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2019年8月19日18時59分 月曜日 【レポ】キム・ナムギル約1年ぶりのファンミーティング『KIM NAM GIL ROAD SHOW 2019 熱血夏季 -Summer Fever-』~ピアノ演奏から『熱血司祭』で披露した女装の裏話まで!「冬にスカートを履いて歩いている人は尊敬したい」(1/2)

キム・ナムギルの約1年ぶりとなる日本でのファンミーティング『KIM NAM GIL ROAD SHOW 2019 熱血夏季 -Summer Fever-』が7月24日(水)千葉・森のホール21 大ホール、26日(月)大阪・Zepp Nambaにて開催された。

この千葉公演の模様をお届けします!

【レポ】『KIM NAM GIL ROAD SHOW 2019 熱血夏季 -Summer Fever-』 at 森のホール21 大ホール(1/2)

オープニングの映像が始まると早くも手拍子で盛り上がる会場。
大きな拍手の中登場したナムギルは、グランドピアノの前に座るとスポットライトを浴び、美しいメロディーを奏で始める。
ドラマでは激しいアクションもこなすナムギル。ピアノ演奏はまた新鮮で、ファンもその姿に酔いしれていると、演奏を終えたナムギルは少し照れくさそうにおじきをし、「アンニョンハセヨ」と挨拶。会場も元気に「アンニョンハセヨ」と返すと、「キム・ナムギルです。お久しぶりです」と言ってファンとの再会を喜ぶナムギルだったが、実は本日の会場が都心からはちょっと離れた所にあるため、「みなさん来てくださるのかな、と心配していた」のだそう。ところが会場を3階まで埋め尽くしてくれたファンを見て安心した様子のナムギルは、饒舌に話し始め、ひとしきりトークを繰り広げると、ここでMCの古家正亨が登場。

先ほどのオープニングのピアノ演奏は8年ぶりに韓国で行ったファンミーティングでも披露したそうで、その時にはかなり緊張していたそうだが、今回はさほど緊張しなかったよう。
今回のイベントについては「作品が終わってから、すぐにできる限り早くみなさんにお会いしたいと思っていましたので、イベントというよりもみなさんにお会いすることに意味があると思います」と話し、ファンとの再会を待ち望んでいたことを明かしたナムギル。
客席の一番前に8歳のお子さんがいることに気がつくと「お母さんに連れられて来たんでしょ?すみません」と謙遜していたが、幅広い世代に人気があることを証明した。

ここからは本格的なトークへ。
今年4月まで放送されていたドラマ『熱血司祭』の撮影が終わってからは、「視聴率がすごく良かったので、周りの先輩方も(ドラマを)観て下さいましたので、先輩方にご挨拶するのに忙しかったです」と忙しく過ごしていた様子。
さらに、韓国では8年ぶりにファンミーティングを行い「ドラマが成功したので、みんなが観に行くよ、と言ってくれたので…」と、その準備にも力を入れていたため、忙しかったのだそう。
「(『熱血司祭』は)地上波で視聴率が常に20%以上をキープする大ヒットですからね」と古家に言われると、「22%です。2%はすごく大事なことですよ」と言って笑いを誘う場面も。

夏の計画について聞かれると、「ドラマが終わってからは休暇を取って、旅行に行こうと思っていたんですが、ファンミーティングの準備のために旅行に行けませんでした」という多忙なナムギル。ファンミーティング後は、バラエティ番組の撮影でシベリア鉄道に乗るそうで、「仕事と旅行を兼ねて、仲の良いみなさんと一緒に行くつもりです」と話した。

ここで最初のコーナー“FEVER, ACTION”へ。
日本でもKNTVで8月から初放送されているドラマ『熱血司祭』について掘り下げていくコーナーで、まずはナムギルが演じたキャラクター“キム・ヘイル”について、「テロ要員(国家情報院対テロ特殊チーム要員)だった神父というのがすごく新鮮で、その神父が人を殴ったり、怒りに溢れていて、怒りを調節できない障害を持っているということで、キャラクターとしてすごく惹かれるものがありました」と話すと、ナムギルが選んだという名場面を観てみることに。

最初の名場面は、ナムギル演じるヘイルが車に乗りながらデヨンと話しているシーンで、まだ台本を覚えていない時だったので、台本を確認しながら、何度も切りながら撮影したため、演技をすることだけに集中できたシーンなのだそう。
撮影中は気がつかなかったが、「聖者にも過去があり、罪人にも未来がある」というセリフもすごく良く、「このドラマが語ろうとしている内容を表しているセリフではないか」と振り返るナムギル。
「人は変わらない」という話も出てくるが、「人は努力して、意志があれば、いくらでも変われると思っています」と自身の見解を伝えた。
また、このシーンの撮影前には、実際に神父に会いに行ったそうで、「僕は色々とたくさんの罪もあるんですよ」というナムギルに神父は「この世界には2種類の人がいる。自分を罪人だと言う聖者がいて、自分は聖者だという罪人もいる」という言葉をかけてくれ、ナムギルは涙を流してしまった、というエピソードも明かしてくれた。

ナムギルが選んだもうひとつの名場面は、ナムギル曰く「本当に許したくない人を許すシーン」。この撮影をしながら「許すということも難しいし、許されるということも本当に難しいこと」と思ったそうで、このようなシチュエーションだったら「僕だったら撃っていたと思います」と言って笑いを誘った。

そしてここからはコミカルなシーンのハイライト映像が準備されており、ナムギルが泥酔するシーン、ナムギルの女装シーンなどで会場を楽しませた。
古家曰く「ドラマ『ミスター・サンシャイン』のパロディ」もあったり、泥酔しているシーンでは、お酒はあまり得意ではないというナムギルが、自分の周りの酔っぱらいを参考にして演じたというアドリブもあったりと、まさに“THE 酔っぱらい”という演技を披露。
また、会場が沸いた美しい女装のシーンは、作家の“ホームレス”という提案を断り、自ら“女装”を提案したそう。
「ストッキングを履いたら冬でも寒くない」という思い込みは間違いだったと実感し、「冬にスカートを履いて歩いている人は尊敬したい」という考えに変わったという面白いエピソードを明かした。

続いては、アクションシーンのハイライト映像。
ナムギル自身も「神父じゃなくてヤクザですね」と言うほどの激しいアクションだったが、ほとんどスタントは使わなかったのだそう。
その理由を「アクションも演技をしているつもりでできたらいいなと思ったので、できる限り自分でやりました」と話していたナムギルだったが、本当の理由は仲の良いアクション監督の「(ナムギルは)できそうにないからスタントを使うよ」という言葉だったそう。
その言葉によってナムギルの負けず嫌いの心が刺激され、「僕はできる!!」と言ってしまい、やることになったと明かした。
その負けず嫌いの心がピアノにも影響したそうで、難しい曲を演奏することになり、練習で1カ月苦労することになったという裏話も教えてくれた。

最後にこのドラマをこれから観る人に向け、「このドラマでいちばん重要なのは僕です。他には何も必要ないです。僕だけをしっかり観ていただければいいです」と笑いを誘いながら、熱くアピールした(笑)。

(つづく)→次頁

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