【レポ】 OnlyOneOf（オンリーワンオブ）『OnlyOneOf 2nd Japan live 2022』 at Zepp Haneda (TOKYO)（1部）（2/2）

再びソロ楽曲の話題に戻ると、ユジョンから『begin』のMV撮影時の裏話が。公衆電話ボックスの中にユジョンがいると、酔ったキュビンが入ってくるというシーンがあり、キュビンの表情の演技がとても素晴らしかったが、「実はキュビン兄さんは、僕のひざに急所が当たってしまって、それで表情がとてもリアルになって、キュビン姉さんと呼ぼうかと思ったくらいです」とユジョンがまさかの暴露。その瞬間、キュビンは倒れ込みながら、「当たった…」とつぶやいていたそうで、このエピソードには会場も爆笑となっていた。
『be mine』では、レコーディングの時に大雨が降り、録音室まで水が入ってくるのではないかと、「ビビりながらレコーディングしました」とジュンジ。
『begin』では、キュビンと一緒に作曲と編曲にも携わったナイン。実は『begin』の作業の前に自分のソロ曲を作っていたのだが、『begin』がその曲と似たような曲になってしまい、『begin』のほうがいい曲に仕上がったため、その曲は捨ててしまったのだそう。ユジョンからは「ナインさんのおかげさまで、こんなにいい曲を発表することができました」と感謝の言葉が贈られてていた。
まだソロ曲が公開されていないミルは、「先に発表したメンバーたちが素敵な曲だったので、プレッシャーです」と話しながらも、「いい曲なので、絶対に聴いてください」と自信も覗かせていた。
キュビンから、グループとソロでの違いを聞かれると、「（ソロは）個々のスタイルをお見せすることができる点がいいと思いますが、6人だから見せられるシナジーを考えると、チームが最高なんじゃないかと感じました」とユジョンが答え、ほかのメンバーもうれしそうに納得していた。

ここで、日本デビュー曲『suit dance（Japanese ver.）』と、『savanna (JP＋KR Hybrid ver.)』を続けて披露すると、再びトークへ。
10月1日に日本に来たというメンバーたち。もうすでに1週間も経ってしまったのかと驚いた様子で、「ダメよ！こんなに時間が早く過ぎるなんて、アカン！ダメにゃ～」と日本語も交えながらキュビンが話すと、ナインも日本で初めてのラジオ出演したことに触れ、「これからも日本でいい経験を積めるのではないかと思えたので、ラジオが本当にいい思い出です」と日本語も交えて話していた。

ユジョンはプリクラを撮った時のエピソードとして、コスプレの衣装があったので、ジュンジがピカチュウ、ユジョンは『東京リベンジャーズ』のマイキーの衣装を着てみたという話を披露。しかしながら、その衣装は、女性だけが着られるものだったらしく、それに気付かずにVサインをしたりして楽しく撮影していたら、困った店員さんに店長まで呼ばれてしまい、注意されてしまったのだそう。「この場を借りてお詫びします」と謝っていた。

いつもはイスに座るとすぐに寝てしまうが、初めて乗った新幹線では、ほかのメンバーの動画を撮っていたというジュンジ。その“奇跡”の映像は、アップされていて、YouTubeで観ることができる。《映像はこちら⇒https://youtube.com/shorts/wFaw1V_uqV0》

そして、先ほど披露した日本デビュー曲『suit dance（Japanese ver.）』がオリコンウィークリーチャートで5位を獲得したことにも触れ、lyOnに感謝の気持ちを伝えると、キュビン「僕はその感謝の気持ちとありがたい気持ちをいつも心に大切に刻みながら、母を誇らしく思いました。オリコンチャートを見せて自慢したら、母もとても喜んでくれました。お母さん観てる？お母さん、すきすきちゅー」とlyOnとお母さんへの愛を示していた。

続いては、イスに腰掛けながら、初の日本オリジナル曲『seamless mind』へ。OnlyOneOfらしい哀愁も漂わせつつ、lyOnをあおって盛り上げると、キュビン「『ズルい女』のカップリング曲です、俺（のこと）」と紹介し、『ヒドい男』へ。タイトルからは想像できないような美しいメロディを切なく歌い上げるメンバーたち。きれいな日本語の歌詞も相まって、癒されるような感覚も覚える、不思議な時間が流れていた。

