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2024年2月21日03時46分 水曜日 【レポ】ATEEZ『2024 ATEEZ WORLD TOUR [TOWARDS THE LIGHT : WILL TO POWER] IN JAPAN』~メンバーたちの演技力にも大注目の斬新な公演にファンも「ARRIBA!」、「みなさんは存在しているだけで、光り輝く人たち」「ATINYが輝きを失わないように、僕らはいつもそばにいます」(1/3)

ATEEZの今年最初の日本公演『2024 ATEEZ WORLD TOUR [TOWARDS THE LIGHT : WILL TO POWER] IN JAPAN』が、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて2月3日(土)・4日(日)の2日間で開催された。
この公演は、ワールドツアーの日本公演で、1月27日(土)・28日(日)にツアー初日となるソウル公演が行われたばかり。日本では、ATEEZ史上初となるさいたまスーパーアリーナを会場とし、チケットは即日完売となった。
昨年12月に韓国でリリースされた2ndフルアルバム『THE WORLD EP.FIN : WILL』では、アメリカの『Billboard 200』で自己最高の1位を獲得、イギリスの『オフィシャルアルバムチャート』ではK-POP第4世代で初めて2位にランクインするなど、グローバルでの人気も高いATEEZとあって、会場は国際色豊かなATINY(エイティニー:ATEEZのファン)たちであふれ返っていた。

この2月4日(日)公演の模様をお届けします!

【レポ】ATEEZ『2024 ATEEZ WORLD TOUR [TOWARDS THE LIGHT : WILL TO POWER] IN JAPAN at さいたまスーパーアリーナ(2月4日)(1/3)

会場に入ると、メインステージには頂上に球体の付いた、どこか不気味にそびえたつタワーが。
そして暗転後、スクリーンに『BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)』のMVが流されると、ATINYたちはLIGHTINY(ライティニー:ATEEZのペンライト)を振りながら掛け声を始め、準備は万端といった様子。するとタワーの色が変化し、神秘的な音楽とともに、映画のプロローグのような英語のナレーションがスタート。スクリーンには文字も映し出され、“THE LIGHT is your unique identity(光はあなた自身のアイデンティティです)”など、今回の公演のタイトル[TOWARDS THE LIGHT : WILL TO POWER]に込められたメッセージが伝えられると、“Show your ‘Will to Power’(あなたの意思を見せてください)”の言葉で、センターステージから総勢10名のダンサーが出現。メインステージに移動してパフォーマンスすると、今度はタワーの奥からATEEZの8人が現れ、炎が上がる中、精悍な表情を見せる。
そしてHONGJOONGの「みんな叫べ!Get up!」の声で『Crazy Form(미친 폼)』へ。初っぱなから、ATEEZの真骨頂ともいえる激しく振り切ったダンスと力強いボーカル・ラップで会場を一気に熱くすると、センターステージに向かう花道へ。柔らかな表情も見せながらHONGJOONGが「ATINY、会いたかったです。今回の公演タイトル“TOWARDS THE LIGHT”のように、今日みんなで光に向かって走りましょう!みなさんは存在しているだけで、光り輝く人たちです。そのことを忘れずに、今日ここでのこの時間だけはどんな暗闇も僕らを邪魔することはできません。みなさんのありのままの輝きを見せてください」と伝えると、MINGIの「みんな叫べ!」の声で2曲目の『Say My Name』がスタート。激しさの中にもしなやかさのあるブレないパフォーマンスで、そのまま『WIN』へ。途中メインステージへと戻り、これぞATEEZという疾走感のある力強いパフォーマンスで、曲を締めくくった。

