ROYAL PIRATES（ロイヤルパイレーツ）の約1年ぶりとなる日本公演「Hasta la Vista」が9月28日（木）、29日（金）の2日間、東京・渋谷のSHIBUYA THE GAMEで開催された。
9月28日には、4枚目となるミニアルバム『Hasta la Vista』を発売したばかりの彼らだが、昨年Jamesが休養に入り、スユンは今回の公演を最後に韓国で兵役に就く予定ということで、残念ながらROYAL PIRATESとしての活動はここで一旦終了となる。

ROYAL PIRATES『Hasta La Vista in JAPAN』 at SHIBUYA THE GAME（9月29日）（1/2）

ムンの「MAKE SOME NOISE！」の声で演奏がスタートすると、ニューアルバムから『Hasta la Vista』を披露。“Hasta la Vista”は「さようなら、また会おう」という意味で、ROYAL PIRATESの思いが込められた意味のある1曲。笑顔でアイコンタクトしながら、楽しそうに歌うムンとスユンに会場も一気に盛り上がる。
ムンが流暢な日本語で「次の曲はみんなジャンプしなきゃダメです。わかりましたか？レッツゴー！」と言ってそのまま2曲目の『Drawing The Line』へ。

そして「こんばんはみなさんロイヤルパイレーツです！ロイヤルパイレーツです！」とムンが簡単に挨拶し『On My Mind』を歌うと、今度は「次の曲は一緒に歌いましょう！」と言って『You』へ。

ここでスユンがドラムを離れ、ステージ前方まで出てくると、「こんにちは、みなさん」と挨拶。
そして再びムンが「「また挨拶します。ロイヤルパイレーツです！」と挨拶すると、続けて「今日、僕たち最後のライブに来てくれて本当にありがとうございます。」と言ったので、会場からはため息が。
さらに「「みんなが泣いてるから、僕が歌を歌えない。みんなが泣いてるから心がジーンとしてしまいました。」とファンを気遣いながら、何とか楽しませようと「今日はこれから楽しくやっていきたいと思いますので、楽しみましょう。みんな元気ですね。今日はとても雰囲気がいい気がします。今日は一緒に遊びましょう。みんな泣かないで。」と言葉を掛けるムン。

そして「ロマンチックな曲です。」と紹介して始まったのは、『Haru（하루다 지나가겠다）』。スユンはパーカッション、ムンはギターを置いて、先ほどまでとは趣向を変えて歌い上げる。
今度は「みなさんが似合うと言ってくれたから。」と言って、ムンがメガネ男子に変身。「次のバレンタインデーにみなさんと会えるかわからないので、この曲を歌う時がバレンタインデーだと思って聞いていただけたらうれしいです。」という甘い言葉と共に『Dark Chocolate』で甘い歌声を聴かせると、途中スユンも見事な口笛を披露していた。

曲が終わると、「水ちょっと飲みます。ここ乾燥しているので。」と言って水を一気飲みするムン。
その飲みっぷりに会場からは歓声が上がったが「トイレに行きたいけど我慢します。」と冗談を交えつつ、「次の曲は個人的に大好きな曲です。スユンが作曲した曲です。カッコいい曲なので、少しずつ踊りながら（聴いてください）。ダンスに自信がある方は？1人？みなさんこの方に注目してください。」と言って、『Angel』へ。
続いての曲『Where U At』もムンとスユンが一緒に作ったお気に入りの曲。普段は作っている時に何回も聴くので、飽きてしまってその後にあまり聴くことはないけど、このアルバムは度々聴いているという2人。韓国の友達からも「今日カフェで流れていた」という報告があったそう。
スユンからはこのアルバムを作るのを助けてくれた“ケビンオッパ”というニックネームのプロデューサーと一緒に映画を観に行ったら、ムンとスユンが出演しているCMが流れたので、「見て、俺だよ俺だよ」と言ったのに全く気付いてもらえなかった、というびっくりのエピソードが披露され、ムンも「僕たちの曲がそういう大きな会社のCMとして使われたというのはうれしいです。自慢してるわけじゃないですよ。」とコメント。さらにこの曲にはスユンとムン、別々で歌詞を書いたのに、内容が似ていて、それを合わせて曲にしたという、不思議なエピソードも。

今度は会場みんなで巻き舌の練習をしてから『Te Quiero』へ。
ラテンの香り漂う自然と体を揺らしたくなる曲で、スユンもダンスを披露し盛り上がる会場。
ご機嫌のムンは「今スペインに行きたい感じ。スペインに行ってブリトータコ食べたいですね。」と楽しそうに話すと、レコーディングの後にタコを食べ、「タコを食べたらいい曲ができそう、と思ったら、本当にいい曲になりました。」と言って笑いを誘った。

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