Netflixで2022年1月から配信がスタートしたドラマ『今、私たちの学校は…』で、一気にその名をとどろかせた俳優ロモン。昨年1月に自身初のファンミ―ティングを日本で行ったロモンが、昨年12月に日本の公式ファンクラブをオープンし、2月4日(日)には、2度目となる来日ファンミーティング『LOMON 2nd Fan Meeting ~Winter Again~』をZepp DiverCity (TOKYO)にて行うことが決定している。
そんなロモンの初々しい姿を見ることができた、2023年1月13日(金)神奈川・横浜のKT Zepp Yokohamaにて開催された来日ファンミ―ティング『LOMON’s Special Day in Japan』昼公演の模様をお届けします!
オープニング映像に続きロモンが登場すると、大きく手を振り『L-O-V-E』(原曲:ナット・キング・コール)がスタート。緊張しながらも笑顔を見せ、英語で歌いながらステージを右へ左へと移動して、手を振ったりハートを贈ったりと、初っぱなからしっかりとファンサービスする姿に、ファンも喜びながら応援していた。
そしてMCの古家正亨も合流すると、「みなさんこんにちは、ロモンです」と日本語で挨拶。オープニングで歌った『L-O-V-E』は、子供の頃に聴いたことがあり、昔の歌ではあるが、胸がときめいたのだそう。「タイトルのようにファンのみなさんに、愛と僕が感じたときめきをお伝えしたくて、準備しました」と選曲した理由を明かすと、その“ときめき”を指ハートで表現してくれた。
イスに座って本格的にイベントがスタートすると、しばしトークタイムへ。日本初で自身初だという今回のファンミーティングについて「僕の人生初のファンミーティングなんです。日本で開催できて、より意味があると思います」と話し、会場にたくさんのファンが集まってくれたことに「とてもありがたいですし、緊張していますし、ワクワクしています」と気持ちを明かした。初めてのファンミーティングということで、まだ慣れない様子のロモンだが、オープニングの歌では必ず手を振るように事務所のスタッフから指示されていたそうで、これはしっかりと果たすことができたよう。さらに古家から通訳さんが話している時も手を振ったりするようにと新たなミッションも課されていた。
意外にも、日本に来たのは初めてだというロモンだが、昨日の夕方に日本に到着し、ホテルのチェックイン後には、すき焼きを食べたとのこと。「すき焼きもとっても美味しかったですし、今朝会場に来る時に、横浜の街を見てみたんですが、素敵な港も建物もあって、素敵な都市だなと思いました」と、時間がない中でも、日本を満喫しているようだった。
さらに、日本に来てやりたいことを聞かれると、「日本のラーメンを一度食べてみたかったんです」と回答。「機会があれば、今日か明日の夜に挑戦したい」と意欲を見せていた。
今回のファンミーティングのために、いろいろと準備したというロモンだが、「このファンミーティングをひと言で表現するなら?」という質問には「『LOMON’s Special Day in Japan』ではなくて、“ロモン”を取って、“私たちのスペシャルデイ”としたいです」と答え、会場からは拍手も起こっていた。
そしてここからは、ロモンの出演作の中でも、代表的な2作品である『今、私たちの学校は…』『代理リベンジ』についてのトークへ。会場のファンもこの2作品はほとんどの人が観ているようで、「2作品とも、がんばって撮影したんですが、これほど多くの方に愛と関心をいただき、胸がいっぱいで感謝しています」とロモンもうれしそうな様子。
そして、俳優になったきっかけを聞かれると、「子供の頃、少しの間、B-BOYがカッコいいと思って、1年くらいダンスを習っていたんですが、横で見ていたお父さんが『この子はダンスに素質がない』と言って、今の事務所でも『ダンスよりも演技をやってみたらどうだろうか』と言われたので、演技をすることになりました」と、意外な過去を明かした。
実際に演技をするようになって、「始めた時は何も知らなかったので、すごく楽しかった」というロモンだが、「最近はもっと上手に演技ができるように努力をしているところです。難しいんですが、面白いです」と、演技に対する真摯な気持ちを伝えた。
『今、私たちの学校は…』『代理リベンジ』では、アクションシーンも多く、体力的にはきつい部分もあったそうだが、「アクションを通してカッコいい姿をお見せできますし、僕自身もアクションが好きなので、大変だったんですけど、楽しんで、ベストを尽くして撮影しました」と笑顔を見せた。
まだ緊張しているというロモンだが、ここからは映像も交え、2作品を深掘りしていくことに。
まずはロモンが「主人公のオク・チャンミが双子の兄の死の真相を突き止めるために転校してきます。そして僕が演じたチン・スホンが、母親の入院代のために復讐の代行をするという仕事を始めます。その2人がある事件に巻き込まれて、展開される高刺激ハイティーン復讐スリラードラマです」と解説した『代理リベンジ』のハイライト映像が流されると、「初主演作ということで、プレッシャーもありましたし、心配もたくさんしていました。でも、ファンのみなさんに素敵な姿をお見せするために、プレッシャーは一度忘れて、撮影だけに集中していました」とコメント。
