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2024年3月4日13時42分 月曜日 【レポ】チ・チャンウク『2023 Ji Chang Wook Japan Fan Meeting ‘Ji’ngle Bells』~デビューシングル曲の披露から、あのドラマの名シーン再演も!『サムダルリへようこそ』のヨンピルは「僕と似ているところがたくさんあります」「癒しや、人生の応援になったらうれしい」(1/2)

1月に最終回を迎えたNetflixにて配信中の韓国ドラマ『サムダルリへようこそ』や、年内には『于氏王后』『江南ビーサイド』の放送が予定されているなど、俳優として大活躍中のチ・チャンウク。2023年11月15日にはデビューシングル『あなたがいてくれた』で待望の日本CDデビューを果たし、2024年3月には、セカンドシングル『The Wind Of Spring』のリリース、東京・大阪・福岡で初のジャパンツアー『2024 Ji Chang Wook Japan First Tour -March-』の開催と、歌手としても活発な活動を繰り広げている。
そんなチ・チャンウクが2023年12月25日(月)東京国際フォーラム ホールAにてクリスマス来日ファンミーティング『2023 Ji Chang Wook Japan Fan Meeting ‘Ji’ngle Bells』を昼夜2公演で開催した。この日はクリスマスということもあり、会場は終始温かい幸福な空気で包まれていた。

この昼公演の模様をお届けします!

【レポ】チ・チャンウク『2023 Ji Chang Wook Japan Fan Meeting ‘Ji’ngle Bells』 at 東京国際フォーラム ホールA(昼公演)(1/2)

ステージはたくさんのバルーンで作られた巨大なツリーと複数の小さなツリーでクリスマスムード満点。クリスマスソングとともにオープニング映像が流されると、ステージの一段高くなった部分から登場したチャンウクは、早速日本デビューシングルの収録曲『あなたがいてくれた』を披露。優しい歌声を響かせると、両手を振り、「メリークリスマス!」とファンに声を掛け、「みなさん、こんにちは。チ・チャンウクです。今日はよろしくお願いします」と日本語で挨拶。「2023年のクリスマスを僕と一緒に過ごしてくださり、心から感謝しています」と、感謝の言葉も伝えると、本日のMC古家正亨も合流。今の気持ちを聞かれ、「久しぶりにとてもうれしいです」と喜びをあらわしていたチャンウクだったが、日本デビュー曲を初めてファンの前で披露し、「とても緊張して、ミスもたくさんしてしまって、とても難しかったんですが、みなさんが楽しんで聴いてくださって、心から感謝しています」と、緊張していることも明かした。
また、今日がクリスマスということで、「僕にとってはとても大切で特別なイベントになりそうです。温かいクリスマスになってほしいと思います。こんないい日に僕に会いに来てくださったみなさん、心からありがとうございます」と改めて感謝の気持ちを伝えた。

そしてステージの一段高くなった部分に用意されたイスに腰掛け、本格的にファンミーティングがスタート。
最初の“First Bell ドラマトーク”と題されたコーナーでは、最近の出演作ドラマ『最悪の悪』『サムダルリへようこそ』について話していくことに。
2023年は本当に忙しく仕事をしていたというチャンウクだが、「それぞれ違う雰囲気で演技をしなければならなかったんですが、それぞれ魅力があったので、楽しんで撮影できました」と、忙しい中でも撮影を楽しんでいたよう。また、2つの作品を同時に撮影していたことについて聞かれると、「混乱したりすることはなかったです。混乱してはいけませんよね」と、余裕の表情を見せていた。
それだけでなく、2024年には映画『リボルバー』の公開、ドラマ『于氏王后』『バルク』『江南ビーサイド』の放送も控えていることを明かし、俳優チ・チャンウクの人気の高さを改めて感じさせた。

そしてここからは、『最悪の悪』について詳しく聞いていくことに。
ラブロマンスのイメージが強いチャンウクだが、実は子供の頃からノワール作品をたくさん観て育ったそうで、ぜひ一度やってみたいと思っていたそう。その思いが実現し、この作品でノワールに初挑戦し、潜入捜査中の刑事という複雑な役どころを演じたチャンウクは、「アクションもあって、体力的にも大変でした」と明かしていたが、それ以上にこだわり、時間をかけたのが「キャラクター作り」だったのだそう。
ここで『最悪の悪』の名場面映像として、チャンウク演じるジュンモが拳銃で人を撃つのをためらうシーンが流されると、「このシーンでは表現がとても難しかったです。それと同時に、どの程度まで表現したらいいのかということについても悩みました」とチャンウク。このシーンのようにセリフのない部分で感情を伝えなければならない演技については、「自分の感情がうまく伝わっているのかを常に気を使って撮影しました。セリフがない場合には表情やまなざしで表現しなければならないので、なおさら難しいです」と、その苦労を明かした。そのため現場ではモニターをチェックしたり、監督や撮影や照明のスタッフと何度も話し合いをしたりして撮影を進めていったそうで、「今思い返してみると、僕自身が表現したというよりも、みんなで一緒に作ったといえると思います」と、スタッフに敬意を払いながら当時を振り返っていた。
続いて、血しぶきを浴びたジュンモの写真が映し出されると、その衝撃的な姿に「日本のみなさんも僕たちが作った作品を楽しんでくださるんだろうか、という心配もたくさんしていました」と、気をもんでいる様子のチャンウクだったが、会場のファンの好反応を受け、ほっとした表情を見せていた。
さらにここでドラマの1シーンを再演してくれることになり、怒りながらまくし立てる難しいシーンがお題として出されると、「(日本語で)全然大丈夫じゃない」とチャンウク。NGを出しつつも、会場の「がんばれ」の声に後押しもあり、本番さながらの迫真の演技を見せていた。

