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2024年4月19日14時13分 金曜日 【オフィシャルレポ】Mrs. GREEN APPLE、NiziU出演!テレビ朝日開局65周年記念『The Performance』オフィシャルレポート(4月12日・13日)

テレビ朝日が開局65周年を記念したイベント「The Performance(ザ・パフォーマンス)」を4月12日(金)~14日(日)の3日間、Kアリーナ横浜で開催した。
12日・13日はMrs. GREEN APPLE/NiziUの対バン、14日はEVNNE/KEY(SHINee)/THE JET BOY BANGERZ/Da-iCE/TWS/FANTASTICS/THE BOYZ/RIIZE(五十音順)の計8組の日韓の豪華アーティストが出演。
3日間で約6万人を動員した本公演のオフィシャルレポートを掲載する。

<12日(金)・13日(土)>
NiziU
人気ガールズグループと国民的バンドによる異色のツーマンライブ。それぞれのグッズを身につけたファンが集い、場内は独特のムードに包まれている。NiziUのオープニングムービーが流れると、観客は期待感に胸を膨らませ、大きな声でメンバーの名前を叫んだ。
ブラックを基調とした衣装でそろえたNiziUは、昨年行ったツアー「NiziU Live with U 2023 “ココ!夏 Fes.”」ぶりに、ギター、ベース、キーボード、ドラムからなる“NiziUバンド”を連れて登場。まず披露されたのは“縄跳びダンス”でNiziUの存在を世に知らしめた「Make you happy」だ。色とりどりのペンライトが輝く中、軽快なギターの音色に乗せてメンバーが躍動する。続く「Take a picture」では、サビで観客が「1!」「2!」と、声をそろえて歌詞の数字をカウントした。

末っ子のNINAはバンドと共にパフォーマンスする今回のライブが楽しみすぎて、前日寝られなかったといい、「バンドがいるとさらに一段階盛り上がりますし、皆さんももっと楽しめるかなと!最高のパフォーマンスを届けます」と意気込んだ。またNiziUを生んだオーディションプロジェクト「Nizi Project」のオープニングを飾った楽曲「Baby I’m a star」では、9人がステージを縦横無尽に動き、オーディションの頃からぐんと成長した姿を見せる。RIKUは「この曲は実はけっこうしんどくて。でも皆さんが観たいと言うなら頑張れます!」と笑顔で語っていた。

NiziUはデビュー曲から最新曲までバラエティ豊かな楽曲を披露して、デビューから4年目の成熟も感じさせる、豊かな表現力を発揮。マーチングドラムのようなビートに乗せた「I AM」ではMAYUKAが「皆さん盛り上がってますか!」と叫んで観客のボルテージを上げ、MAYUKAとRIMAのクールなラップが際立つ「PRISM」では、時折挑発的な表情を浮かべて大人の魅力を放つ。しなやかな振付が特徴的な「Paradise」では感情をしっかり込めたボーカルで観客の視線を引き込み、「Love & Like」ではミュージカルショーのような華やかなサウンドに乗せて、NINAが圧巻の高音フェイクを響かせて締めくくった。

昨年韓国デビューを飾った楽曲「HEARTRIS」では、後半で大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)がサプライズで登場し、大歓声が起こった。大森は“パズルダンス”を表情豊かにキレよく踊り、NiziUの複雑なフォーメーションチェンジの中にもしっかりと溶け込んでみせる。のちにRIMAは「練習のときから完璧で!フォーメーションも覚えてきてくださったんです」と裏話を明かしていた。

終盤でNiziUは新曲2曲を立て続けに披露。「Memories」ではメンバーが事前にレクチャーしていた通りに、観客がペンライトを左右に振って盛り上がる。また12日公演では、会場からの生中継でテレビ朝日系「MUSIC STATION」へ出演し、中毒性の高いサウンドで話題を呼んでいる「SWEET NONFICTION」をはつらつと届けた。最後にNiziUは「みんなで一緒にジャンプしましょう!」と観客と息を合わせて飛び跳ね、エネルギッシュなステージを締めくくった。

Mrs. GREEN APPLE
Mrs. GREEN APPLEも、2日間で異なるセットリストを披露。12日公演では「ANTENNA」、13日公演では「私は最強」で華やかにオープニングを飾り、冒頭から観客のボルテージを引き上げていく。またミセスの“夏の代表曲”といえる爽やかな「青と夏」では、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)がステージの端まで駆け、客席の奥まで視線を送って盛り上げた。

