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2023年12月26日20時44分 火曜日 【レポ】祝!20周年!ジェジュン&ジュンスの生ステージが実現した『2023 DREAM CONCERT in JAPAN』で15年ぶりに立ったステージを振り返る~20年の歴史を感じた圧巻なステージ!初の海外公演に豪華日韓アーティストが集結!

『DREAM CONCERT』は、KRI韓国記録院公認の韓国最長期間28回連続開催という単一コンサートとしては史上初の最大規模のK-POPコンサートである。その29回目が初の海外公演となり、『2023 DREAM CONCERT in JAPAN』として日本で開催!サブタイトルは“Hello, My Friends!”と題され、さいたまスーパーアリーナにて6月18日(日)に昼夜2回公演で行われた。
今回の『2023 DREAM CONCERT in JAPAN』では、今年20周年を迎えK-POPアーティストとして日本で確実にファンを根付かせて地盤を築いているジェジュン、ジュンスの2人が観客の前で久しぶりに揃ってステージに立った。DREAM CONCERTはなんと15年ぶりという。多忙な2人が記念すべき20周年を迎えた年に一緒に立てたということが、希少なステージであった。
DREAM CONCERTということで、そのほかの豪華アーティストも集結。AB6IX、Wanna One出身のキム・ジェファン、CLASS:y、DREAMCATCHER、KINGDOM、AIMERS、日韓バンドのHi-Fi Un!corn、ILY:1、さらに日本アーティストとして、K-POP系の日本でのオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生し、ダンス、ボーカルと実力を見せファンが増え続けているJO1、INI、さらに後輩のDXTEENが出演!MCはBTOBのソンジェ、KINGDOMのフォン、IZ*ONE出身の矢吹奈子が務めた。
会場は、各ファンのカラフルなペンライトで埋め尽くされた。

この公演の模様をお届けします!

【レポ】『2023 DREAM CONCERT in JAPAN : Hello, My Friends!』 at さいたまスーパーアリーナ

トップバッターは日韓合同アイドルバンドオーディション番組『THE IDOL BAND』から誕生し、今年6月26日にデビューしたHi-Fi Un!corn。K-POPヒット曲をバンドアレンジで披露した。『呪文 -MIROTIC-』(原曲:東方神起)、『Energetic』(原曲:Wanna One)、『BLUE』(原曲:BIGBANG)など、たくさんの耳なじみのある曲をメドレーで繋げ会場を盛り上げると、CNBLUEのヨンファが楽曲を手がけたデビュー曲『Over the Rainbow』、そしてオーディションで優勝へと導いた曲『DoReMiFa-Soul(JP ver.)』も披露した。

続いて新人グループのブロックでは、ILY:1が『Twinkle Twinkle』、DXTEENが『Brand New Day』(夜公演のみ)、AIMERSが『Bubble』、CLASS:yが『ZEALOUS』を披露。フレッシュさあふれる多彩なパフォーマンスで盛り上げた。

そして次に、K-POPの中で、ストーリーがあり、独自の世界観を持ったグループ2組が登場。MCのフォンが所属するKINGDOMは、伝統楽器の奏でる音が神秘的な雰囲気を作り出す『魂; Dystopia』『KARMA』で、KINGDOMならではの世界に引き込んでいった。
DREAMCATCHERは最新タイトル曲『BONVOYAGE』と昼公演では『Scream』、夜公演では『Propose』を披露。高音域では、メインボーカルのシヨンが、伸びのある力強い歌声を会場に響かせ、圧巻の歌唱力を見せていた。

トークになると、何とドリコンと同い年(1995年生まれ)だというソンジェの話や、この日(6月18日)に誕生日を迎えた矢吹奈子を、観客がバースデーソングを歌ってお祝いする場面も。終始温かなほっこりした雰囲気で進行されていった。

そしてWanna Oneではメインボーカルを務めたキム・ジェファンが登場。
自身のギター弾き語りで歌った『Snail』では、安定感のあるソフトな歌声で魅了し、続けて韓国ドラマ『愛の不時着』OSTから『Someday』、新曲『Spring Breeze』を歌唱。夜の部では、2日後にカムバックすることを告知して、最新曲となる一節をアカペラでスポ(ネタバレ)するという、サプライズで盛り上げた。

続いて、完璧なセルフプロデュースアーティストグループであるAB6IXが登場。
最新タイトル曲『LOSER』『Sugarcoat』、昼公演では『SAVIOR』、夜公演では『SURREAL』を披露しファンを楽しませた。トークでは、メンバーのウンが、流ちょうに話す日本語でけん引していた。