アジアでの反応がすごくいいと聞くと、「(その理由は)詳しくはわからないんですけど、Kコンテンツが成長し、また新鮮なテーマが面白いと受け入れていただけたのかなと思います」と分析していた。
続いて、現場のオフショット写真が紹介され、休み時間に共演者と写真を撮っている様子、中学校の同級生でもあり、友達でもあるチン・ホウンと休み時間にくつろいでいる様子などの写真を観ながら、撮影当時を振り返った。そして、遊園地やデパートの屋上にあるような子供用のおもちゃの乗り物に乗っている写真では、遊園地の話題に。ジェットコースターのような乗り物は苦手だというロモンは、子供の頃はアリの観察をしているような少年だったと明かしていた。
撮影現場の雰囲気を聞かれると、「今回の作品も、同年代の俳優さんと一緒に撮影したので、話も合いましたし、とても明るいエネルギーを感じることができました」と回答。そんな雰囲気がよく出ていた『代理リベンジ』だが、ラブラインがあまりなかったということで、ここで古家から、愛のまなざしをファンに向けて贈ってほしいという無茶ぶりも(笑)。「(ファンミーティングが)始まってあまり時間が経っていませんが、会場のみなさんが手もたくさん振ってくださいますし、うるうるした目で見てくださるので、みなさんの目が愛らしいと思います。僕の目もスイートなまなざしになっていると思います」と、すでに愛のまなざしを贈り続けていることを明かした。
続いてもうひとつの作品『今、私たちの学校は…』の予告編が流され、古家から公開1日でNetflix全世界1位を獲得したことや、“Kゾンビ”というひとつのジャンルを確立した作品であることが伝えられると、「韓国では原作となっているWEB漫画が有名な作品ですし、監督もヒット作の監督さんなのである程度は上手くいくと思っていましたが、ここまで全世界で愛されるとは、夢にも思っていませんでした」とロモン。
主要キャラクターのひとりであるスヒョクを演じたロモンだが、撮影前、監督には「本能に忠実に演じてほしい」と言われたそうで、そのためスヒョクには、ロモンのありのままの姿が反映されているのだそう。
また、劇中ではチョ・イヒョン演じる学級委員長ナムラに思いを寄せていたが、そういった姿も自身に似ているのか、と聞かれたロモンは、「撮影現場でもスヒョクになって、周りの方の面倒をよく見ていましたし、スヒョクはナムラがとても好きなので、現場でも特にナムラの面倒を見ようと努力していた気がします。僕もそういう(スヒョクのような)タイプなんじゃないかと思います。恥ずかしいです」と顔を覆っていた。
そしてここからはビハインド写真を観ていくことに。
最初に登場したのは、ロモンが床に寝ている写真で、先ほど観た予告編にも入っていた、スヒョクが息を切らしながら、「ほら、あれじゃないか」と言うシーンで、アングルを変える時に少し休んでいたところを撮ったものだそう。こういった写真の大半はマネージャーが撮っているそうで、マネージャーに微笑みかけているような写真となっていた。
続いては、撮影中のカメラのモニター画面を見てうれしそうな様子のロモンが映された写真。ロモン自身、カメラにとても関心があるそうで、そのことを知っているカメラ監督が、ロモン以外の人を撮っている時に、モニターを見せてくれたり、撮影をさせてくれたりしたのだそう。カメラ監督は、ロモンがしっかりカメラを見て動くことや、カメラのことをよく知っていることから、カメラチームの中の末っ子のスタッフとして入らないかと誘ってくれたそうで、ロモンは少し誇らしげにこのエピソードを語っていた。
続いては、放送室でギョンス役を演じたハム・ソンミンと撮った写真。ハム・ソンミンとは、以前『僕たちの復讐ノート』というウェブドラマでも共演し、その時以来の親友なのだそう。そんな親友とまた共演し、「ほかの俳優さんともケミストリーが良かったんですが、中でも特に彼と一緒に撮影ができて、より楽しかった」と当時を振り返っていた。
また、『今、私たちの学校は…』では、学校が舞台になっていることから、実際の学生時代はどうだったかと聞かれると、「僕も子供の頃は、いろんな友達と仲良くして、人を笑わせるのが好きで、運動が好きだったので、放課後はジムに通い詰めているような学生でした」とのこと。
さらに学生時代によく見せていた特技を聞かれると、「僕は応援団?(笑)横で一生懸命する人…恥ずかしいです」と回答していたが、この場では特技を見せてくれることに。音楽に合わせて客席のファンをあおると、「僕は自分にダンスの素質がないことを少し前に知ったんですけど、家のパソコンで見ながら、一生懸命練習しました」という、少しぎこちないダンス(笑)を披露し、会場を盛り上げてくれた。
(つづく)→次頁へ