8月8日(金)~10日(日)のソウル・KSPOドームを皮切りにスタートしたTHE BOYZ4度目のワールドツアー『THE BLAZE(ザ・ブレイズ)』。日本でも『THE BOYZ <THE BLAZE> WORLD TOUR in TOKYO』として、10月5日(日)東京・京王アリーナ TOKYOにて最終公演を迎えた。
ラストの公演ということで、メンバーたちもさらに気合が入っている様子で客席でも遊び回り、最後までTHE B(ドビ:THE BOYZのファン)に素敵な姿を見せてくれた。
この10月5日(日)の公演の模様をお届けします!
暗転とともに今年7月に韓国カムバックしたアルバム『a;effect』の収録曲『You and I』が流れ出し、THE Bの期待感も徐々に膨らんでいく会場。続いて“OPERATION : SET THE BLAZE”と題されたオープニングの映像がスタートすると、近未来を感じさせるようなTHE BOYZらしい映像の中でダイナマイトのカウントダウンも始まり、THE Bの準備も万端。映像ラストのダイナマイトの爆発とともに、ステージ後方から一列に並んだメンバーたちが登場し、1曲目の『TRIGGER (導火線)(Rock ver.)』へ。まさにTHE Bの心に火を付けるような圧巻のステージで、一気に会場の熱気が高まると、続く『The Stealer(Rock ver.)』では大きな掛け声も上がり、キューがソロダンスで締めくくる。ソヌがフィーチャーされた荘厳なイントロから精悍な表情のメンバーたちがスクリーンに 映し出されると『MAVERICK(Rock ver.)』へ。緩急のあるパフォーマンスで、THE Bの視線をくぎ付けにした。
ここで、先ほどまでの力強いパフォーマンスとは裏腹なかわいい表情でジェイコブが「最高だね、ありがとう」、ヨンフンが「THE Bアンニョ~ン、会いたかったですよ」とTHE Bに声を掛けると、「<THE BLAZE> in TOKYO、DAY2にようこそ~!ご挨拶します、せーの」というジェイコブの声で「Best We THE BOYZ!こんにちは、僕たちTHE BOYZで~す!」と全員で挨拶。さらに
ニュー「こんにちは、僕は歌が大好きなニューで~す。今日もよろしくお願いしま~す」
ジェイコブ「こんにちは、僕はジェイコブで~す。今日もよろしく。来てくれて本当にありがとう。最後まで一緒にがんばって遊びましょうね」
キュー「東京のみなさん、こんにちは~!元気ですか?本当?大丈夫ね。今日も楽しんでくださいね。(日本語)合ってますか?叫べ!キューで~す。よろしくお願いします」
ジュヨン「みなさん、こんにちは!ジュヨンです。今日力尽きるまでがんばります。今日いい時間を作りましょう。よろしくお願いします」
ヨンフン「アンニョ~ン。僕は1、2?」、THE B「パンフ~ン」、ヨンフン「よしよし、今日、一緒に楽しみましょう!THE B、叫べ~!!」
ヒョンジェ「(落語家も顔負けのラーメンをすするジェスチャーをしながら)ラーメン、つけ麺、ヒョンジェ」、THE B「イケメン!」、ヒョンジェ「認めます!」
ソヌ「イケメン、つけ麺、ソヌ、ラーメン!(笑)」、ヒョンジェ「ラーメンノグリ(韓国のラーメンの商品名)?」、ソヌ「はい、ノグリです。みなさん、みなさん!よろしくお願いします」
ケビン「Hi~!TOKYO!今日は日本の最後の公演です。最後までよろしくお願いします!」
エリック「アンニョ~ン!今日みなさんの声が小さかったら、僕怒っちゃいます。昨日本当に幸せでした、みなさんのおかけで。今日もよろしくお願いします。今日のTHE BOYZの“THE BLAZE”、いらっしゃいませ!」
と、ひとりずつ個性豊かに挨拶。
ここでエリックが得意のたこ焼きポーズを披露して盛り上がると、話題は昨日東京公演1日目を終えてからの過ごし方へ。ヨンフンはジェイコブと一緒にライブ配信をし、ジュヨンは銀座で一風変わったカレーを食べたことを報告。そんなジュヨンは「気になることがあります」と言って「みなさんは、たこ焼き焼き器、(家に)ひとつずつありますか?持っている人?」とTHE Bに質問。その所有率の高さに驚きの表情を見せていた。メンバーたちはたこ焼き作りには自信があるようで、口々に上手に作れるとアピールしていたが、そんな中ソヌからは、次のコンサートのパフォーマンス中に、THE Bがひとつずつたこ焼きを投げてくれたら口でキャッチする、との冗談も(笑)。ジュヨンは『MAVERICK(Rock ver.)』のサビのダンスを踊っていて疲れたら「大変です、たこ焼き(ください)」と言って、THE Bにたこ焼きを投げてもらいキャッチする、という流れをコント仕立てで見せ、会場も大爆笑。さらにエリックからは「たこ焼き屋さんをやってる人はいますか?」の質問まで飛び出し、メンバーたちのたこ焼きへの情熱を感じられるオープニングトークになった(笑)。
そしてヨンフンの「危ないから気を付けて」の言葉と“見てるよ”というポーズから『WATCH IT』へ。途中センターステージへと移動すると、ジェイコブのハイトーンボイスも冴えわたる。続く『ROAR』でもTHE Bは完璧な掛け声で応援。クラシカルで壮大なメロディとともにメンバーたちがメインステージに戻ると、横一列にいっぱいに広がって『Ain’t Salty』へ。始めから終わりまで、全員が横一列の状態で、その場で踊り続けるという珍しい演出のため、ひとりひとりのしなやかでセクシーな動きがよく見え、それぞれの表現力の高さを感じさせるステージとなっていた。
