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2012年6月6日21時49分 水曜日 【独占インタビュー】韓国映画『短い記憶』のミン・ヨングン監督&主演女優ユ・ダインの独占インタビュー!

6月5日(火)ヒューマントラストシネマ渋谷にて韓国映画『短い記憶』のミン・ヨングン監督と主演女優のユ・ダインさんの舞台挨拶&試写会が実施され行ってきました!
とっても、いい映画でした!
ミン・ヨングン監督は、ドキュメンタリーなどを多く撮られていたことから、社会問題を提議しながら、とても繊細で感性的な映画でした。監督の小さなこだわりが、色々な所に感じられて、そこに深い意味が入っていたりして、秀作です。
女優のユ・ダインさんもとても感情表現の上手な女優さんで、この映画で認められ、次々とお仕事が入ってきたそうです。
日本では、大作といわれる映画が韓国からやって来て、目にすることが多いと思いますが、インディーズ映画の優れた作品の映画も、ぜひ観ていただきたいと思います。

舞台挨拶では、釜山映画祭以外で海外の人に公式の場で挨拶されるのは初めてと言っていた監督。監督もユ・ダインさんも映画を通じて、日本に来るとは思わなかったのでビックリしたと語っていました。
おふたりとも、とても初々しいイメージで、このピュアな感じが、作品にも表れているなぁと感じました。
写真撮影中、お互い向き合ってみてという、リクエストだけで、照れていました(笑)。
ユ・ダインさんは、とてもかわいらしかったです。

そして、独占インタビューをさせてもらいました。
監督、ユ・ダインさんとも、お話させてもらって、とても素敵な人でした。

【独占インタビュー】韓国映画『短い記憶』ミン・ヨングン監督&主演女優ユ・ダイン

―日本で公開される気持ちは?
ミン・ヨングン監督日本で公開されると聞いた記者の友達から、日本の方たちの情緒のようなものがこの作品に合うのではないかと聞いていたので、公開された時、日本の方たちの反応が気になっていました。試写会の時なども日本の方たちは、シャイで恥ずかしがり屋で反応しないんですけど、そういうところが逆に私の作った映画と似ているのではと思いました。なぜかというと、強いというわけでなく、だからといってすごく表現を押さえるわけでもなく、その曖昧な部分が似ていて、とても合うのではと思いました。
ユ・ダイン公開されると聞いて、不思議な気分でした。『短い記憶』は、私にとって、とてもいい映画でした。この映画に出演してから、ずっと作品が切れずに出演しているということもあり、私にとっては驚くというか、不思議な感じがありますが、とてもうれしいです。

―ユ・ダインさんをキャスティングした理由は?
ミン・ヨングン監督投資家が決まる前から、キャスティングはしていたのですが、その頃ユ・ダインさんと知り合い、へファ役という自分の持つイメージとすごく似ている気がしたのと、最初に会った時にピッタリだと思ったのと、抑えたような感じの表現があるところ。ふたつ目は、映画の中でクローズアップするシーンが多いので、彼女がアップのシーンのイメージとピッタリ合っている点がポイントでした。

―クローズアップの表情など素晴らしかったが、苦労した点は?
ユ・ダイン非常に苦労した部分がたくさんあり、ストレスが溜まりましたし、感情表情などの部分で大変でしたけど、今振り返ると、あの時演じて撮っている期間がとても幸せな時でした。

―犬は最後のシーンで出てくる一匹だけが訓練されたプロだと聞きましたが、普通の犬とのやりとりは大変だったのでは?
ユ・ダイン子犬を呼ぶところがあるんですが、口笛を吹いたり、こっちにおいでおいでと言ったり、あっちの方でもスタッフの方が大騒ぎということもありました。
ミン・ヨングン監督ユ・ダインさんは、犬を飼っているので、口笛を吹いて呼ぶと犬が来たので、みんなで「お~」っと言ってたんです。
ユ・ダイン犬がどうしたら、こっちに感心を持ってくれるかが、だいたいわかります。

―お互い、意外な部分があると思ったことは?
ユ・ダイン最初の印象と映画を撮ったときの印象は、変わらないです。最初の印象がとても良かったので、この監督と絶対いい映画を撮りたいと思ったので、撮ってからも変わらずに同じ印象です。
ミン・ヨングン監督最初に会った時と撮った時と変わらないと思ったんですけど、最初はお互い慣れていないのでシャイじゃないですか。その感じがおとなしいへファと似ているなぁと思ったのですが、その後撮影終わって色々知ってみると、天然というか、違う面も色々あって、顔を色んな角度から見るのと同じで、こういう面もあるんだということも感じ、女優さんには、それが長所だと思います。

―日本では韓流が流行っていて、K-POPやドラマもたくさん来ていますが、韓国で好きな俳優、または使ってみたい俳優は?
ミン・ヨングン監督たくさんいるけれど、パク・へイルやイム・スジョン、ペ・ドゥナと一緒に撮ってみたいです。韓流スターの話では、チャン・グンソクさんは、大学の後輩でもあり、彼のイメージは、色々あると思うんですよ。声が魅力的だったり、色んな面があると思うのですが、彼が持つ既存ではない違うイメージを作り出せるんじゃないかと思います。
あと、蒼井優!(満面な笑顔で)
(記者が「韓国の俳優さんお好きな方多いですねぇ」と言うと)
ミン・ヨングン監督私が、その代表です(笑)!
ユ・ダインパク・へイルさん、蒼井優さんも大好きです。

