【レポ】FANTASY BOYS『FANTASY BOYS ZEPP TOUR 2024 – First Love at Zepp Haneda (TOKYO)（2/2）

そしてここからは“FANTASY BOYS学園 体育の時間”のコーナーへ。このタイミングでステージに戻ったハンビンに、「（『Lemon』の最後の部分を）“♪私のカン・ミンソ～”にするんじゃなかったの？メンバー全員分やってくれるって言ったのに」とクレームを入れるミンソだったが、「忘れちゃった。ごめんごめん」とハンビン。そんな仲の良さも見せながら、メンバーを2チームに分け、スクリーンに映し出されるダンスのポーズをした人物のシルエットで曲名と歌手名を答える“ダンスシルエットクイズ”に挑戦することに。
先生としてMCを務めるヒカルとソンミンを除き、ヒカリとリンチがそれぞれリーダーとなり、じゃんけんでメンバーを1人ずつ指名、ハネダチーム（ヒカリ、ハンビン、ミンソ、ギュレ）、セブンチーム（リンチ、ケイダン、ヒョンテ、ウソク）が結成された。
『우리집（My House）』（2PM）、『으르렁 (Growl)』（EXO）、『TOMBOY』（(G)I-DLE）、『영웅 (英雄; Kick It)』（NCT 127）、『舞い落ちる花びら (Fallin’ Flower)』（SEVENTEEN）、『에너제틱 (Energetic)』（Wanna One）の6問目まで終わったところで同点という接戦となり、あまりの興奮ぶりで、ステージの前方にどんどん出てきてしまうメンバーたち。MCの2人が何度も「もうちょっと後ろに下がって」と注意するほど白熱する中、最後の『Sugar Rush Ride』（TOMORROW X TOGETHER）では、正解したウソクがBandiに答えを教えてもらったのではないかという疑惑が勃発。全力で否定していたウソクだったが、負けたハネダチームが『영웅 (英雄; Kick It)』を罰ゲームとして、勝ったセブンチームも『에너제틱 (Energetic)』をペナルティとして踊ることとなった(笑)。さらに負けたチームには“負けて悔しいポーズ”で写真をアップするミッションも課された。

ここでミンソが「僕たちも全力でパフォーマンスするので、みなさん全力で聞いてください。盛り上がる準備はできてますか？」、リンチも「全力で僕たちについてきてください！」とBandiをあおると、『少年ファンタジー』のセミファイナルで披露したユニットステージへ。ミンソ、ヒカル、ウソク、ソンミン、ヒョンテ、ケイダン、ハンビンによる『RUN（뛰어）』、ミンソ、ハンビン、ヒカリ、リンチ、ヒカル、ギュレによる『Hold Tight（꽉 잡아）』で、全力のステージを見せてくれた。

メンバーたちが一旦ステージを後にすると、『Pitter-Patter-Love』の好きなパート＆MV撮影のエピソード、会場のBandiへのメッセージを伝えるインタビュー映像が流された。MV撮影エピソードでは、“撮影場所の学校のトイレが暗くて怖くて、ひとりでトイレに行けなかった”というリンチのエピソードや、“体育館でのバレーボールシーンが実は深夜に撮影されたもので、照明で昼間のようにしてる”というヒカルのエピソードなどが明かされ、会場のBandiも笑ったり、感心したりしていた。

ジャケットを着たメンバーたちが再び登場すると、『少年ファンタジー』のファイナルの課題曲『Gesture』がスタート。アクロバットも交えて色気たっぷりにパフォーマンスすると、続く『Potential』では、会場から完璧な掛け声も。高まる熱気の中、ジャケットを脱ぎ捨てるメンバー多数で『Get it on』へ突入し、大盛り上がりとなった。

熱い雰囲気のまま、ヒカリが「今日はみんながついてきてくれたので、最高の一日になりました！」と伝えると、メンバーからは「Bandi助けて…」「暑い…」の言葉も(笑)。
息を整えながらハンビンが「みんなのエネルギーをたくさんもらって、僕たち本当に暑いです」、リンチも「みんな一緒に盛り上がってくれて、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を贈ると、「みんなのおかげで、本当に僕たちもパワーをもらえる一日になってます」というヒカルが「みんなと今日という日の思い出を胸に刻むために次の曲を歌います」と紹介して、『少年ファンタジー』のファイナルで全員で歌った思い出深い曲『I’ll Be（있을게）』を披露。歌が始まるとBandiからは“영원히 함께 판타지보이즈의 옆에 있을게 약속해（永遠にFANTASY BOYSのそばにいるよ 約束する）”というスローガンも掲げられ、会場は愛あふれる雰囲気に。メンバーたちも「Bandi大好き」「愛してる」「約束したよ」「Bandiがきれいですね」とうれしそうにお返していた。

最後の曲を前に、この日（6月4日）が誕生日のリンチへのバースデーサプライズがスタート。バースデーソングとともにケーキが運ばれてくると、ティアラと“今日の主役です”と書かれたたすきも登場し、リンチはバースデーボーイに変身。『ハッピーバースデートゥーユー』を全員で歌ってお祝いすると、メンバーたちは指を立ててろうそくを作り、それをリンチが吹き消すというかわいい光景も。さらにメンバーたちは「泣いて！」コールをしたり、リンチの顔にケーキのクリームをつけたり、ケーキのイチゴをほおばったりと大はしゃぎ。リンチは「今日起きてからずっとウキウキしていました。Bandiと会えるのが待ち遠しかったです。楽屋でもケーキをたくさんもらって感動しました。コンサートでBandiと一緒に誕生日をお祝いできるなんて夢のようです。以前からずっとこんな光景を想像していました。ありがとうございます。愛してるよ♡」と気持ちを伝えると、中国語でも喜びとともに「これからの誕生日もメンバーの誕生日も一緒に過ごせたら」というメンバー愛を伝えた。

この素敵な瞬間を写真に収めるため、クリームをたくさん塗られてしまったリンチがメイクを整える間に、ヒョンテとケイダンの末っ子たちが愛嬌を披露することに。ヒョンテは「めっちゃ大好き」、ケイダンは「Bandi大好きです」と言いながら、まだあどけない笑顔を見せると、普段クールなヒカルが次のターゲットに。「みんな大好きだよ」と言ってやってみたものの、メンバーからのダメ出しで再チャレンジし、今度は満点の愛嬌を見せてくれた。さらにハンビンとヒカリが頭をこすり合わせながら倒れるという愛嬌？を披露したところでやっとリンチが戻り記念撮影すると、セルカやTikTokのチャレンジダンスも撮影し、いよいよ最後の曲へ。Bandiの惜しむ声が上がる中、『Shangri-La』を披露し、ステージを後にした。

会場のアンコールに応えて、Tシャツとチノパンに着替えたメンバーたちがステージに戻ると、『少年ファンタジー』のシグナルソング『FANTASY』を披露。番組当時を思い起こさせるような、ひたむきで全力なパフォーマンスは、胸に迫るものがあった。
アンコールをくれたBandiにヒカルが「本当に幸せな時間でした。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えると、ひとりずつ、短く挨拶することに。
ウソク「Bandi、愛してるよ！また会いましょう！」
ハンビン「Bandi、本当にありがとうございます。またね！」
ギュレ「Bandi、ZEPP TOURお疲れ様でした。愛してる」
リンチ「Bandi、ありがとうございます！愛してるよ！」
ミンソ「Bandiのおかげでめっちゃ幸せでした。来てくれてありがとうございます。結婚しよう！」
ヒョンテ「Bandi、ありがとうございます♡お疲れ様で～す」
ヒカル「みんな本当にいつもありがとう。これからもっともっとカッコいいチームになるから、見守っててください！」
ケイダン「Bandiたち、愛してる♡また会いましょう！愛してる」
ソンミン「Bandi、君しか見えない。愛してるよ～♡またね～」
ヒカリ「Bandi、今日もありがとうございます。また僕たち成長して、絶対今日行けなかった都市にも戻ってくるので、またお願いします。ありがとうございました～！」
そして最後に「以上、FANTASY BOYSでした～！」と全員で挨拶し、ステージゆっくり移動してBandiに声を掛けながらステージを後にした。

6月19日（水）には待望の日本デビューを控えているFANTASY BOYS。間もなく結成1年となる彼らだが、パフォーマンスはもちろん、チームワークや日本語力など、着実に成長を遂げているだけに、今後の活動に期待が高まる。

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