大人気K-POPスター“2PM”のジュノが一流中国料理店の元スターシェフで最強のツンデレキャラを演じ、話題となったラブコメディ「油っこいロマンス」のDVDがTSUTAYA先行で好評レンタル中&発売中、またTSUTAYA TVでも先行配信中だ。
このたびDVDリリースを記念して、本作の役作りのために、1か月半特訓し、華麗な鍋さばき、包丁さばきも代役を使わずに演じきり、シェフとしてのリアルなカッコよさを表現したジュノ(2PM)のオフィシャルインタビューが到着!
―まず、本作に出演を決めた理由を教えてください。
まず、「油っこいロマンス」というドラマへの出演を決めたのは、素直に面白そうだったからです。中華料理店を舞台にしたラブストーリーと聞いたときは、いったいどんな展開になっていくのだろうかとわくわくしましたし、このドラマのキャッチフレーズである「ふつふつと熱くなる中華鍋の中でのラブストーリー」の通り、中華料理店とラブストーリー、そして人々の日常がどう描かれていくのか楽しみでした。「油っこいロマンス」というタイトルも斬新だと思いましたし、何よりも脚本家のソ・スクヒャン先生のことを信頼していたので、オファーを受けさせていただきました。
―ソ・プンというキャラクターに魅力を感じたのは具体的にどんな部分ですか?
台本を読んだときにソ・プンという人物に魅力を感じたというよりは、僕がこのキャラクターを魅力的に作り上げたいという気持ちが強かったです。ソ先生の描く男性キャラクターは、とても男らしくてマッチョな人物が多いんですが、僕はこのキャラクターが恋することによってどう変化していくのか、荒っぽい彼が恋に落ちたらどういう風に変わっていくのかに重点をおいて考えました。このキャラクターを研究しながら、愛らしい人物として表現しようと思いました。
それから、ソ・プンが中華の料理人として見せる神経質な部分は、実際の厨房で見せるシェフの姿としては当然だと思います。一歩間違えると大怪我をしてしまう現場なので、きちんとした姿を演じられるよう心がけました。また、恋に落ちた時の姿は、あまり難しく考えませんでした。できるだけナチュラルに、厨房にいるときとは正反対の甘い姿をお見せできるよう努力しました。
―中華料理人を演じられましたが、役作りにあたって何か心がけた点や努力した点はありますか?
実際に、中華の料理人の方から一ヶ月半ほど習いました。中華鍋を回すのと、包丁さばきの練習もしました。正直に言うと、一ヶ月半で学べるほどソ・プンの持つ技術は簡単なものじゃないんですよ。韓国一のシェフで、ミシュラン二つ星を取った人物を中途半端に演じるわけにはいかないので、できるだけ堂々とした姿を保とうと努力しました。何百度にも上がる危ない火の前で、熱した中華鍋を回しながら凛々しい姿をイメージしながら演じました。実は普段料理をしないので、この作品に出演するまで料理とは全く縁がありませんでした。いつもは出前を取ったり、母が作ってくれたご飯を食べたり、外食したり。でも、今回のドラマを通じて料理の魅力にはまりました。何よりも、中華料理の種類がこんなにも多く、味もさまざまで、身近にあるようで奥が深いという魅力を知ることができました。
―タン・セウを演じたチョン・リョウォンさんと共演されていかがでしたか?
撮影の時に、たくさん助けていただきました。二人で演じるシーンが多かったので、たくさん話し合いましたし、役者として大先輩に当たるのに、話し合うときはオープンマインドで僕の演技の話も聞いてくださったり、先輩が僕にアドバイスしてくださったり…。本当に、オープンな方なんだなと思いました。演じるにあたって気まずくなるかもしれないところでもちゃんとリードしてくださり、逆に僕がリードしなければならない状況では僕がリードするなど、のびのびと楽しく撮影することができました。
―恋のライバルとなるドゥ・チルソン役を演じたチャン・ヒョクさんと共演されていかがでしたか?
本当に、素晴らしい先輩だと思いました。撮影現場での姿を見ていると、感情をあらわにする方ではないので、そういう姿を見習いたいと思いました。撮影のときに調子のいい時も悪い時もあるはずなのに、常に変わらない姿で撮影して、時には冗談を交えながら雰囲気を和ませてくださるところも尊敬しました。それから、感動したこともありました。二人で演技について話していたら「あの映画観たことある?」と作品を勧めてくださったのですが、次の日に僕にその作品をプレゼントしてくださったんです。言葉だけの方じゃないんだなと感激しました。
―ジュノさんが考えるセウの魅力はどこだと思いますか?最初はセウに対して冷たかったプンですが、セウのどこに惹かれたと思いますか?
タン・セウという人物の魅力は、元気いっぱいで少し天然なところだと思います。それに、ソ・プンとの恋愛では年上らしくリードしてくれたりと…色んな姿を持っているところが魅力的だと思います。
―台本を受け取ったとき、演じるのが楽しみに思ったりドキドキしたシーンはありましたか?
台本を読んだときは、漫画みたいだなという感想でした。シーン転換が早く、展開も早かったので、ソ・プンという人物が高い位置からどん底へ落ちる瞬間が1話・2話ですべて描かれていたんです。テンポがとても早い作品だなと感じました。トキメキだけではなく、一体このストーリーがどういう風に映像化されるのだろうか、面白く表現されたらいいなというドキドキがありました。
―撮影終了したら、すぐに役から抜け出せるタイプですか?ある程度は引きずってしまうタイプですか?
常に、余韻に浸っています。これは本当に不思議でもあるし幸いでもありますが、僕は日本でコンサートをしながら歌手活動もしているし、別のスケジュールも行っているので、一つのことだけに浸っている暇がない状況なんです。それが僕にとっては幸いでした。僕は何かにはまったらすぐ抜け出せない性格なんですよ。でも、多忙なスケジュールがあるのでそういった僕の性格を補ってくれる点が良かったなと思います。
―今後挑戦したい役はありますか?
僕の役者としての経歴は、決して長くもありませんし、まだよちよち歩きのレベルなので、色んな可能性を広げておきたいと思っています。どんな作品をしたいとか、どんなキャラクターを演じたいというよりかは、僕に与えられた位置や状況で演じられる作品や、挑戦したい作品です。「油っこいロマンス」は、僕にとって挑戦でした。大きな挑戦でしたし、これを演じきりたいという気持ちの強かった作品でした。なので、これからも可能性を広げて色々な作品に挑戦していきたいです。
―日本に行って必ず食べる料理は?
ベタな答えですが、ラーメンが大好きです。その中でもとんこつが好きですが、地域ごとに有名なラーメンは食べたと思います。みそ、しょうゆ、とんこつ、チャーシュー丼などなど。先日、ラーメン博物館に行ったのですが、そこでも美味しく頂きました。
―本作の見所と日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
このドラマは漫画のように、テンポの早いコミカルな作品です。それから、登場人物たちがどういう風に恋に落ちて生きていくのか、そしてソ・プンという人物がどういう風に復讐を夢見て、危機を乗り越えていくのかをぜひ見守って欲しいです。