6月5日(火)ヒューマントラストシネマ渋谷にて韓国映画『短い記憶』のミン・ヨングン監督と主演女優のユ・ダインさんの舞台挨拶&試写会が実施され行ってきました!
とっても、いい映画でした!
ミン・ヨングン監督は、ドキュメンタリーなどを多く撮られていたことから、社会問題を提議しながら、とても繊細で感性的な映画でした。監督の小さなこだわりが、色々な所に感じられて、そこに深い意味が入っていたりして、秀作です。
女優のユ・ダインさんもとても感情表現の上手な女優さんで、この映画で認められ、次々とお仕事が入ってきたそうです。
日本では、大作といわれる映画が韓国からやって来て、目にすることが多いと思いますが、インディーズ映画の優れた作品の映画も、ぜひ観ていただきたいと思います。
舞台挨拶では、釜山映画祭以外で海外の人に公式の場で挨拶されるのは初めてと言っていた監督。監督もユ・ダインさんも映画を通じて、日本に来るとは思わなかったのでビックリしたと語っていました。
おふたりとも、とても初々しいイメージで、このピュアな感じが、作品にも表れているなぁと感じました。
写真撮影中、お互い向き合ってみてという、リクエストだけで、照れていました(笑)。
ユ・ダインさんは、とてもかわいらしかったです。
そして、独占インタビューをさせてもらいました。
監督、ユ・ダインさんとも、お話させてもらって、とても素敵な人でした。
―日本で公開される気持ちは?
―ユ・ダインさんをキャスティングした理由は?
―クローズアップの表情など素晴らしかったが、苦労した点は?
―犬は最後のシーンで出てくる一匹だけが訓練されたプロだと聞きましたが、普通の犬とのやりとりは大変だったのでは?
―お互い、意外な部分があると思ったことは?
―日本では韓流が流行っていて、K-POPやドラマもたくさん来ていますが、韓国で好きな俳優、または使ってみたい俳優は?
あと、蒼井優!(満面な笑顔で)
(記者が「韓国の俳優さんお好きな方多いですねぇ」と言うと)
―日本の映画で好きな作品は?
―韓国映画で好きな作品は?(自作以外で)
―韓国ドラマの好きなもの、またはおすすめは?
―今後どんな映画を作っていきたいか?今後の予定は?
監督、ユ・ダインさんありがとうございました。ユ・ダインさんは、とても透明感のあるかわいらしい女優で、ミン・ヨングン監督は、優しい笑顔の素敵な監督でした。作品にも、そんなピュアで優しい感じが感じられました。
【追記】(2012年6月12日)
『短い記憶」』のDVDが2013年6月4日にリリースされました。レンタル開始です!ぜひ、この機会に韓国インディーズ映画を観てみては~。
プレゼント→こちらへ
<キャスト>
●ヘファ役…ユ・ダイン
連続ドラマ「乾パン先生とこんぺいとう(2005)」でデビュー。
その後脇役時代を経て、映画『Her…あいつの彼女(2007)』『Mandate(2008)』、ドラマ「青春賛歌(2009)」、映画『天国の子供たち(2012)』、ドラマ「美味しい人生(2012)」「普通の恋愛(2012)」、映画『死体が帰ってきた(2012)』などで主演。本作『短い記憶』の演技が絶賛され、韓国映画評論家協会賞新人女優賞、ソウルインディペンデント映画祭独立スター賞、アジア映画祭主演女優賞などを受賞。
●ハンス役…ユ・ヨンソク
映画『オールドボーイ』でユ・ジテの子役としてデビュー。ドラマ「深夜病院(2011)」「ランニン、グー(2010)」「ドリーム(2009)」「総合病院2(2008)」「美味しい人生(2012)」、映画『18、19(2011)』『建築学概論(2012)』などに出演。
<監督・脚本>
●ミン・ヨングン
漢陽大学演劇映画学科卒業。1996年短編映画『週末』で釜山国際映画祭ワイドアングル部門の招待作品となる。その後数編の短編映画、2002~2005年はKBSドキュメンタリー部での「現場ルポ第3地帯」ディレクターを経て、2006年短編映画『泥棒少年』で注目される。
ホ・ジノ、イ・ユンギ、キム・ジョングァン…そしてミン・ヨングン。“感性の監督”系統を受け継ぐ。
デビュー作『八月のクリスマス』(1998)で余命数か月を告げられた男の純粋で美しい愛を繊細な視線で描き愛されたホ・ジノ監督は『春の日は過ぎ行く』(2001)、『四月の雪』(2005)、『ハピネス』(2007)、『きみに微笑む雨』(2009)まで完成度の高い映画を発表し続け感性の監督の地位を確立。そのほかにもイ・ユンギ監督、キム・ジョングァン監督などホ・ジノ監督に代表される韓国映画界の感性派監督の流れを受け継ぐ新人監督の登場と評された。
<受賞>
第31回韓国映画評論家協会賞新人女優賞(2011年韓国)
第15回釜山国際映画祭「韓国映画の今日-ビジョン」部門監督賞(2010年韓国)
第36回ソウルインディペンデント映画祭最優秀作品賞、コダック賞、独立スター賞3冠(2010年韓国)
第13回アジア映画祭審査員賞、主演女優賞(2012年フランス)
<制作支援>
ソウル映像委員会、釜山国際映画祭、映画振興委員会2010下半期多様性映画公開支援作品
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