サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で、“国民プロデューサー”の投票により選ばれた豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人によるグローバルボーイズグループJO1。
2020年3月にデビューした彼らが、5月25日(水)に2枚目となるALBUM『KIZUNA』(キズナ)の発売を記念して、東京・豊洲PITにてリリースイベントを開催した。
25日は朝からリリースの宣伝を兼ねてテレビ出演など忙しかったJO1。この日の締めくくりは、豊洲PITで行われたリリースイベント。リリースイベントとしては、初めてリアルでJAMに会えて(同時に配信も実施)、メンバーもJAMの顔を見ながらの終始笑顔があふれるイベントとなり、2ND ALBUMのタイトル曲『With Us』『Move The Soul』のパフォーマンスやトークを楽しんだ。
イベント終盤では、オリコンデイリーアルバムランキング1位の発表、5月30日に二十歳になる豆原のバースデーサプライズ、さらにサプライズとなったJO1初となるアリーナツアーが発表された。
知らされてなかったメンバーは、JAMと同時に驚き、歓喜、そして呆然、涙となる印象的なリリースイベントとなった。
このリリースイベントの模様をお届けします!
開演前の注意事項のアナウンスが流れると、会場に集まった400名のJAM(ジャム:JO1のファン)から、時折笑いが漏れ、和やかな雰囲気に。たどたどしいがまじめにお伝えしている声の主は、何と佐藤だった。アナウンスの終わりに「景瑚でした!」の声が響き渡ると、会場がほっこりした温かな感じに包まれた。
そして暗転すると、ピンクの暖色系パステルカラーの装いでJO1が登場し、2ND ALBUMのタイトル曲『With Us』のパフォーマンスを披露。
さわやかなJO1らしさが光る曲で、歌詞の内容もJAMの心に刺さり、メンバーと『With Us』の気持ちでペンライトを振っているかのようなうれしそうな笑顔が印象的だった。
曲が終わると、與那城の掛け声と共に「Go to the TOP!JO1です!」と揃って挨拶。
メンバーから「わお~、お客さんいっぱいだ~!」とうれしそうな声が上がり、與那城から「2ND ALBUMのリリース日ということで、待ってたよ~!」と声を掛けると、会場からは拍手が沸き起こり、メンバーからも「うれしい!!」と反応が。
「この会場にお客さんが入ってパフォーマンスするのは初めてでうれしい!」とキラキラした笑顔で話す大平。與那城は「(豊洲PITにはない)2階席も3階席も満席だね」と笑いを誘うも、メンバーからはスルーされて、逆に笑いを誘う。メンバーは、それぞれ「一緒に楽しみましょう!」と本当にうれしそうに笑顔で挨拶。
佐藤が「髪を切ったんですが、どうですか?」と尋ねると(メンバーからカッコいいと声が上がる)、ファンは拍手で応え、「メンバーからは好評なんですが、長い髪が恋しいです」と佐藤。
デビューしてコロナ禍でなかなかリアルイベントができないご時世になってしまっていたので、ファンに直接会って披露できたことが、メンバーはとてもうれしそうだった。
『KIZUNA』についてのトークになると、“最近メンバー間で絆を感じた瞬間”という話題になり、探すと難しいし自分たちの中では当たり前になっていると話す中、河野が「あります!ステージに出番前に決め事とかではなく、全員とハグをする」と話すと、メンバーと再現。河野が横にいた白岩とハグすると、そこへ鶴房が河野にバックハグ。木全も白岩をバックハグして、4人のイチャイチャな団子ハグに(笑)!
そして今日の出来事として、河野が「本番前に歯磨きするのに歯ブラシを忘れてどうしようかと思ったら、木全が2つ持っていてくれて、助かりました。これもKIZUNAですかね」と最新のKIZUNA話を披露。
続いて“『KIZUNA』のアルバムで好きな曲”という話題では、豆原と白岩が『Walk It Like I Talk It』を挙げると、パフォーマンスの話から、與那城と佐藤で鶴房を持ち上げ、縁の下の力持ちになる話になり、與那城は「あの瞬間は覚悟を決めてるから」と語っていた。
さらにこの曲の呼び名が『ウォキラキ』なのか『ワキラキ』なのかという話になり、会場のJAMに挙手で聞いてみると、『ワキラキ』が優勢に。メンバー間では『ウォキラキ』と言っていたようで、佐藤が「(『ワキラキ』だと)具体的に脇がラッキーみたいな?」と笑わせながらも、JAMの多数決で『ワキラキ』という呼び名に決まった。
もうひとつ『KIZUNA』に収録されている中の話題曲として、與那城が『Touch!』を挙げて、「この曲、実は、純喜くんが作詞をしました~!」と紹介。
河野は「自分の名前がサブスクリションとかのクレジットに載るのが信じられないというか、すごいうれしかったですね。インストを聴いて、すごい好きだなと思い、書きたいなと。聴いた瞬間、ライブで盛り上がる曲だなと思って、ライブで絶対やります。今は、(このご時世で)タッチできないけど、いつかJAMのみなさんとタッチできたらいいな」と思いを語った。
続けて河野が「この歌詞でデモが出来上がった時、碧海と翔也が、これ純喜くんが書きました?って(言ってきて)」と言うと、「一発で気づきましたね、今までと違う感じだったので。純喜くんらしさが出ていて、書いているのを小耳にはさんでいて、まさかそれが通っている(採用されている)ってのがすごかったです」と木全。河野は「それがうれしかったですね。自分らしさが出せたのかなって思って…」とうれしそうに語っていた。
そして與那城が「純喜、歌詞の通りJAMを溶かすようなVフリをお願いします」と言うと、河野は「JAM、『Touch!』VTR観てや~」と甘い感じでVフリ。その甘い声を横で聞いていた鶴房のリアクションと、メンバーの笑い声で映像がスタート。
まだメンバーも観ていないという初公開となった『Touch!』のレコーディング映像が流され、JO1もJAMと一緒に感想を漏らしながら楽しそうに観ていた。
続いてのコーナーは白岩が進行を担当。
会場内に“KIZUNAボード”が設置されており、開演前にJAMが“JO1との絆を感じたエピソード”を付箋に記入して貼り付けてくれたものを、白岩がリードを執りながらメンバーがピックアップ。配信を観ているファンからのエピソードは、Twitterで投稿されたものをメンバーが読み上げていった。JAMからの愛情あるメッセージを拾いながら、メンバーのうれしそうな顔がとても印象的なコーナーとなった。
そして、2曲目のパフォーマンスとして、アニメ『群青のファンファーレ』のオープニングテーマ『Move The Soul』を披露。パフォーマンス前に、声優として参加した大平と木全が「一緒に収録できたので楽しかった。2人で一緒にブースに入ったのであんまり緊張しなかった」と出演のエピソードを語ってくれた。鶴房から「役になりきって曲紹介をして」とフラれた2人は、熱演しながら「さあ、やってきました!2番!2番!」「Move The Soul…」と曲紹介をするも(微笑ましくも空振りな感じになり)、メンバーから「え~~~、(これで)行ける???」という声も上がったが、曲が始まるとビシッと気合を入れ、軽快なパフォーマンスでファンを魅了していた。
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