韓国大衆文化の更なる発展と韓日の文化交流の一層の促進を図るため、日本で人気の韓国ドラマのOSTを歌う韓国の実力派アーティストによるコンサート『Drama Original Sounds Korea 2019』が10月1日(火)新宿文化センター 大ホールにて開催された。
2007年よりスタートし、毎年恒例となったこのイベントは、韓国ドラマの映像と実力派アーティストのパフォーマンスをシンクロさせたコンサートで毎回高い人気を博している。
今回は『星から来たあなた』『30だけど17です』など、数多くの韓国ドラマOSTに参加してOSTの次世代女王とも呼ばれるSISTAR出身のヒョリン、『最高の離婚』OSTに参加したTim(ティム)、『とにかくアツく掃除しろ!(原題)』OSTを歌い人気急上昇中のガールズ・グループ公園少女(GWSN)、Mnet『VOICE KOREA』で優勝した女性ボーカル イ・イェジュン、男性ボーカル・グループSoReal出身でアイドル・グループMONSTA Xのボーカル・トレーナーも務めたジュ・デゴンの5組が登場し、素敵なOSTの数々を披露した。
この公演の模様をお届けします!
最初に登場したのはジュ・デゴン。
チャン・ヒョク主演のドラマ『バッドパパ』より、オヒョクの『Golden Goat』を歌うと、日本語のオリジナル曲『No limit(Feat. READER)』をダンスも交えて披露。
そして「みなさんこんにちは、お会いできてうれしいです。僕は歌手ジュ・デゴンです」と挨拶すると、翌日に発売を控えた新曲の話題に。
タイトルが『有名じゃない歌手が歌う歌』というユニークなもので、「この歌を歌って有名になったら、『有名になった歌手の歌』としてみなさんにご挨拶したいと思います」と冗談も交え、会場の笑いを誘っていた。
その『有名じゃない歌手が歌う歌』を歌うと、ここでMCの古家正亨が登場。
「OSTは映像と歌が一緒になりますので、とても心に響きます」とOSTの魅力を話すデゴンは、今後の活動予定を聞かれると、先ほどの新曲の話題に。
古家からも「音源チャートで上位に来そうなタイトルですよね」と言われ、「ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」とひざまづいてお願いする場面も(笑)。
その親しみやすいキャラクターに会場も心動かされていた。
最後に、「日本のみなさんに歌をお聞かせするたびに感謝しているのは、僕がちょっと歌やダンスを間違えても集中して聴いてくださることです。この気持ちを持って帰って、有名な歌手になりたいと思います」とメッセージを贈り、ステージを後にした。
続いて登場したのはイ・イェジュン。
ASTROのチャ・ウヌ主演ドラマ『私のIDはカンナム美人』より元Melody Dayのイェインが歌った『Holiday』、IUとヨ・ジングの豪華共演で話題となったドラマ『ホテルデルーナ』より少女時代のテヨンが歌った『あなたという詩』を歌うと、「こんにちは私はイ・イェジュンです」と日本語で挨拶。
そして話したいことがあって準備したというメモをベルトの中から取り出すと、日本語で『あなたという詩』に思い入れがあること、そして、元B.A.PのZEROとフィーチャリングした『私たち』を曲紹介し、『私たち』へ。
『私たち』は日本語曲で、会場も手拍子で応援した。
古家とのインタビューでは、OSTの魅力を「映像と一緒に聴くと、歌がさらに光り輝くと思います」と答え、今後は「ソロのアルバムも作って、OSTにもたくさん参加して、来年も・・・・再来年も・・・」とこの『Drama Original Sounds Korea』コンサートに参加したいという野望を語った。
最後は、「みなさんが笑顔で聴いてくださって、私も心の底から楽しむことができました。次に日本に来た時にはイ・イェジュンを覚えていてくださって、私の歌を歌ってくださったらうれしいです」とメッセージを贈り、ステージを後にした。
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