ここでメンバーたちがステージを後にすると、“Into the locked memories”の文字とともに、メンバーたちの頭の中をのぞいたような映像がスタート。メンバーたちの日常を感じさせる姿や幼い頃の写真、バンドの練習風景がどこか幻想的に映し出されると、“Lock in your dream”の文字で映像が締めくくられ、ソヌとエリックのユニットステージ『Honey』へ。途中メインステージからセンターステージへと移動し、ラッパー2人が息の合ったパフォーマンスを繰り広げると、続く『Feel The Bass』ではジェイコブ、ジュヨン、ケビンの3人が合流して、キレッキレのパフォーマンス。途中メインステージへと戻ると、カジュアルな初秋の装いとなった全員がステージに揃い『bAd』まで披露した。
パフォーマンスを終えると、「みなさん楽しいですか?大丈夫ね」とキューがTHE Bを気遣うと、その反応を見て「THE Bのみなさんが楽しんでいるなら満足で~す」とヨンフンもご機嫌。THE Bの熱気はメンバーたちにも存分に届いているようで、「暑い」「熱い」と言いながら、「よしよし」「頭ポンポン」「いいなぁ」と絶賛した。
そして「雰囲気を変えて前に行ってみましょうか」というニューの言葉で、センターステージへと移動すると、ケビンの「“THE BLAZE”の日本での最後の公演じゃないですか。後悔のないように遊んでください」という呼びかけもあり、続いて始まった『환상고백(Break Your Rules)』ではメンバーたちも客席へと下りて行き、そのまま『Hurt Me Less (환상통)』でも思いっきり一緒に遊ぶと、『Nectar』でセンターステージに全員が揃い、せり上がるステージに腰掛け、遠くのTHE Bにも視線を贈っていた。
ここでメンバーたちがステージを後にすると、ギターを携えたキューのギターソロがスタート。ベースのヨンフン、キーボードのケビン、ドラムのジェイコブと次々にスポットライトが当たり、それぞれがソロを披露すると、センターでスタンドマイクの前に立ったニューの「東京、叫べ~!」の声で『함께라서 눈부셨던, 서툴지만 아름다운(一緒だからまぶしかった、不器用だけど美しい)』がスタート。グルーヴ感あふれる息の合った演奏とその実力にTHE Bもキラキラとした眼差しで、自然と体を揺らしていた。
5人がステージを後にすると、“DAYZ BY BOYZ”と題されたアイテムでつながるオムニバズ映画のような
スタイリッシュなモノクロの映像で、THE BOYZの1日を見せてくれた。
映像のキューが指を鳴らすと、ステージには黒の衣装に身を包んだメンバーたちが登場し『Stylish』へ。露出度高めなメンバーたちの色気あふれるパフォーマンスに会場の熱気も高まると、続けて『Bite Back』でたたみかけ、センターステージへ移動。続く『Breaking Dawn』では、会場から割れんばかりの掛け声がかかり、THE BOYZもTHE Bも息がぴったりと合っていた。
警告音のような音が流れると、今度はメインステージでヒョンジェ、ジュヨン、ソヌによる『Tiger』のユニットステージがスタート。途中でセンターステージまで移動すると、ジュヨンはソロダンスも見せ、圧倒的なパフォーマンスで会場を白熱の渦で包み込んだ。
季節は戻り、サマーカジュアルなスタイルのニューがひとりで登場すると、「みなさん、楽しんでますか?声が小さい!楽しんでますか!!」とTHE Bに声を掛ける。そして「本当にカッコいいユニットがたくさんありましたよね」と言って、先ほどのユニットステージの話題にも触れると、ケビン、キューとひとりずつ加わりながらトークを展開。「曲が1曲ずつ終わるたびにちょっと寂しい」というケビンの言葉の意図を“コンサートが終わりに近づいていくことが寂しい”と理解してくれるTHE Bにキューから「天才ですね」のほめ言葉が贈られると、ニューは疑問に思っていたことを質問。「なぜみなさんは“うん”と言わずに、“ネ~(네:韓国語で“はい”の意味)と言うんですか?礼儀正しく?僕たちには“うん”と言っていいんですよ」というニューのリクエストに応え、「僕を愛してるんですか?」の質問に、会場のTHE Bは「うん」とかわいく答えていた。
先ほど客席を回った時のエピソードを聞かれたケビンは、THE BOYZが最初に日本で公演をした時のタオルを持っている人を見かけたというエピソードを披露。「東京の大きな会場でまたご一緒できるなんて、とても不思議な気分です」と感慨深げに話し、会場からは拍手も起こっていた。
また、エリックは『Breaking Dawn』の反り返る振り付けでコンタクトレンズが目の奥に入ってしまうというハプニングに見舞われていたことを告白。会場の熱い雰囲気に押され、かなり気合が入っていたようで、これまででいちばんといえるほど後ろに反ったため、そのような状態になってしまったのだそう。キュー、ニュー、ケビンもエリックに負けないくらい反れることを実演でアピールすると、「腰が痛い」と拒否したヨンフン(笑)は、代わりに会場のTHE Bに「叫べ~!」と声を掛け、自らも大声を出して会場を沸かせていた。
さらにエリックからは、昨日ルームサービスを1時間半待ち、待ちくたびれて食べながら寝てしまったというエピソードも。ヨンフンに「ごはんでも、シャワーでも、何をしていても寝てしまう」とツッコミを入れられたエリックが「え?」と返すと、ヨンフンからは日本ではだいたいのことは「え」で表現できるという面白発言も。驚きの「え!」や疑問の「え?」など、表情豊かに抑揚をつけて表現し、さすが俳優と思わせる表現力を見せてくれた(笑)。
(つづく)→次頁へ