そして、歓声がひときわ大きく上がったのが、今年5月に釜山で行われたDREAM CONCERTで日本人グループ初出演を果たしたJO1の登場(昼公演のみ)。新曲『Tiger』『Comma,』『STAY』『SuperCali』『Trigger』を披露。ファンのコールが完璧で、会場に響き渡っていた。メンバーからは、韓国に続き日本でも呼んでもらえたことの感謝を伝え、JO1初のアジアツアーのお知らせも伝えていた。
「さいたまスーパーアリーナの大きな会場で、ウェーブを観たい!」というメンバーの呼びかけに観客が応じると、見事なウェーブで会場の一体感を生み、そのフレンドリーさで会場との距離を縮めていた。
さらに、それぞれの個性あふれる魅力満載なステージで会場を沸かせていた。

夜公演にはINIが登場し、『Dramatic』『CALL 119』『ONE』『Brighter』、新曲『FANFARE』とファンが喜ぶ最高なセットリストを用意し、ファンは歓喜!JO1同様、こちらも息の合ったファンのコールで会場は素晴らしい一体感を見せ、INIのメンバーもそれに応えるような力強い見応えのあるパフォーマンスでファンを魅了していた。

そしてMCのソンジェが「K-POPがこうして全世界のファンから愛されているのは、韓流をリードしてトップの座を守り続けてくれた先輩たちの活躍があってこそです。今日もまた最高のステージを残すお二方のみになりました」、矢吹奈子が「K-POPレジェンド、キム・ジュンスさんの登場です」と言うと、大歓声が湧き上がりジュンスが登場。
ジュンスの気合の入った掛け声から、2012年にリリースした自身初ソロ曲『Tarantallegra』がスタート。当時からキレのあるダンスは、全く衰えを知らず、若手アーティストの見本となるようなジュンスの見事なキレのあるダンスと、踊っていてもブレない歌が会場を掌握していく。
歌い終えると、「みなさん、お久しぶりです。楽しんでますか?DREAM CONCERTは2004年に参加して、2007年、2008年が最後のコンサートだったんですよ。だから15年ぶりになります。それも日本で、できることになりうれしいです」「日本語がめちゃくちゃで、昔は上手かったんだけど…」と言いながらも、観客の笑いを誘うトークもさすがで、ファンへの感謝も忘れない、そんなところが根強いファンが離れない理由だろう。そして昼公演の2曲目は、昨年夏の日本のソロコンサート初日に1回だけ披露し、翌日からのコンサートではケガのため披露できなかった3集ミニアルバム『DIMENSION』から、ファンに伝えるメッセージを乗せた曲『HANA』、夜公演では『FLOWER』を披露。以前ジュンスが『FLOWER』について、「いつも夢を持って努力する人たちへのメッセージでもあり、努力し最善を尽くし続けて、ずっとその機会を待とうという意味がある」と語っていた。社会への葛藤から小さな光を頼りにがんばっていく気持ちを込めているジュンスの自作曲で、15年ぶりに立ったDREAM CONCERTのステージは、その思いを込めた瞬間のひとコマでもあったのではないか。そしてジュンスは、最後の曲の前に「足が痛くない人は立っていてください、もし足が痛い人や悪い人は全然座ってても良さそうだ!」と優しさを見せ、「みなさん、全力でいきたいと思います!では『Incredible』!!」と紹介。この曲はアメリカでプロデューサーBruce “Automatic” Vanderveer(グラミー賞受賞の音楽PD)と共同作業で作られたジュンスの代表曲のひとつで、パワフルなダンスと歌声と掛け声で会場にダンスも促し、一気に盛り上げてヒートアップさせ、圧巻の貫禄を見せていく。韓国でのミュージカル上演中の忙しい中駆け付けてくれたジュンスだが、若い頃より出来上がっていた安定感、そしてさらに磨きがかかっているダンス、歌声は“圧巻”という言葉が見事に似合っていた。

