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2024年3月13日18時01分 水曜日 【レポ&セットリスト】パク・ウンビン日本初ファンコンサート『2024 PARK EUNBIN FAN CONCERT 〈EUNBIN NOTE : DIVA〉 in JAPAN』~「一緒に過ごすことのできる幸せなこの瞬間を、美しい思い出としてこれからもずっとずっと覚えていて」(2/2)

【レポ&セットリスト】パク・ウンビン『2024 PARK EUNBIN FAN CONCERT 〈EUNBIN NOTE : DIVA〉 in JAPAN』 at NHKホール(2/2)

ここからはガラリと雰囲気を変え、ダンスタイムへ。ウンビンがBINGOのために準備したという今年1月にリリースされたアルバム『Present』の収録曲『Into The Light』を韓国から来てくれたダンスチームと共に日本初披露。続けて『無人島のディーバ』OSTの中から『The Witches』〈原曲:ULUV〉でも、ドラマのシーンよりもパワーアップしたダンスを見せ、途中ハートを飛ばしたり、表情管理もバッチリで、アイドル顔負けのパフォーマンスを披露し、ステージを後にした。

『無人島のディーバ』の映像を挟み、ステージの2階部分からウンビンが登場すると、『Present』の収録曲『NOW』がスタート。きらびやかで上品なドレスをまとったウンビンはまるで歌の女神のように輝き、澄んだ歌声とともにBINGOのペンライトも一体となって左右に揺れていた。
『無人島のディーバ』のラストシーンは『Fly Away』で締めくくられていたが、『Fly Away』と最後まで競い合っていた楽曲が『NOW』なのだそう。ウンビンも『NOW』を気に入っていたので、使わないのは「あまりにももったいない」と言っていたところ、音楽監督と作曲家さんがこの曲をウンビンにプレゼントしてくれて、アルバムに収録されることになったという素敵なエピソードも披露すると、「『無人島のディーバ』に出演して、運が良かった」とも。女優としてたくさんの歌を歌って、アルバムも出して、コンサートもできて、「本当に満足しています」と噛みしめるように語り、劇中と同じように声援を贈ってくれるBINGOに感謝の気持ちを伝えた。

続いて『無人島のディーバ』OSTの中で唯一の別れの曲だという『Someday Someway(지금 우리 멀어진다 해도)』へ。先ほどアンケートでも紹介した、家族みんなでウンビンファンだという82歳のBINGOが、昨年5月のファンミーティングに奥さんと一緒に来てくれたことを覚えていたウンビンは、その奥さんが亡くなったことをファンレターで知り、「できればみなさんとこれからもずっとずっとお会いしたいですが、ひとり先に旅立たれてしまったのは仕方ありません。今日はその方のことを考えながら、ご家族のことを考えながら、感謝する気持ちを込めて歌いたいと思います」と前置きし、全てのBINGOにも「こうして一緒に過ごすことのできる幸せなこの瞬間を、美しい思い出としてこれからもずっとずっと覚えていてください」と伝え『Someday Someway』がスタート。時折声を詰まらせながら、優しく語り掛けるように歌ってくれた。

ステージの2階部分から降りても、まだ感極まっている様子のウンビンだったが、BINGOの拍手で気持ちを切り替え、しばしトークタイム。
ここ最近、個性的なキャラクターが続いて混乱している人もいるのではないかと心配したウンビンは、「(キャラクターではなく)パク・ウンビンを好きになってくれれば大丈夫です」と、BINGOにアピールしていたが、ウンビン自身は『無人島のディーバ』のキャラクターを通して、「一日一日の大切さ」を学んだのだそう。無人島ではいろいろなものがたやすく手に入らないが、今回自信のなかった歌を上手くできるように努力したことは、「無人島にいるような感覚」だったそうで、「簡単なことはなかったです。でも幸せでした。難しかった分、得られたものも大きかったです」と振り返るウンビン。
最初に台本を読んだ時は、都市に暮らしている人の心にも、どこかしら無人島のようなひとりの空間があるのではないかと思ったというウンビンは、「人間には誰しも寂しい瞬間がありますよね。それにも関わらず、ほんの少しの日の光、クーラーボックスに救われていたモクハに気づきました」と、新たな気づきがあったことを伝え、自分の名前で一生残る音楽を残せたことを喜び、「今後歌を歌うたびに、一生、去年のことを思い浮かべると思います。みなさんも私の音楽を聴きながら、一生私のことを覚えておいてください」と締めくくった。

