ここで藤原とお別れし、ここからはVICTONとALICEだけの時間に。
まずはチャンが「個人的にとっても楽しみにしている」というビョンチャンが出演した韓国ドラマ『社内お見合い』のOST『You Are Mine』のステージとなったのだが、歌う前にメンバーから「覚えているセリフはありますか?」とイジられたビョンチャンが、まずは『社内お見合い』のハミンの演技、さらに『恋慕』のガオンの演技まで見せてくれた。
そしてスンシク&セジュン&ビョンチャンによる『You Are Mine』が披露され、ALICEもペンライトを左右に振って、会場は一体に。3人もファンの顔をじっくり見ながら、指ハートを贈ったり、メンバー同士見つめ合って歌ったり、見どころいっぱいのステージとなった。
3人がステージを後にすると、“VICTONの하루세끼(一日三食)”なる映像がスタート。
メンバーが2人ずつのチームに分かれて、それぞれ朝食、昼食、夕食を作ってみるというもので、朝はビョンチャン&ハンセのクロッフル、昼はチャン&スンシクのビビン麺、夜はスビン&セジュンのニラチヂミというメニュー。失敗してやり直したり、お母さんに電話したりしながら作り終えた料理はどれも美味しかったよう。メンバーたちが料理をするという微笑ましい貴重な映像に、ALICEも見入っていた。
黒い衣装に着替えたメンバーがステージに戻ってくると、昨年1月にリリースした1stフルアルバムの中から『Unpredictable』のパフォーマンス。大人の色気漂う歌とダンス、キレのあるラップで会場を魅了した。
曲が終わると、ALICEの反応が気になっている様子のメンバーたち。今回の公演の選曲に頭を悩ませたというスンシクは「みなさんはセクシーのほうがいいですか?かわいいほうがいいですか?」と質問。会場のALICEの反応は五分五分だったが、『말도 안돼(UNBELIEVABLE)』を歌ってかわいさをアピールしていた。
そして、先ほどの映像にも触れ、どの料理がいちばん美味しそうだったかのアンケートも実施。夕食を選んだALICEが多かったが、「全部美味しいです」とお互いをねぎらっていた。
さらにスンシクが、久しぶりに来た日本について話したい、ということで、行きたかった場所や、“一蘭”以外で食べたかったものなどを聞いていくことに。
最初に手を挙げたセジュンは、日本で最初に公演をした「タワーレコードに行きたい」と回答。長らく行っていないというセジュンが「時間ができたら、思い出を楽しみに、行ってみたい」とロマンチックに話すと、対照的にハンセは「酒」とひと言で回答していた(笑)。
続いては『White Night』のステージ。曲紹介の時点でALICEから喜びの反応があり、メンバーたちも心を込めて、優しく丁寧に歌っていた。
残すところあと1曲となり、ひとりずつ今日の感想を聞かせてくれることに。
ビョンチャン「(日本語で)次の曲が東京のファンミーティングの最後の歌です。僕も本当に悲しくて残念です。でもファンのみなさんに会って、本当にうれしくて幸せでした」
チャン「日本には、コロナのせいで約3年ぶりになりましたが、来ることができました。それでもこのように会場に来てくださって、僕たちを歓迎してくださって、ありがとうございます。これからもVICTONはがんばっていきますので、ずっと見守っていてください」
セジュン「長い間待ってもくださいますし、いつも愛してくださいますが、実際に目の前でお会いしたら、ALICEのみなさんがとてもかわいくなったな、と感じました。それだけ長い時間が流れたのだと思います。そしてみなさんも僕たちを観ながら、同じように感じているんじゃないかと思います。みなさんのおかげでVICTONがここまで来ることができました」
スビン「2年6か月くらい前に僕がみなさんに『これから先はみなさんに、たびたび会えることになると思います』と言った気がします。それなのに、2年6か月もお待たせしてしまって、本当に申し訳ない気持ちです。お待たせした分、これからは幸せでお返ししますので、僕たち健康で、幸せな思い出を作れたらうれしいです」
ハンセ「本当に久しぶりに来て、楽しく公演もして、幸せに過ごすことができました。今日はとてもいい思い出を残して、すぐにリリースされる僕たちの新しいアルバム『Chaos』では、今までとは違った新しい姿を準備していますので、期待してくださったらうれしいです」
スンシク「僕たちが日本で最初にしたステージが思い出されます」
セジュン「タワーレコードでしたよね」
スンシク「タワーレコードじゃなくて、最初に来た時は、豊洲PITでしたよね?その時と同じくらい、今回久しぶりに日本に来る時の期待感、みなさんに会いたいという気持ちが大きかったです。久しぶりにもかかわらず、たくさんの方が来てくださって、一緒に楽しんでくださって、ありがとうございます。今後は本当にたびたび会えることになると思います。慎重にお約束します(笑)」
そして最後の曲『Mayday』へ。ミステリアスな雰囲気をまとわせながら、最後まで会場を魅了した。
すぐにアンコールを求める拍手が起こる会場。拍手に包まれる中、Tシャツ姿でグッズのタオルを持ったメンバーたちが登場すると、『Sweet Travel』へ。会場を元気な明るいオーラでいっぱいに満たしていた。
曲が終わってもまだノリノリのメンバーたち。ご機嫌な雰囲気のまま、ALICEと一緒に記念撮影すると、「今日僕たちと一緒に過ごしてくださった全てのALICEのみなさんに、もう一度感謝したいと思います」と感謝の気持ちを伝えるスンシク。さらに「今日は楽しい時間を過ごせると思っていましたが、今日はかわいいものを知りましたよね、“象”」と言うと、メンバーたちも「とても不思議な感じがした」と同意。
「約3年ぶりに戻ってきた僕たちに温かい愛と応援をくださり、ありがとうございます。次にお会いする日までお元気で、すぐに新しいアルバムで戻ってきたいと思います」と、改めて挨拶すると、名残惜しさを声に出しながら、手をつないで「今まで、VICTONでした~!ありがとうございます!」と礼をして、カメラにかわいい顔を見せるイタズラをしながら、ゆっくりとステージを後にした。
5月31日に『Chaos』でカムバックしたVICTON。現在韓国で活発な活動中だが、そんなカムバック直前の忙しい時期にもかかわらず、日本のファンに会いにきてくれて、ALICEも幸せだったことだろう。
次回は『Chaos』からのパフォーマンスも観られることを期待して、来日を待ちたい。