一転してハードなサウンドの「Loneliness」では、炎が歌声にシンクロして噴き上がる中、大森元貴(Vo/Gt)はハンドマイクで魂を震わせるような歌を響かせる。そして「ナハトムジーク」ではスクリーンに銀河が広がり、大森がソファに腰掛けて、美しく繊細な声の表現で圧倒。さらに「Magic」では花火が打ち上がる映像をバックに祝祭のようなムードを作り出すなど、貫禄を感じさせる演奏と巧みな演出を用いて圧倒的なスケール感のステージを見せ、7月に控えるスタジアムツアー「ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」への期待感も高めた。

そのほかMrs. GREEN APPLEは12日公演では「君を知らない」「ProPose」を披露。さらに同日にリリースされたばかりの新曲「ライラック」を「MUSIC STATION」で生中継という形で初パフォーマンスした。若井滉斗が“ミセス史上最高難度”と語る高速のギターフレーズも光り、場内に爽やかな風を吹かせた。13日公演では「Feeling」「フロリジナル」も披露し、多彩な世界観を提示した。「ダンスホール」では随所で観客と声を重ねて歌い、一緒にジャンプ。大森はNiziUのMIIHIがMCで好きだと語っていた、眉尻を吊り上げる“縦眉毛”も披露して盛り上げる。

また後半ではNiziUがサプライズでステージへ登場し、大森を含む10人で、一糸乱れぬシンクロダンスを繰り広げた。13日公演ではさらに、「点描の唄」でも2組がコラボ。ピアノのイントロが鳴り響くと、まさかの楽曲披露に場内にどよめきが。NiziUからRIKU、MIIHI、NINAの3人が参加し、時折大森とアイコンタクトをしながら切ないラブソングを歌い上げていく。それぞれ抜群の歌唱力で魅了し、美しく重なったハーモニーが観客の感動を誘った。

両日とも、終盤までMCを挟まず一気に駆け抜けたMrs. GREEN APPLE。大森は「点描の唄」のリハーサルを振り返り「(NiziUの3人は)すごく緊張されていて。曲を大事にしてくれていて、めちゃくちゃうれしかったです」と思いを語り、さらにバンドの活動休止中に「Nizi Project」をメンバーと鑑賞して勇気をもらっていたと明かす。続けて大森が「NiziUの皆さんはリハからバチバチで。本当に素晴らしい人たちですよね」と称賛すると、袖で見守っていたNiziUの9人の姿がLEDビジョンに映し出され、その瞳には涙が。そして大森は「不安なこともたくさんあると思うけど、やり過ごすのって大事かなって。乗り越える必要はないと思います」と会場に居るすべての人へメッセージを贈り、昨
年「第65回日本レコード大賞」の大賞に輝いた「ケセラセラ」を、それぞれの人生を祝福するように温かく響かせた。

フィナーレではMrs. GREEN APPLEとNiziUがステージに集い、記念写真を撮影。RIOは「最高の思い出になりました。JAM’S(*Mrs. GREEN APPLEファン)の皆さんもWithU(*NiziUファン)の皆さんもすごく楽しんでいて、この平和な時間がずっとずっと続いてほしいなと思いました」と感動の涙を流し、大森も名残惜しそうに「続けます?最初からやる?」とおどけて和ませる。それぞれのファンが混ざり合っているとは思えないほど、一体感に満ちていた2日間。最後に2組は礼をし、刺激と感動に満ちたイベントに幕を下ろした。

文◎岸野恵加

テレビ朝日開局65周年記念「The Performance」
開催日時:2024年4月12日(金)・13日(土)・14日(日)
開催場所:Kアリーナ横浜
開場/開演:
 4月12日(金):開場 17:30 開演 19:00
 4月13日(土):開場 14:00 開演 15:30
 4月14日(日):開場 15:30 開演 17:00
出演者:
 4月12日(金)・13 日(土):Mrs. GREEN APPLE/NiziU
 4月14日(日):EVNNE/KEY(SHINee)/THE JET BOY BANGERZ/Da-iCE/TWS/FANTASTICS/THE BOYZ/RIIZE(五十音順)
主催:テレビ朝日/テレビ朝日ミュージック
制作:テレビ朝日ミュージック
運営:ぴあ
協力:BREAK OUT/musicるTV
問い合わせ:0570-017-230(ライブインフォメーション 平日12:00~15:00)
オフィシャルHP:https://theperformance.jp/
オフィシャルSNS X(旧Twitter):https://twitter.com/performance__pr

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