歌い終えると、lyOnの反応を見て「『ヒドい男』を準備しながら、とってもいい曲だなと思って、メンバーにもこの曲いいってずっと言っていたので、みなさんも好きだと思っていました」とナイン。
そして「これまで見せたことのない新しい姿を見せられるのがコンサートの魅力」だと熱く語り出したリエに従い、メンバーたちが新しい姿を見せてくれることに。
まずはナインが歌をかなり本格的に披露すると、ミル＆ジュンジ、ジュンジ＆リエでダンスも披露。さらにリエがソロ曲を5文字分だけ歌ってくれるサービスも。
そして、全員で記念撮影をすると、最後のステージへ。

OnlyOneOf独特の世界観が繰り広げられる『skinz』、センセーショナルなパフォーマンスの『libidO』を披露すると、メンバーたちはステージを後にした。

アンコールの拍手が大きくなると、本人たちが出演するという斬新なアンコール映像がスタート。ナイン、ジュンジ、リエの3人が『ズルい女』を歌ったり、日本語も交えたトークで楽しませると、ツアーTシャツに着替えた6人がステージへ。
『얼음과 불의 노래（氷と火の歌）』を力強くパフォーマンスすると、ここで最後のコメントとして、ひとりずつ本日の感想を話していくことに。
キュビン「久しぶりに東京に戻ってきても、このようにたくさんの方が来てくださって、感謝しています。ですから、東京であいうえお作文をしてみたいと思います。（日本語で）（東：トウ）どうしたんですか？（京：キョウ）今日はこんなにたくさんの人が集まって。本当に愛してる～♡」
ナイン「たくさんの方が来てくださって、ありがとうございます。今も一生懸命がんばっていますが、メンバーと一緒にこれからもがんばって、みなさんにもっといい姿をお見せできるように努力します。（日本語で）ありがとうございます」
リエ「僕たちが大阪、名古屋を経て、東京のコンサートまで来ることができましたが、いつかディズニーランドやユニバーサルスタジオにOnlyOneOfのコーナーができたらうれしいです。名古屋では、観覧車のイベントのようなものもやっていたのが、とても印象深かったので、僕たちがまたがんばって、今度はOnlyOneOfの観覧車イベントができたらうれしいです。僕たち、一生懸命がんばります！」
キュビン「うそです。怖くて乗れません」
ナイン「バンジージャンプもできません」
ユジョン「前回もそうですが、今回もみなさんのおかげで、このように公演ができて、本当に感謝していますし、これからもよろしくお願いします、みなさん」
ミル「今日は燃える金曜日です。金曜日なのに、このように昼間から燃えてくださって、とても幸せです。1部に来てくださった僕たちのlyOnのファンのみなさんに本当に感謝していますし、2部はステージをちょっと壊してみたいと思っています。なぜなら、ほかの歌手の方も使うと思いますので、ちょっと壊してみたいと思います。代表、観ていらっしゃいますか？よろしくお願いいたします(笑)」
ナイン「今の言葉は、ミル以外のメンバーは関係ないです(笑)」
ジュンジ「今日はたくさんの方が来てくださったじゃないですか。オンラインでも観てくださっている方もいらっしゃいますよね。来てくださって、観てくださって、ありがとうございます」
そして「今日来てくださって、ありがとうございました。また、会いましょう。みなさん、以上、OnlyOneOfでした～」と挨拶すると、『blOssOm (JP＋KR Hybrid ver.)』でかわいいポーズも織り交ぜながら、会場を盛り上るメンバーたち。ラストは再び『ズルい女』をステージを動き回りながら歌い、隅々のlyOnにまで届くように目線を贈り、口々に「愛してる」と叫びながらステージを後にした。

前回の初来日公演の時は、少し緊張もあった様子の6人だったが、今回は伸び伸びとした表情で、パフォーマンスやトークからその絶大な楽しさが伝わってくるような公演になっていた。
今回も『ズルい女』のリメイクというサプライズ選曲で新しい姿を見せてくれた彼らが、次回どんなサプライズを用意してくれているのか、楽しみに待ちたい。

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