再び4人となったステージでは、『DRAWING THE LINE』がスタート。JAMESもきれいな歌声を披露し、MOONがギターソロで魅せると、何とJAMESから「ダンスタイム!」の宣言が。
MOONは激しい曲に合わせてヘッドバンギングしたかと思うと、スローな曲でセクシーダンス。
Enikも最初は照れながらもタオルを回してダンス。
そして、セクシー担当EXSYのセクシーダンスに会場も大盛り上がり。MOONも参加して花道でさらに盛り上げると、言い出しっぺのJAMESも大照れでダンスを披露。
このダンスに「後悔してるけど、人生は後悔しなきゃダメ。だからしたいことはするほうがいいじゃない。」とMOONが名言を残し、拍手が起こる中、次の曲へ。
『LOVE TOXIC』を歌うと、MOONからニューアルバム[3.3]についての話が。
「今回僕たちがこのアルバムを作るに当たって、みなさんよくご存知の通り、長い時間がかかりましたし、辛いこともあったんですけど、このアルバムに込めたかったメッセージは、辛いことや大変なことがあっても、僕たちは打ち勝つことができるということです。そしてそのパワーが、みなさんに伝わるといいな、と思いながら作りました。次の曲は僕たちが一番辛かった時に作った曲です。みなさんがこの曲を聴いて、辛くても打ち勝つパワーを僕たちから受け取ってもらえたらうれしいです。」と率直な思いを語ると、『WITHOUT YOU』へ。
葛藤が伺えるその歌詞とメロディで、会場にもその熱い気持ちが伝わると、MOONとJAMESが一旦ステージを後にし、その葛藤を打ち破るかのようなEXSYとEnikの激しいステージがスタート。EXSYの魂のドラムとEnikのエレクトロニックなサウンドに息を呑む会場。
再び、MOONとJAMESが合流すると、「Make Some Noise!」の声とともにニューアルバム[3.3]のタイトル曲『RUN AWAY』がスタート。カリスマ溢れるステージを見せると、大歓声の中MOONの「次は今日の最後の曲です。」の言葉に会場からは「え~~!」の声。
「本当に僕たちはみなさんに会いたかったですし、長い間会いに来られなかったことを申し訳なく思っています。だから、このライブでみなさんに楽しい時間を過ごしてもらいたいと思って、たくさん準備しました。みなさんにとって今日という一日が思い出に残る日になればうれしいです。またすぐに日本に来て、ライブでお会いできればうれしいです。」と気持ちを伝えると、再び「今日のキーワードは何?」とファンに呼びかけ「この曲は足がしびれるまでジャンプしましょう!」と言って『LET U GO』へ。ニューアルバム[3.3]の日本盤だけに収録されている日本語バージョンで歌い、日本のファンへの愛を示し、MOONが「愛してる~!」と言いながらステージを後にした。
すぐに「アンコール」が起こると、4人が再び登場。
MOONのアコースティックギターが印象的な『SEE WHAT I SEE』がスタート。
歌い終えると最後の挨拶へ。
「本当に愛してます。また本当に会いたいです。」とJAMES。JAMESの英語をMOONが日本語に翻訳してくれていた。
「僕たちをこうやって待っていてくださって、本当にありがとうございます。」と言いながら感極まって涙ぐむEXSY。
「日本を愛しています。ありがとうございました。」と例の翻訳アプリで伝えるEnik。
最後はMOONが「足がガクガクになるまで、ジャンプしましょう!」と言って、ラストの『SOMEBODY TOLD ME』へ。EXSYはTシャツを脱ぎ捨て、Enikが水を噴いたりと気合いのステージを見せ、会場も大盛り上がりで応えると、最後は全員でサイン入りの風船を会場に投げ入れ、4人で並んで礼をしてステージを後にした。
終演後にはハイタッチ会も行われ、ファンとの名残を惜しんだ。
3人の演奏は事故という困難を乗り越えた今の3人だからこそできる、進化したサウンドとなっており、これからのROYAL PIRATESに期待が膨らんだ。
変に力むことなく、これまでの自然体な姿も健在。3人の絆の深さを感じさせる公演となっていた。
(完)←前頁へ