そして最後のステージへ。「モクハをスーパースターにしてくれた曲」と紹介し、ドラマのラストと同じ『Fly Away』へ。感極まっている様子も見せながら、最後はステージを左右に移動し、しっかりと手を振り、手を胸に当てるようにしてお辞儀をすると、大歓声の中、ステージを後にした。

そのまま拍手は鳴りやまず、熱気がさらに高まると、アンコールに応えてウンビンが登場。先ほどまでのエレガントな衣装から、カジュアルなニット帽にパーカー、パンツのスタイルへ。モクハの無人島での唯一の友達がカモメのメギ(韓国語のカモメ=갈매기:カルメギから/日本語訳での名前は“モメ”)だったことから、肩にカモメのぬいぐるみまで乗せ、かわいさ全開。ペンライトも持って、『Voyage(항해)』〈原曲:WINTER(aespa)〉を楽しい雰囲気で披露した。
『Voyage』の出来栄えに納得がいかない様子のウンビンだったが、「私のメギで~す!」と、日本のファンに会うために青いリボンでおめかしした肩のカモメを紹介してご機嫌に。

ここで記念撮影を呼び掛けたウンビンだったが、スクリーンではファンからのサプライズビデオがスタート。恒例となりつつあるサプライズだが、やはり今回もBINGOの心のこもったメッセージの数々と、“은빈이와 함께라면 어디든 Fly Away!(ウンビンと一緒ならどこへでもFly Away)”のスローガンに、涙をこらえることができないウンビンだった。

今度は本当に記念撮影をすると、最後の挨拶へ。
『EUNBIN NOTE : DIVA』は今日がグランドフィナーレということで、また別の作品で日本に来てくれることを約束し、「BINGO、キュンです♥」「これからも、ずっとずっと一緒に幸せ~!」と日本語でBINGOにメッセージを贈ると、スタッフにも感謝の言葉を伝え、最後の曲『Do-re-mi-fa(도레미파)』へ。歌う直前に「セルカを撮ってなかった。ここ、紅白歌合戦をする場所じゃないですか」と言って、慌ててセルカを撮ると、気を取り直して『Do-re-mi-fa』がスタート。『Present』のタイトル曲でもあるこの曲。事前にファンクラブで応援方法を伝えていたものの、負担に思わず、思い思いに楽しんでほしいというウンビンの予想をはるかに超える大きな掛け声が上がり、びっくりした表情も。最高に上機嫌な笑顔でグランドフィナーレを飾り、「日本のみなさんしか勝た~ん!」「元気に過ごしてください」「これからもずっとずっと幸せ」と日本語で声を掛けながら、スクリーンが下がる最後まで、身をかがめて客席をのぞき込んで別れを惜しんだ。

『無人島のディーバ』とクロスオーバーする今回のファンコンサートだったが、ドラマを観ていなくても、コンサートとして単純に楽しめる公演となっていた。もちろん、ドラマを観た人にとっては、何倍も感慨深い公演だっただろうが、それほどまでにウンビンの歌とダンスが素晴らしかった。ウンビンらしいウィットに富んだ温かいトークも心に響き、ウンビンの才能の豊かさを感じさせる公演だった。
個性的なキャラクターが続いているウンビンだけに、次なる作品、キャラクターにも期待が高まる。

(完)←前頁

【セットリスト】
1.Dream Us
2.Someday
3.Night and Day(그날 밤)
4.Open Your Eyes
5.Until The End
6.Here I am
7.Mint
8.Into The Light
9.The Witche/原曲:ULUV
10.NOW
11.Someday Someway(지금 우리 멀어진다 해도)
12.Fly Away
《ENCORE》
13.Voyage(항해)/原曲:WINTER(aespa)
14.Do-re-mi-fa(도레미파)
□パク・ウンビン ジャパンオフィシャルサイト:https://park-eunbin.jp/
□パク・ウンビン 日本公式X:https://twitter.com/Park_Eunbin_JP

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