続いてここからは、ガラリと雰囲気の違う『サムダルリへようこそ』について詳しく聞いていくことに。
“ロマンスキング”とも呼ばれるチャンウクだけに、ロマンスコメディ作品でのチャンウクの姿に期待するファンからのプレッシャーはあったかと聞かれると、「そういったプレッシャーはなかったです」とチャンウク。しかしながら、「ヨンピルというキャラクター、そして作品そのものが温かいものになってほしいという思いでこの作品に集中していたので、視聴者のみなさんにこの情緒がうまく伝わるのか、という点でプレッシャーを感じていました」と、別のプレッシャーがあったことを明かした。
ここで、チャンウク演じるヨンピルが、落ち込むサムダルを慰めるために、思わずコミカルなポーズを取ってしまい、逆に落ち込むという、ヨンピルのキャラクターがよく出ているシーンの映像が流され、会場からも笑いが。このキャラクターは自身とどのくらい似ているかを聞かれたチャンウクは、「話し方や、表現の仕方など、僕と似ているところがたくさんあります」と、チャンウク本人に近いキャラクターであることを明かした。そしてそのコミカルなポーズ(両手を拳銃のようにして、サムダルを撃つようなポーズ)を再現して、ファンの心を撃ち抜いていた。
続いて流されたシーンでは、ヨンピルが天気について息つく暇もないほどに熱弁。長尺なシーンにも関わらず、すらすらと早口言葉のようにしゃべるチャンウクを観て、古家からも「こういったシーンは台本のセリフなのか」と質問が飛ぶと、「アドリブも大多数ありました」とチャンウク。「現場に行って、リハーサルの時に俳優に合った導線を追加したり、素晴らしい台本を土台にして、アドリブを付け加えて、肉付けをしていくという楽しい作業になりました」と、現場の裏話まで明かしてくれた。
そして今回もドラマの1シーンを再演することになり、サムダル役の古家を相手に、「無実だとわかってる」と、優しく心強い言葉を伝えるシーンを演じてくれた。
このドラマが自身にとって「大切な思い出で、とても心温まるドラマ」だというチャンウクは、視聴者にとっても「癒しや、人生の応援になったらうれしい」「寒い冬に心が温まるドラマになってほしい」と思いを伝え、コーナーを締めくくった。

2つ目のコーナー“Second Bell チャンウクと私”では、チャンウクがラジオDJ“ウッディ”になり、会場にいるファンから事前に寄せられたエピソードを、ファンと会話もしながら紹介していくことに。
まずは「子供の頃はサンタを待っていました。そしてサンタがいないことを知った年齢になっても僕には奇跡が起きるのだろうかと希望を持って期待する日がクリスマスです。そんな日にみなさんに会いに来ました。メリークリスマス。みなさんのウッディです」とラジオ番組さながらに挨拶。
そして最初のエピソードは、『ヒーラー~最高の恋人~』でチャンウクのファンになり、特に筋肉が好きで、チャンウクのトレーニングをする姿を見て、ダイエットを始めたというファンのエピソード。自身も役柄によって体重を増減させるために日頃から運動をしているというチャンウクは、短期間で体重を減らすことも大切だが、「キープすることが本当に大切」だと話し、「例えば1か月に2キロ減らすなど、計画を立てると1年で24キロ減らすことができますよね。そんなふうに目標を立てて運動を続けると、とても健康な体を保つことができると思います」と的確なアドバイスも伝えてくれた。また、筋肉が好きだというファンのために、筋肉が目立つようなポーズも見せ、「いつも応援しています。(日本語で)がんばれ!」とエールを贈った。
続いては、Instagramでチャンウクにハマり、『THE K2〜キミだけを守りたい〜』のキスシーンを朝まで繰り返し観て、チャンウクを直接観たい気持ちから、韓国までミュージカルを観に行ったというファンのエピソード。この熱い思いを聞いて、「みなさんの応援が大きな力になります」と感謝の気持ちを伝え、『都会の男女の恋愛法』の時の笑顔を見せてほしいというリクエストにも快く応えていた。
最後はチャンウクのおかげで、半世紀近く歳の離れた“心友”ができたというファンのエピソード。お互いにチャンウクが好きで、ドラマの情報交換などもしているという話を聞き、「本当に感動的ですし、胸がいっぱいになってとってもうれしいです。心が温まります」と喜んでいたチャンウクは、今日部活で来られなかったという“心友”にメッセージを、というリクエストも快諾し、ビデオメッセージを贈ってくれた。
コーナーを終え、チャンウクは「ファンからのメッセージを見られて、本当に楽しかったです」と感想を伝えると、多くのファンのみなさんが僕を応援してくださっていると思いますが、僕自身もファンのみなさんのことを応援しているということをいつも知っておいてください」とうれしい言葉も贈り、後半の準備のために一旦ステージを後にした。

(つづく)→次頁

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