで「ドンジュン、愛してる~」「ドンジュナ、サランヘ~」と叫び、同点の結果に。勝利チームに投げ込まれるはずだったサインボールは会場全体に投げ込まれ、興奮の渦に。
記念撮影も、ただステージでファンをバックに撮るだけではなく、ポケットに仕込んだ紙吹雪を撒いたり、「僕たちだけがわかる秘密を作ってみませんか?」と言って客席の中の空いている席に座り撮影するという、本当にワクワクするアイディアをどんどん提案してくれるドンジュン。
「みなさんのカメラに僕を収めて帰っていただきたいと思います。」と言って、ファンが撮影できる時間も設けてくれた。
ここで一旦ステージを後にすると、3番目のVTRでは、いよいよお待ちかねのベッドルームが公開された。「よく眠れるように」とテレビも置いていないドンジュンこだわりのベッドルームで、彼女のリクエストに応え、歌い始めるドンジュン。そして・・・今度は黒のトップスに着替えたドンジュンが登場し、自身で作詞作曲をしたという『Think About U』を歌ってくれた。またしても客席に下りて行き、紙吹雪を撒いたりして楽しませてくれた。
「みなさん楽しいですか?幸せですか?僕も幸せです。」とファンに声を掛けると、今度は作詞作曲の話題へ。
「最近、LAで曲を作る作業をしたんですけど、歌詞をまだ完成できていないんです。」ということで、この場でファンから歌詞を募集するという試みへ。
ファンからは韓国語の歌詞がスラスラと出てきて、あっという間にドンジュンも絶賛の3つの歌詞が。
中でも会場からの支持が多かった「그대의 품속에 안겨서(あなたの胸に抱かれて)」という歌詞で実際に未完成の曲『I’m in Love』を歌ってくれたのだが、やはり音程をつけるのが難しかったようで、「今の歌詞を参考にしながら、最終的に僕の方で決めたいと思います。」とのこと。
歌詞が選ばれたファンに、プレゼントとして革細工のカード入れが贈られたが、「ファンミーティングのために新しい趣味ができました。革細工をしていると、心身の安定を探すことができます。久しぶりに静かに集中する時間が持てました。これも全てみなさんのおかげです。みなさんありがとうございます。」と本当に革細工が性に合っているよう。
ここで改めて「みなさんのおかげで僕も本当に幸せです。」とファンに感謝の気持ちを伝えると、「今この場所が僕たちの家になる」「この場にいつもとどまっていたい」という意味を込めて選んだというMichael Bubleの『Home』を「来てくれて本当にありがとうございます。みなさん愛してるよ。」という言葉と共に歌い、ステージを後にした。
すぐに起こったアンコールの声に応え再び登場すると、自身の曲『Healing』を歌い、最後の挨拶へ。
「みなさん本当に来てくれてありがとうございます。幸せですか?楽しいですか?心残りですか?次回のファンミーティングも来ますよね?僕は今日あまりにもたくさんのものを見せた感じがしませんか?次に来たらまた新しいものが見られますよ。最後ということで、いい雰囲気を出そうと思ったんですが、『Home』、上手く歌えませんでした(笑)。認めます。ですから楽しく、おかしく終わりたいと思います。みなさん、ドンジュン、サランヘ~」と言ってファンへ歓声を促すと、ファンも大きな声で、「ドンジュン、サランヘ~」と応え、明るく楽しい雰囲気のまま、イベントは終了となった。
演技でも歌でも活躍し、確実にキャリアを積んでいるドンジュンだが、まるで新人のようにイベント中終始ステージと客席を行き来して、ファンへサービスする姿は感動ものだった。ファン心をくすぐるアイディアや革細工の繊細な仕上がりなども新しいドンジュンの一面を垣間見ることができ、ファンにとってはたまらない時間になったに違いない。
「今日のファンミーティングを楽しみにして生きてきたが、今日が終わったらどうしたらいいのか。」というファンのためにも、早めの再来日を期待したい。
(完)←前頁へ