―日本の映画で好きな作品は?
ミン・ヨングン監督ユ・ダインさんは、是枝裕和監督『奇跡』、韓国では、監督の特別展をやっているんですよ。僕も是枝監督とイ・サンイル監督『悪人』。西原理恵子の『毎日かあさん』『ぼくんち』とか、『パーマネント野バラ』は映画になっていて、好きです。

―韓国映画で好きな作品は?(自作以外で)
ミン・ヨングン監督ホ・ジノ監督やイ・チャンドン監督の作品。イ・チャンドン監督の『詩』。
ユ・ダインユン・ソンヒョン監督「パスクン」(番人)。

―韓国ドラマの好きなもの、またはおすすめは?
ミン・ヨングン監督あまりドラマを観ないのですが、ちょっと前にユ・ダインさんが出演した『普通の恋愛』、10年前の作品ですが、イ・ナヨンとヤン・ドングンの『勝手にしやがれ』。
ユ・ダイン同じで、イ・ナヨンさんが出演した『アイルランド』。

―今後どんな映画を作っていきたいか?今後の予定は?
ミン・ヨングン監督いま準備しているのが、ミステリー。『短い記憶』が繊細な映画なので、キャラクターが個性的な映画。
ユ・ダインまだ私の演技が足りない部分があるので、色んなジャンルにチャレンジしたいです。

監督、ユ・ダインさんありがとうございました。ユ・ダインさんは、とても透明感のあるかわいらしい女優で、ミン・ヨングン監督は、優しい笑顔の素敵な監督でした。作品にも、そんなピュアで優しい感じが感じられました。

【追記】(2012年6月12日)
『短い記憶」』のDVDが2013年6月4日にリリースされました。レンタル開始です!ぜひ、この機会に韓国インディーズ映画を観てみては~。

プレゼント→こちら

『短い記憶』
<あらすじ>
17歳の高校生ヘファとハンスはお互いに恋をし、つき合っていたが、ヘファが妊娠をしてしまうとハンスは忽然と姿を消してしまった。妊娠をしてしまった未成年のヘファ。ハンスとの幸せな人生を夢見た彼女だったが、一人取り残されてしまった。
5年ほど過ぎたある日、ヘファの前に突然現れたハンスは、死んだとばかりに思っていた自分達の子供が生きているという知らせを伝える。ハンスの言葉が信じられないヘファ。しかし、子供が養子にもらわれたという事実を知り、彼女の心はどうすることもできないほど揺れ動くのだが・・・

<キャスト>
●ヘファ役…ユ・ダイン
連続ドラマ「乾パン先生とこんぺいとう(2005)」でデビュー。
その後脇役時代を経て、映画『Her…あいつの彼女(2007)』『Mandate(2008)』、ドラマ「青春賛歌(2009)」、映画『天国の子供たち(2012)』、ドラマ「美味しい人生(2012)」「普通の恋愛(2012)」、映画『死体が帰ってきた(2012)』などで主演。本作『短い記憶』の演技が絶賛され、韓国映画評論家協会賞新人女優賞、ソウルインディペンデント映画祭独立スター賞、アジア映画祭主演女優賞などを受賞。
●ハンス役…ユ・ヨンソク
映画『オールドボーイ』でユ・ジテの子役としてデビュー。ドラマ「深夜病院(2011)」「ランニン、グー(2010)」「ドリーム(2009)」「総合病院2(2008)」「美味しい人生(2012)」、映画『18、19(2011)』『建築学概論(2012)』などに出演。

<監督・脚本>
●ミン・ヨングン
漢陽大学演劇映画学科卒業。1996年短編映画『週末』で釜山国際映画祭ワイドアングル部門の招待作品となる。その後数編の短編映画、2002~2005年はKBSドキュメンタリー部での「現場ルポ第3地帯」ディレクターを経て、2006年短編映画『泥棒少年』で注目される。
ホ・ジノ、イ・ユンギ、キム・ジョングァン…そしてミン・ヨングン。“感性の監督”系統を受け継ぐ。
デビュー作『八月のクリスマス』(1998)で余命数か月を告げられた男の純粋で美しい愛を繊細な視線で描き愛されたホ・ジノ監督は『春の日は過ぎ行く』(2001)、『四月の雪』(2005)、『ハピネス』(2007)、『きみに微笑む雨』(2009)まで完成度の高い映画を発表し続け感性の監督の地位を確立。そのほかにもイ・ユンギ監督、キム・ジョングァン監督などホ・ジノ監督に代表される韓国映画界の感性派監督の流れを受け継ぐ新人監督の登場と評された。

<受賞>
第31回韓国映画評論家協会賞新人女優賞(2011年韓国)
第15回釜山国際映画祭「韓国映画の今日-ビジョン」部門監督賞(2010年韓国)
第36回ソウルインディペンデント映画祭最優秀作品賞、コダック賞、独立スター賞3冠(2010年韓国)
第13回アジア映画祭審査員賞、主演女優賞(2012年フランス)

<制作支援>
ソウル映像委員会、釜山国際映画祭、映画振興委員会2010下半期多様性映画公開支援作品

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