ここでソンジェとジェジュンが「カッコいい!さすが!!」とジュンスのステージの感想を言いながら一緒に登場すると、また大声援!ソンジェが「尊敬してやまない憧れの大先輩にインタビューをしたいと思います」とジェジュンを紹介し、「最近忙しいと思いますが、いかがお過ごしですか?」と質問すると、「アジアツアーやったり新事務所を立ち上げたり忙しかったです」とジェジュン。ソンジェは「あ~、僕も入りたいです!ジェジュンさんが社長、わ~!すごいよね」と茶目っ気たっぷりにジェジュンの前に立つと、あどけない笑顔を見せる。20周年を迎えたという話題では、「20年ってあっという間で、自分が歳を取るより、時代が変わる速度が速くて、どうやって合わせたらいいかと思うんだけど、歳はただの数字だと思って、精神的にも身体的にも、もっと健康にならなきゃと思っています」とジェジュン。そしてソンジェからの「今でも日本に来てワクワクするものは何ですか?」との質問には、ジェジュンは間髪入れずに「君たちなのよ!」と会場のファンにうれしいひと言。さらに「活動の期間、元気になってない自分を見つけると、これ違うなと思った時、変わらない気持ちをもっと大きな愛で贈ってくれるみなさんを見ると、もっとがんばんなきゃと思います」と、ジェジュンらしい言葉で会場からは拍手が起こる。ソンジェも「考えも全てカッコいい」と、ファン目線で言葉を贈っていた。
そのほか、ソンジェから「日本で必ず食べるもの、かつ丼以外で」と聞かれると、ジェジュンは「日本の和食、海外でぜいたくな店や有名な店で食べてもやはり日本の本場は全然違う」と答え、ソンジェは「僕も食べたいです!」とおねだり。ジェジュンから「行きましょう!」と言われると、ソンジェは「成功したファンですね!!」と大喜びで笑顔がはじけていた。
さらにソンジェの「自由時間があったら行きたい場所は?」という質問には、「有名な所でなくても、ホールツアーでいろんな地方に行けて、普段行けない所で、こんな美しい所もあるんだ、今度ひとりで来た時も行きたい、と思うからひとつ選ぶには難しい」と答えていた。

インタビューが終わると、ジェジュンは日本初のDREAM CONCERTのトリ。
生バンドと一緒に、1曲目はジェジュン作詞の『One Kiss』、そして『Tender love』のバラード2曲を美しい声で感情を込めて熱唱。
そして「バラードの曲聞かせて楽しんでますか?と言えないですね(笑)。どんなアーティストにも声援送っていて、みんな最高ですね~。僕だけトークが長い気がするんですが、大丈夫ですかね(笑)」と話すと、「日本に着いて居酒屋で焼酎を飲んでた時、流れてきた曲が尾崎豊さんで、その曲をこのステージで歌います。レジェンドとして胸に残っている曲です」と紹介し、尾崎豊のカバー曲『Forget-me-not』を歌い上げ、会場をうっとりした雰囲気にさせた後、「これからは、テンションアゲアゲで盛り上げていくぞ~!」と言うと、中島美嘉のカバー曲『GLAMOROUS SKY』へ。ジェジュンの歌だったかと錯覚するベテランの味を出した力強い歌声で会場を掌握していく。そして『BREAKING DAWN (Japanese Ver.) Produced by HYDE』では、パワフルさに拍車をかけ、ロックなジェジュンを生バンドならではの迫力も加えてパワーアップして熱唱した。

MCの3人が終演の挨拶をした後、スペシャルステージとして大トリにジェジュンとジュンスが再登場すると、割れんばかりの声援が会場に響く!
2人で「みなさん、ジェジュンと、ジュンスです」と挨拶すると、ジュンスは「たくさんのアーティストが出てきたけど、やっぱりすごいなあ。メンバーだからそういうことを言うんじゃなくて、すっごいなあ!と思いました」とジェジュンをべた褒めし、照れくさそうなジェジュン。
そしてジェジュンが「ジュンスとトークすると、本当に中身がないけど面白いんです」と言うと、「10年前を思い出して、愛嬌も思い出して・・・」とジュンス。ジェジュンはその言葉を聞き、ジュンスに愛嬌を要望すると、ジュンスが往年の愛嬌を披露し、大歓声。ジュンスから「ジェジュンもやって」と言われたジェジュンは、「かわち~」と言葉で愛嬌を披露し、「2人なら何でもできる~」と、長年築いてきたあうんの呼吸で、会場の笑いを誘っていた。
夜公演でも、お互いを褒め合ったり、10年前の懐かしい話をしたり、ジェジュンがお酒を飲んだら「世界でいちばんかわいい」とジュンスが暴露したり、相変わらず普通に話しているだけなのに、会話が弾み面白い。
そしてステージに立ち、観客の前で生披露初となった『六等星』を2人で披露。まさにスペシャルステージとなり、ソロの時と違う2人で歌う時のバランスは絶妙で、長年の歴史を感じ、2人のハーモニーが懐かしく染み入った。2人の20周年ステージを生で見られて、ファンも感慨深かったに違いない。

最後は、出演したアーティスト全員がステージに立ち、挨拶をして、初の海外でのDREAM CONCERTを成功裏に終えた。

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