メンバーたちがタワーの奥へと消えていったかと思うと、センターステージに頭を抱え不安そうな表情を見せるHONGJOONGの姿が。何かに追われるように、タワーへと向かっていき、マントに身を包んだ、心を失ったような人たちのもとにたどり着くと、その人たちは雷に打たれたように倒れ込んでしまい、迫りくる何かにおびえたHONGJOONGは後ずさりし、タワーの中へ。そして真っ暗になったタワーに、再び明かりがともると、タワーの球体が眼球となり、客席のATINYに監視の目を光らせ始める。タワーは何かを見つけたように警告音を発し、メインステージには、その監視の目から逃げまどうようなYUNHOの姿が。しかし逃げ切れずに、YUNHOも敵に連れ去られてしまい、軍服を着た敵たち(ダンサー)の怪しげなパフォーマンスに続き、囚われの身となっているマント姿のSANが登場。マントを脱がされ、敵にあらがうように踊り狂うと、マントを身にまとったメンバーたちが登場する中、タワーの中心に張られた鎖につながれてしまう。その鎖をほどき、HONGJOONGが呪文を唱えるように“ATZ”の文字を指で描くと、『This World』の妖艶なステージがスタート。そしてメドレーで『Wake Up(최면)』へと続き、赤いゴムロープと黒革のスカーフ、白いテーブルを使ったパフォーマンス。メンバーたちは、張り巡らされた赤いローブの間を抜けたり、黒革のスカーフをくわえたり、白いテーブルの上に乗ったり、色気たっぷりなステージに会場に歓喜の渦が巻き起こっていた。
一瞬の静寂の後、赤い光を放つタワーの1段高くなった部分にエレキギターを持ったHONGJOONGが登場。感性的にギターを弾き鳴らし、そのまま『Guerrilla (Flag Ver.)』を歌い始めると、メンバーもステージに現れ、全てを打ち砕くような力強いパフォーマンス。圧倒的な群舞も見せ、会場からは割れんばかりの歓声が起こっていた。

