再びステージにメンバーが戻ると、日本オリジナル曲『Umbrella』『Sucker for your love (우리가 헤어졌던 이유)(JP ver.)』の2曲を披露。どちらも日本語で歌い、その歌詞がより一層胸にしみた。
マイクをチェンジするウンとドンヒョンを待つ間に、『Umbrella』について聞かれたデフィは、「僕たちがみなさんの傘になるよ、という告白を込めた歌です」と説明。ウジンも「こういった感性が完全に僕の好みです」と話していた。
ステージに4人が揃うと、“AB6IXからABNEWへ♡クリスマスプレゼント!!”のコーナーへ。ゲームをして、勝ったABNEWへプレゼントをしていくコーナーで、最初のゲームは“AB6IX!私を見つけて!”。客席にメンバーが下りていき、お題“ファンクラブの会員で[自分]を推しにしている方を連れて来なさい”に合ったABNEWを探してくるといううれしいゲームに会場も大興奮。時間をかけてじっくりと探していたウジンが最後に戻ると、本当に自分の推しなのかを検証をしていくことに。
早い段階で戻ってきたデフィが選んだのは、高校生の男性ファン。「カッコよくて、かわいくて、本当に歌が上手で、大好き」とデフィ推しの理由を伝えると、デフィも自分の応援グッズを持っているのでステージ上から気になっていたが、目を合わせてくれないので、「近くで会いたかったんです」と選んだ理由を明かした。
続いてウンが選んだ女性ファンは「カッコよくてかわいいけど、アイドルなのかな、と思うくらい変なことをするところ」とウン推しの理由を伝えると、ウンも自分の面白い写真を応援グッズに使っていたため、恥ずかしかったが、「大ファンですよね、と思いました」と選んだ理由を明かした。
続いてドンヒョンが選んだ女性ファンは「顔が強い」とドンヒョン推しの理由を伝えると、先ほど撮った写真も到着し、サインにキスマークも付けてプレゼント。そんな中、待っているほかのメンバーたちは、ステージセットの中にあったみかんを食べ始め、ウジンが連れてきたファンと写真撮影したりと、くつろいでいる様子。
そんなウジンがじっくりと選んだ女性ファンは、ウジンうちわも持っていて、ウジンの名前も書いてあり、AB6IXのかばんも持ち、スマホの裏面もウジンになっていて、待ち受け画像はウジンも歌が大好きなIU先輩になっているという完璧なウジンファンだったので選んだのだそう。選ばれた女性ファンも、「笑った時に見える八重歯が好き」「ラップする時のカッコよさが世界一」とウジン推しの理由をうれしそうに伝えていた。
ここで選ばれ、推しの認定をもらった4人のABNEWは、ステージ上にあるものを何でも選んでもらうことができ、メンバーたちも、これもこれもとたくさんプレゼントを渡していた。
続いてのゲームは“個人戦 イェッピ(AB6IXメンバーの愛称) vs ABNEW”。抽選ボックスから選ばれた会場のABNEWが、8つの対決(にらめっこ、愛嬌、指相撲、テーブルクロス引き、リコーダーでドレミファソラシド、スーパーボールキャッチ、瓦割り、ボトル回し)の中からひとつを選び、メンバーと1対1で勝負するもので、トップバッターはドンヒョン。選ばれたABNEWがステージに到着すると、ドンヒョンがにらめっこ対決を選び、目をつぶってしまうという新手のにらめっこで、ABNEWが勝利。
続いてウンに選ばれたABNEWは、ボトル回しに挑戦。ウジンがお手本を見せ、ドンヒョンが丁寧に説明し、ABNEWは10回、ウンは2回とハンデも付けて挑戦すると、レクチャーのかいもあってか、ABNEWが成功し、勝利となった。
続いてデフィに選ばれたABNEWは、指相撲を選択。本気の闘志でデフィを圧倒し、秒殺していた。
最後にウジンに選ばれたABNEWは、何と瓦割りを選択。強いウジンの姿を見たいということで、対決ではなく、ABNEWは3枚割れたらOKというルールに変更され、ABNEWは成功。それを見たウジンは、「ベストを尽くします」と言って、胸に手を当てて集中すると、美しいフォームで10枚を割り、強いウジンを遺憾なく発揮していた。
ここでもステージ上のものが選ばれたABNEWにプレゼントされ、ウンも「クリパをすればするほど、後ろが寂しくなりますよね」と、流ちょうな日本語でコメントしていた。
イベントも終盤に近づき、ここでABNEWをバックに全員で写真撮影をすると、メンバーは準備のために、一旦ステージを後に。メンバーを待つ間に、さらにプレゼント抽選会が行われ、ステージはもっと寂しくなっていった。
4人が再び登場すると、デフィはクリスマスモチーフのカチューシャ、ウンは赤白のケープと小さい帽子に目元には仮面、ウジンは赤いサングラス、ドンヒョンは赤白のマフラーとサンタクロースの袋と、見た目でもクリスマスムードを高めながら『Last Christmas』のステージへ。最後にウジンが「サンタクロースはいません」と言うと、ほかのメンバーが「います!」と反論するかわいいやり取りも(笑)。そして続けて『CHERRY (JP ver.)』を披露し、会場は楽しい雰囲気でいっぱいになっていた。
そんな中、今回もABNEWの歓声が聞けないことを残念がるウジンだったが、「みなさんの声が聞ける、そうなったら次の日にでもすぐに来ます。その時は、今までの分、もっと大きな声で叫んでくれますよね?」と自然な流れで最後の挨拶へ。
ウジン「今日は寒い中、来てくださって、本当にありがとうございます。みなさん、今年をいい締めくくりにして、来年もまた新しい出発をしてください。来年また会いましょう」
デフィ「今年のクリスマスは、愛する友達や家族と幸せに過ごしてくださればうれしいです。歓声を上げられるようになったら、僕たちまた必ず来ますので、それまで喉を大事にして、温かいしょうが茶とかを飲んでくださいね。Merry Christmas and Happy New Year!」
ウン「(日本語で)寒いのに、今日来てくださってありがとうございました。クリスマスを一緒にABNEWと過ごしてうれしかったです。来年も一緒に僕たちAB6IXとABNEW、笑顔で一緒に歩けばいいかなと思いました」
ドンヒョン「(日本語で)ABNEW、クリスマスパーティーはどうでしたか?僕たちはABNEWのおかげで楽しかったです。たくさんのABNEWが来てくれて、うれしかったし、幸せな思い出も作れました。2部に来れないABNEWのみなさん、来年必ず会いましょう」
そしてウジンが「クリスマスパーティー、ここで最後の飾り付けにいきたいと思います」と言うと、最後の曲『CHANCE (KR ver.)』へ。サインボールを投げ入れながら、客席に下りたりと、サービス満点でステージを終えると、最後は手をつないで、ステージ右から左、真ん中へと移動して、丁寧に挨拶し、ステージを後にした。
エンディングでは、本日の公演の写真がスライドショーで流され、たくさんの思い出を残し、公演は終了となった。
最初にメンバーが宣言していた通り、イベント中、いろいろなタイミングで、たくさんのプレゼントを渡してくれたAB6IX。カリスマあふれるパフォーマンスを見せる一方で、みかんを配ってくれる親戚のお兄さんのような親近感のある姿が、ABNEWにとって何よりのクリスマスプレゼントになったことだろう。