2017年1月から3か月に渡り行ってきた、韓国出身の4人組ボーカルグループTRITOPS*（トゥリトップス）のリーダーヒョンムンと、メインボーカルイルグンのユニットライブが3月29日（水）の渋谷CLUB QUATTRO公演でラストを迎えた。

1月30日（月）duo Music Exchange、2月23日（木）club asia、3月20日（月・祝）shibuya WOMB、3月22日（水）BIGCAT、そして3月29日（水）渋谷CLUB QUATTROまで、今年入隊のユジュンと、怪我の治療中のウゴンが不在の中グループ初のユニットライブを全力で行ってきた2人。

3月29日（水）は3月22日（水）の大阪に続き、レトロファッションをドレスコードにした『Retro tape』の公演を行った。
会場となった渋谷CLUB QUATTROには、TRITOPS*のファッショニスタ、イルグンがharu*hana Twitterで5週にわたり紹介したおすすめレトロファッションを参考にしたファンはもちろん、思い思いのレトロファッショに身を包んだファンで、開演前から普段のライブより一体感があるように見えた。

オープニングはイルグンとヒョンムンが韓国でデジタルシングルとして発表したアップテンポな『Strom』ユーロディスコver。
続いて、今までも様々なアレンジで聞かせてきた『禁断症状』（日本語&ディスコver)、TRITOPS*のファンク曲で手振りで一緒に盛り上がる『funky music』まで一気に披露。スタンディングの会場でリズムに合わせて踊るファンの姿を見たヒョンムンとイルグンのテンションも、一気にMAXに。

MCではこの3か月を振り返り少し寂しい気持ちもあるが、4月から復帰するウゴンの帰りが楽しみだと素直な気持ちを話した2人。
その後は、オリコンデイリー1位を獲得した『Paradise』、今回のライブタイトル『Retro tape』にまさにぴったりのABBAが1976年にリリースした世界的大ヒット曲『Dancing Queen』、TRITOPS*のレトロな雰囲気の楽曲『bang bang bang』で会場はダンスフロア状態に。

その後ヒョンムンが、古い曲ではないが懐かしい気持ちになる名曲と紹介し歌ったのは清水翔太の『君が暮らす街』。歌唱前に自身の学生時代の恋の思い出を語るヒョンムンだが、あまりに話が長く途中で次のソロ準備中のイルグンが登場し「もう話が長い～！早く歌って！」と急かす場面も。
イルグンは高音が光るBruno Marsの『Locked Out Of Heaven』を披露。セクシーなWAVEダンスで会場を沸かせた。

その後TRITOPS*の楽曲の大きな魅力の1つ聞かせるバラード『all 4 one』、ヒョンムンがアコースティックギターで参加した『あなたのために』『会いたい』を2人でありながら、物足りなさを感じさせない圧巻のボーカル力で聞かせる。

続くMCでは、1987年に発表されたLos Lobos『La Bamba』、1956年にElvis Presleyが発表した『Hound Dog』をダンス講座も行いながら楽曲解説。

本編ラストは雰囲気を変え壮大なロックバラード『Here I am』。アンコールではファンと一緒に踊れる定番曲『My Princess』、静かに愛を伝える名曲『Love Letter』を披露し全16曲でライブが終了。ドレスコードを設けファンと一体になったファッションも相まって、まさに良質でレトロな雰囲気の中音楽を楽しめるライブとなった。

思いがけず2人でのスタートとなったTRITOPS*の2017年だが、4月からはウゴンが復帰し3人体制に。3か月に渡ったライブを通してヒョンムンとイルグンが見せたのは、新生TRITOPS*への期待のつぼみ。TRITOPS*の花が咲く春を見守ってほしい。なお、TRITOPS*の世界に一気に引き込むというコンセプトのもと『Black Hole』と題したライブ開催も決定。合わせてぜひチェックを。