ここでHONGJOONGが「2024『ATEEZ WORLD TOUR [TOWARDS THE LIGHT : WILL TO POWER]』日本の公演に来てくださったみなさん、歓迎します」と歓迎の言葉を伝えると、そのまま自己紹介へ。
HONGJOONG「ATINYこんばんは。ATEEZのキャプテン、HONGJOONGで~す」
SEONGHWA「久しぶりだよ~ATINY!ATEEZのSEONGHWAです。日本のATINY、本当に会いたかったです」
YEOSANG「こんばんば、ATINY。僕はATEEZのYEOSANGです。今日のためにたくさん準備したので、期待してください(と言って投げキッス)」
SAN「みなさん、久しぶり~!僕はATEEZの山、SANです。2階もよく見えますか?3階も?4階も~?!5階も~?!みんな全部よく見えますか?!!今日もよろしくお願いします」
MINGI「俺んとこ、来ないか?みんなの愛、MINGIで~す」
WOOYOUNG「みんな、今日も久しぶりだなぁ。今日も来てくれて、本当にありがとうございます。ATEEZのWOOYOUNGで~す」
JONGHO「こんばんば、ATINY。僕はJONGHOです。今日、僕のコンディションは、とってもいいです。はあはあはあはあああああ(と喉を確かめて)とってもいいです。一緒に盛り上がりましょう」
YUNHO「こんばんは、ATEEZのYUNHOで~す。今日は一緒に楽しみましょう!」
と、ひとりずつ挨拶すると、「日本のATINYのみなさん、待っていてくれましたよね。とても会いたかったです。ATEEZがついに、さいたまスーパーアリーナで、みなさんに会いに来ました~!」とSEONGHWA。JONGHOも「ここでコンサートをできると聞いた時、僕たちもとってもドキドキしました」と喜びを伝えると、WOOYOUNGも「何よりももっと、今日が特別なのは、今年初めて日本のATINYと直接会えたということです」とうれしい言葉も贈り、「WOWOW」と言いながらピースのように立てた3本の指を“W”に見立て、顔の横に持っていくWOOYOUNGオリジナルのWOWOWポーズを披露。YUNHOは、上層階のATINYにも声を掛け、「僕たちはATINYみんなの表情まで、よく見えてますよ」と、手で双眼鏡を作って、かわいく首をかしげる。そしてHONGJOONGが、WOWOWで生中継を観ているATINYに声を掛けると、全員でWOWOWポーズ。
さらに全員で「ATINY、あけましておめでとうございま~す!」と新年の挨拶もし、SEONGHWAは「あけおめ」とも。
HONGJOONGは「今年ももっと成長した姿をお見せしますね」と期待を高めると、「今日のコンサートも、さらに成長した姿をお見せできる機会だと思います。タイトルの意味が深いですよね」と言って、「僕ら全員が自分だけの光を持っていて、その光に向かって進んでいこうという意思を込めたタイトル」だと、YUNHOが説明。このタイトルを聞いた時、「タイトルがすごく心に響きました」というSEONGHWAは、「誰でも周りの目を気にして、何かを諦めたり、自分を隠していた経験ってあると思うんです。でも僕はメンバーとATINYのおかげで、僕自身の輝きを見つけて、舞台に立てています。なので、今回のタイトルがさらに意味があると思っています」と明かし、SANも「ATINYも共感する話だと思いますが、つらい瞬間が訪れても、心配しないでください。僕たちはATINYがどれだけ輝く人たちかを知っています。自分を信じて、もっと進んでいけばいいんです。わかりましたか?僕らがもっと力になります!」という激励の言葉とともに、ガッツポーズをし、さらにハートと投げキッスが合体したポーズも贈ってくれた。
そんなATINYの力になるために、オープニングから最新アルバムのタイトル曲『Crazy Form(미친 폼)』を披露してくれたそうで、MINGIが「僕らみんな、自分だけのFormを持っているじゃないですか」と、そのステージに込められた思いを伝えると、そんなステージを観て熱い歓声を上げてくれたATINYに対して「さすが、日本のATINYだ!」と、キメ顔で感心するWOOYOUNG。
YEOSANGは、「ATEEZのCrazy Formをしっかりとお見せするために、たくさんのものを準備してきました」と期待を高めると、「既存の曲をバンドサウンドに編曲したり、公演の所々にストーリーを込めたパフォーマンスもたくさん準備しました。ATINYのために」とYUNHO。SEONGHWAも、バンドサウンドでのパフォーマンスは、「新しい魅力がありますね。僕らがロックスターになったような情熱が湧き上がってきました」と、ロックスターのようなメロイック・サインを見せながら話すと、話題は先ほどのHONGJOONGのギターパフォーマンスに。HONGJOONGは「僕じゃないです。ホンちゃんでした」と照れながら、「音楽的に新しい挑戦をして、ATINYのみなさんを驚かせようとしたのですが、大丈夫でしたか?」と、恐る恐るATINYの反応をうかがっていたが、WOOYOUNGからは「本当に一生懸命練習したので、手を触ると硬くなっていた」という証言も。
また、先ほどのSANのパフォーマンスについて、MINGIが「筋肉痛は大丈夫ですか?」と尋ねると、SANは「8対1で闘ったら、いろいろな場所が痛みますね。軍人さんたちが本当にパワフルでしたから」と言いつつも、オープニングできれいに輝いていたタワーが、「突然ATINYを監視する監視タワーになってにらみつけているので、我慢できませんでした。対抗してみたのですが、無理だったみたいです」と、ATINYのために闘ってくれたことを明かした。
逃げまどっていたYUNHOのパフォーマンスについては、SEONGHWAが「(走るスピードが)速すぎて見えませんでした。本当に追われているような表情を、僕も息を止めて見ていました」とほめると、YUNHOは「恥ずかしくて、難しかったですけど、ATINYが応援してくれて、モニタリングもたくさんして、(演技に)入ることができました」と、裏話も明かしてくれた。

ここでHONGJOONGが「タワーが光を取り戻すまで、みんなで力を合わせないといけないですよね」、YEOSANGが「まだ僕らには時間がたくさんあるので、ATINYと力を合わせましょう」、YUNHOが「難しくないですよ。ただ自分自身の姿で楽しめばいいんです」と次のステージを匂わせると、MINGIの「ではいきましょうか!Let’s go」の言葉で次のステージへ。
MINGIひとりがステージに現れ、カリスマあふれる激しいラップで客席をあおると、メインステージにイスに腰掛けた7人がせり上がり、『Cyberpunk (Japanese Ver.)』へ。8人のしなやかな動きが際立つパフォーマンスで、会場の熱量が一気に上がると、『Deja Vu』へ。色気たっぷりな表情で花道を進むと、センターステージへ。魅惑的な腰の動きにATINYも酔いしれていた。

(つづく)→次頁

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