韓流スターのソ・ジソブが、6月14日(金)東京・丸の内ピカデリーで行われた映画『ある会社員』の舞台挨拶に登壇した。
日本でも人気を誇るソ・ジソブの舞台挨拶ということで、会場は満席で熱気にあふれていた。
「こんばんは、お会いできてうれしいです」と挨拶すると大歓声。「かっこいい」「素敵~」などの歓声が飛び交っていた。
モデル出身なので、スーツもモデルのように着こなしているが、映画でずっとスーツとネクタイだったことについては、「とにかくネクタイをしているのがつらかった。少しはサラリーマンの苦しみが感じられたんではないでしょうか。とにかく息苦しかったです」と言うと、MCから「今日も息苦しいですか」と問いかけられ、「ずっとではないので、少しの時間なので大丈夫です」と回答。
普段はリラックスできるもの、真夏には半ズボンにTシャツを着ているそうで、「洋服は楽に着られるのがいい。家のワードローブには、だいたい20着くらいスーツは持っている」とのことだった。
この日、これから映画を観る観客に「最初から最後まで集中して観ていただきたい。アクションにラブロマンス、メッセージもあり、楽しく観ていただきたい。働く人々へのメッセージありの作品になっていて、幸せにしているのか、楽しみながら仕事をしているのか、一度振り返って考えてもらえる映画になっている。共感することがあるだろう」と作品を紹介した。
映画の中のアクションに関して、MCから「見応えありますよね?」と聞かれると、「見応えはあると思う(笑)。この映画のために2か月ほど練習をした。新しいアクションをご覧いただけると思う」と自信を持ってコメント。
共演者に関しては、ユ・ミヨン役のイ・ミヨンに対しては、「演技生活が長いので、カリスマがあり、役者として学ぶ点が多かった」、クァク・ドウォンは、「エネルギーにあふれていて、ハッピーウイルスを持っている方なので、現場でのムードメーカーの役割を果たしてくれた」、ZE:Aのキム・ドンジュンは、「アイドルだが、真剣な態度と演技が好きな気持ちが伝わってきた。情熱的に演技に臨んでいたので、俳優として今でもかわいがっている」と話した。
「先輩と後輩、どちらと仲良くするのが得意か?」との問いには、ジソブは「僕は両方とも大変で、どっちもつらい…」と笑って話した後、MCから「ドンジュンさんとは、撮影が終わったあとも仲良くしていますよね」とツッコまれると、「あまり弟分がいないので、先輩の方が今まで多かったので、先輩といるのが楽だったが、最近は後輩もひとりふたりとできはじめた」と説明。
さらに「ドンジュンさんは歌手ですが、ジソブさんも歌手でもあり、その点で情報交換をしているのか?」と聞かれると、照れ笑いしながら「歌手としてではなく、俳優としての情報交換をしている。少し前にドンジュンくんが撮影が始まったのだが、電話がかかってきてアドバイスを求めてきた」と話し、「かわいい後輩ですね」とMCに言われると、「そうですね、僕よりずっと若いですね」と笑いを誘う。
「劇中と同様に、10代の頃に憧れていた歌手は?」との問いには、「10代の頃はDEUX(デュース)というHIP HOPグループが好きで、その影響で自分もHIP HOPが好きになって、彼らのおかげで、この場にいられると思っている」と話し、DEUXが写真のモデルを探していて、応募して受かって、そこをきっかけに俳優としての道を歩き始めたという秘話も披露。
さらに「女性歌手への憧れはなかったのか?」と聞かれると、「今思い浮かぶ人がいないが、間違いなくいたと思う(笑)」と言うと、MCが「思い浮かばない程度なんですね」と会場を安心させる。
また、結婚観については、「僕もそろそろ歳が歳なので、結婚しなければとは思うけど、今のところ結婚観というのはなく、話が通じて思いやりがある人が良い」と明らかにしたが、観客からの反応を見て「言語が通じないという意味ではなく、今のところ全く計画はない」とフォロー(笑)し、安心した観客からは拍手が起こっていた。
舞台挨拶の取材が終わり、劇場から出てみると、道にものすごい人だかりが。さすがの人気だなと思っていたところ、駐車場から出てきたジソブが、待っていたファンのために車のバンのルーフトップからわざわざ顔を出してくれた。そして笑顔で手を振ってファンに応えてあげて、車も徐行運転でゆっくり進むという大サービスぶり。ものすごい歓声で、一瞬銀座のパレードを見ているような光景(笑)。こんなに優しいファン思いのジソブを、道にいたファンは生で見られて、大喜びで大興奮となっていた。
ジソブは来る8月に放送されるSBS『主君の太陽』でテレビドラマに復帰予定。コン・ヒョジン、ソ・イングクが共演する。
監督:イム・サンユン
キャスト:ソ・ジソブ、イ・ミヨン、クァク・ドウォン、イ・ギョンヨン、キム・ドンジュン
製作:シミアン、ショウボックス/メディアプレックス/共同製作:51k
配給:ポニーキャニオン
公式HP:http://arukaishain.com/
英題:『A Company Man』
2012年/韓国/カラー/96分/HDSR 5.1ch.
(C)2012 SIMMIAN AND SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED