イ・ジュンギの約1年ぶりの日本ファンミーティング『2019 LEE JOON GI SPLENDOR Family Day ‘I have a present for you’』が、6月14日(金)パシフィコ横浜にて開催された。
この模様をお届けします!
オープニングの映像で“ I have a present for you” の文字が映し出されると、生バンドの演奏がスタート。幕にイ・ジュンギのシルエットが浮かび上がると、歓声が上がる会場。幕が落ち、1曲目の『FOR A WHILE』を歌いながら登場したジュンギは、花を投げるという王子様っぷりを発揮し、会場の熱はさらに上がっていく。
本日のMC、Yumiも合流し、久々の再会を喜び合うと、「みなさん本当にお久しぶりですね。みなさんのナンバーワン俳優イ・ジュンギです」と華麗に挨拶。
「今日はみなさん本当にきれいですね。何かあったんですか?」とイタズラに尋ねると、少し前に終了したアジアツアーに触れ、「ファンのみなさんが、本当に楽しんでお帰りになったんです。みなさん10歳は若返ったと思います。(客席を見て)子供になっちゃった方もいらっしゃいます。赤ちゃん?」と何ともうれしい言葉をかける。
そして会場3階まで埋め尽くしてくれたファンに「本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えると、早速椅子に腰かけてのトークタイムへ。
本日のファンミーティングのコンセプトは“プレゼント”。
タイトルも『2019 LEE JOON GI SPLENDER Family Day』で、このタイトルが示す通り、SPLENDOR(イ・ジュンギのファン) ファミリーのために「今まで会いたかったイ・ジュンギ、そして聞きたかったイ・ジュンギ、そんな雰囲気でみなさんと一緒に楽しい時間を過ごしながら、素敵な思い出を作りたい、そんな温かい雰囲気にしたい」という思いが込められているのだそう。
全世界のファンを対象に、フェスティバルのようなコンセプトで行ったツアーとは対照的なイベントで、Yumiの「ジュンギさんがプレゼント」という言葉で、「ラッピングをほどきますね」と言ってポーズを決めまくるジュンギにファンは大喜び。
ジュンギはイベントの中で色々なプレゼントを準備してくれたとのことで、最初のプレゼントとなる“イ・ジュンギのサプライズ[ウソ?ホント?]”のコーナーへ。
かわいくラッピングされた抽選ボックスが登場し、引いたキーワードのトークをしながらウソ発見器にかけられるというもので、ウソ発見器が運ばれてくると「こういうの本当に嫌だ、やめてください」と嫌がるジュンギ。
まず最初のキーワードは“Instagram”。自身のInstagramに様々な写真をアップしているジュンギだが「自己愛が強いんです。みなさんとコミュニケーションを取るということでちょっと中毒のような感じもあります」と少し照れくさそうに話すと、ここでInstagramのようなポーズを再現。ファンはメロメロとなった。
そしていよいよウソ発見器の出番。質問は「愛嬌ポーズをいつも鏡を見ながら練習している?」というもので、「もちろんですよ、シャワーのあと」とジュンギ。ウソ発見器の判定は、ジュンギは嘘をついていないというものだったが、実際は「鏡を見ていっていうのは嘘だったのに、シャワーのあとっていうのが好きなようですね。変態」と言って笑いを誘う。しかし、練習をしているというのは本当なようで、その成果として、飛んできたハートを飲み込んで口から指ハートで戻すポーズを見せてくれた。
次のキーワードは“ドラマ”。
ジュンギが主演した『TWO WEEKS』のリメイク版が日本で7月から放送されることになったが、「本当に素敵な俳優さんが演じてくださいまして、年齢も僕よりもかなり若いですよね」と言っていたジュンギ、年齢のことを聞かれると「みなさん、カット!」と言ってなかったことに(笑)。さらに「まさにこの方が、今日この場に!大きな拍手でお迎えください」と期待させておいて、「今楽しみにしていた人は誰だ!」とイタズラする場面も。
そんなジュンギへのウソ発見器の質問は、「日本版『TWO WEEKS』が原作よりもヒットしてほしい?」という意地悪なもの(笑)。「NO!」と答えたジュンギ、ウソをついていないと判定され、会場は大爆笑。
「僕は俳優じゃないですか。自分の心臓をコントロールすることができるんです。内心はとても応援していますよ」などと必死のフォローで何とかその場を納めていた(笑)。
すると、今度はYumiがウソ発見器につながれる事態に。
「私は俳優イ・ジュンギだけではなく他の俳優さんのファンミーティングにおいても楽しく遊んでいる。私にとってMCというのは仕事であるだけだ。私はイ・ジュンギさんを見て、懐かしいというふりをした」という怒涛の質問にYumiの答えはもちろん「いいえ」。しかしながら、ウソ発見器の判定は、“ウソ”で、Yumiには電流が流れ、退場。
ジュンギは笑いながら、「Yumiさんには、心の底から感謝しています。本当に危険なゲームですね」とフォローすると、日本版『TWO WEEKS』への応援も呼びかけながら、韓国版『TWO WEEKS』のOSTより『Run』を披露。
手拍子の起こる中、ドラマの映像をバックに歌い上げ、準備のために一旦ステージを後に。
合間の映像ではジュンギのフィルモグラフィーが流され、懐かしいジュンギの姿に、会場からは歓声も。
そしてみんなで「ジュンギオッパー!」と言って、再びジュンギを呼び込むと、続いてのコーナーは、ジュンギの“過去(HISTORY)”。
今まででいちばん好きだった役を聞かれると、「難しいですね…みなさんはどうですか?」と逆質問。
色々な作品名が飛び交う中、「でもやはり僕自身にとって、日本のファンのみなさんだけではなく、多くのみなさんから声援を受けるきっかけになったのが『王の男』ではないかと思います。僕自身にとって、生涯得ることができない、そんな瞬間を与えてくれた作品です」と熱い思いを語るジュンギに、会場からは拍手が。
日本のファンに初めて会ったのは『王の男』の後だったそうで、「本当にこんなに多くのみなさんから愛情をもらうなんて、期待していなかったので、本当にびっくりしました」と同時に、ドラマの中の美しい容貌から「多くのみなさんが誤解してらっしゃったと思うんです。僕のことを女らしい、中性的、そんな印象を持っていらっしゃったかと思うんです」とジュンギ。
ところが、日本での最初の挨拶は、男らしく「初めまして、私はイ・ジュンギです。私の好きな言葉は『若い時の苦労は買ってでもしろ』」だったので、「本当に男みたい」とファンは驚いていたそう。
「俳優イ・ジュンギの人生を、ひとつの言葉で表現するとしたらそのキーワードは?」という難しい質問にも、ジュンギは「愛」と即答。今までは“情熱”と言っていたそうだが、最近では“愛”ということをよく考えているのだそう。
今年で俳優人生も17年となり、今までは前だけを見て情熱的に走り続けてきたが、人生歩んでいると、順調な時ばかりではなく、そんな時、いつも力をくれるのはファンだったというジュンギ。「辛い時は僕自身もファンのみなさんを探すようになり、ファンのみなさんも僕の事を思って心配してくださる、お互いに愛し、切ない感情を持っているからこそ、克服することができるし、成長できるのだと思います。俳優としても“愛”を持っていて初めて情熱を残せる、成熟することもできると思います」とその思いを明かした。
特にアジアツアーを終えた後は、スタッフも含め、ファンの愛情中毒で、燃え尽き症候群になってしまい、ファンの愛が「本当に大きな原動力になる」と実感したのだそう。
そんなファンに対して「たくさんの愛を与えるために、もっともっと素敵な俳優、大きな俳優にならなければいけないと思っています。みなさんに癒しを与えることができるのが本当の俳優だと思います」と熱く語ると、さらに「そのためにはもっともっと僕自身、色々努力をしなくてはいけないな、とか、色々なことを考えさせられました」とこれだけキャリアを積んで実績もあるジュンギの謙虚な言葉に会場からは拍手が起こった。
そして、今この瞬間、たくさんの愛を贈ってくれるファンのみなさんに贈りたい特別なプレゼントは何か?と聞かれたジュンギは、「作品」と回答。
今までのペースでは1年に1本は出演していたというジュンギ。しかしながら、習熟した作品を見せたい気持ちから、かなり慎重に出演作品を選んでいるとのこと。
とは言え、早くファンのみなさんに作品を見せたいという気持ちと、自分自身も幸せな現場に戻りたいという気持ちから、「そろそろ迷うのはやめようかな」とも思っているのだそう。
「素敵な作品をみなさんにプレゼントすることによって、みなさんに癒しを差し上げたいと思っています」という素敵な言葉も贈ってくれた。
(つづく)→次頁へ